母の日にカーネーションを贈るのはなぜ?

みなさんは大切な人にプレゼントをあげた経験はありますか?

 

プレゼントと聞くと、誕生日やクリスマスといった日をイメージする方が多いのではないでしょうか。

しかし、誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントではなくても、日ごろの感謝を家族や友人、恋人に伝える際にお菓子やジュースなどを渡すこともプレゼントですね。 

ここでは、「お母さんに日ごろの感謝を伝える日=母の日」について話していきます。 

 

母の日の歴史 

起源  

母の日はアメリカが発祥とされています。

1907年、フィラデルフィア(アメリカ)の教会でアンナ・シャービスという女性が亡き母への追悼をするため、白いカーネーションを配ったのが始まりとされています。 

それでは、日本での母の日の起源はいつなのでしょうか。

日本で初めて母の日のイベントが行われたのは明治末期頃です

アメリカから、キリスト教を由来とした行事として日本に入ってきました。

1915年(大正4年)には、教会でお祝いの行事が催されるようになり、そのこともあり少しつ民間に広まっていったとされています。 

 

 

きっかけ

日本人の間で母の日が広く有名になったきっかけは1937年(昭和12年)のことです。

1937年5月、日本のお菓子メーカーが20万人ものお母さんを東京の遊園地に招待し、「母の日大会」というものを開催しました。

「ありがとうお母さん」を題し、親子が遊園地で楽しい時間を過ごしました。

このイベントがメディアに大きく取り上げられ、日本でも母の日が広く知れ渡りました。 

 

現在の「母の日」

1937年のイベントを機に、日本でも広く知れ渡った母の日ですが、現在の母の日(5月の第2日曜日)となったのは第2次世界大戦後のことです。

第2次世界大戦が終結し、アメリカの文化が日本に流入してきたことで、アメリカにならい5月の第2日曜日が「母の日」となり、日本全国に普及しました。 

 

母の日はいつ? 

母の日は5月の第2日曜日です。 

「〇〇の日」と聞くと、祝日を思い浮かべますが、母の日は違います。

 

祝日の話を出したので、少し祝日に関して話をしたいと思います。

祝日には元旦(1月1日)のように○月○日と日付が決まっているものもあれば、成人の日(1月の第2月曜日)のように○月の第○○曜日と日付がその年ごとに異なるものがあります。

11月29日(いい肉の日)のように語呂合わせで言われている日など、祝日以外にも様々な「〇〇の日」を調べてみるのも面白いですね。 

 

話が逸れてしまいましたが、5月の第2日曜日の母の日はその年ごとに日付が異なります。

今年2021年を含めた5年間の母の日をここでは、載せておきます。 

 

2021年 5月9日 

2022年 5月8日 

2023年 5月14日 

2024年 5月12日 

2025年 5月11日 

 

 

なぜカーネーションを送るのか 

カーネーションを送る由来 

母の日の起源として、アンナ・シャービスが白いカーネーションを配ったという話をしましたね。

このことは母の起源であると同時に白いカーネーションが母の日のシンボルとなりました。

今ではカーネーション=赤色というイメージもあると思いますが、始まりは白いカーネーションだったです。 

 

カーネーションの花言葉 

赤いカーネーションが多くなったのは、花言葉が理由でしょう。 

花言葉「母の愛・愛を信じる・熱烈な愛」 

情熱や前向きなイメージを感じる赤色は、母の日にピッタリということで、定番になりました。 

 

花の色 

赤色のカーネーションが定番にはなっていますが、現在では様々な色のカーネーションがプレゼントとして贈られています。

それでは、どのような色のカーネーションを贈るのがいいのでしょうか。

色と花言葉について見ていきましょう。 

 

ピンク 

花言葉「感謝・上品・温かい心」 

女性らしい色のピンクは好きな人も多いのではないでしょうか。

 

 

オレンジ 

花言葉「純粋な愛・熱愛」 

愛する人に贈るには最適ですね。恋人へのプレゼントにいいかもしれませんね。

 

 

花言葉「気品・誇り」 

高貴(エレガント)なイメージがあるので、可愛らしい色よりも落ち着いた色を好む人には良いですね。 

 

以上が、母の日に贈りたいカーネーションの色です。

あれ、白色は?

そもそも、どうして白色から赤色に変わったの?

と思われた方はいませんか。 

白色ではなく赤色が定番になった理由は色のイメージと花言葉です。

良いイメージの色もあれば、母の日に贈るのは避けたい色もあります。 

 

 

花言葉「尊敬・無垢で深い愛」 

母の日の起源とされている「亡き母をしのぶ」想いが花言葉にもあるため、母の日に白い花をプレゼントするのは避けた方がよいとされています。 

 

 

「軽蔑・嫉妬」 

色がきれいで見た目が好きな人も多いと思いますが、花言葉がネガティブなので、避けた方がよいでしょうね。 

 

 

カーネーション以外もアリ?

カーネーション以外の母の日の花 

アジサイ(紫陽花) 

 

 

小さな花びらが集まって咲き、花束のような華やかさがあるアジサイの全体的な花言葉は「家族団らん」です。

まさに母の日にピッタリな花言葉ですね。

青色には「辛抱強い愛情」ピンクには「元気な女性」という意味があり、お母さんに合った色をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。 

 

ガーベラ 

 

どの色でもネガティブな花言葉がないガーベラは母の日に贈るのにおすすめです。 

全体の花言葉は「希望・前進」と前向きなイメージです。 

赤色=熱愛・情熱 

白色=希望・純潔 

ピンク=感謝 

 

バラ 

 

 

 お花といえば何をイメージしますか。

お花のプレゼントの定番として、バラがありますね。

バラの花言葉は色だけではなく、本数によっても異なります。

しかし、基本的に愛を伝える花言葉であることには変わりません。 

バラ=恋愛の印象、というイメージで恋人に贈るものと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、お母さんに贈ることもあります

ただし、本数によって意味が異なるので、ここでは本数について見ていきましょう。 

 

5本=あなたに出会えてよかった 

お母さんの子どもに生まれてよかったという意味にとれますね。 

 

8本=あなたの思いやり、励ましに感謝します 

日ごろのお母さんの思いやりや優しさに感謝する意味ですね。日ごろの感謝を伝えるということでは1番ピッタリで渡しやすいかもしれません。 

 

まとめ

 

 

母の日にカーネーションを贈るのはなぜなのかについて話してきましたが、大切なのは気持ちです。気持ちのこもったものが一番のプレゼントです。

それが言葉でも何か物でも。

感謝の気持ちの伝え方として、カーネーションを贈るということも1つです。

あなたなりの伝え方を探してみて下さい。 

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