中学校部活の選び方とは?勉強と両立するためのポイント

こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/
本日は【中学校部活の選び方とは?勉強と両立するためのポイント 】についてお話します。

 

小学校から中学校に進学した際に、まずは始めに悩むことは「どの部活に入るのか」ということです。

中学生になるとほとんどの学生が部活に所属するようになります。

 

しかし、中学校に入学したばかりの皆さんには、分からないことがたくさんあると思います。

今回は「中学の部活動の種類」「部活動のメリット」「部活動と勉強の両立方法」などについてお話ししていきます。

入部届

 

中学校の部活動とは

 

そもそも、中学校の部活動にはどのようなものがあるのでしょうか?

まずは、部活動の種類から見てみましょう。

 

部活動の種類

 

中学校の部活動は、主に2つの種類に分かれています。

・運動部

運動部は、スポーツを行うことが中心の部活で、毎年決まった時期に行われる大会で結果を出すことを目標にして、日々練習に取り組みます。

学校や種目によりますが、文化部に比べると部活にかける時間が長く、厳しいものが多いという特徴があります。

身体を動かすのが好きな人や、思い切り部活を頑張りたいという人には、運動部がおすすめです。

日本中学校体育大会(中体連)を目指して練習している部活動が多いのも特徴の一つです。

<運動部の例>

サッカー部、野球部、ソフトテニス部、バスケットボール部、バレーボール部、水泳部、卓球部、柔道部、陸上競技部、剣道部 など

サッカー部

 

・文化部

文化部は、吹奏楽部や美術部などの芸術系や、囲碁・将棋部などの卓上競技を行う部活動が挙げられます。

活動の内容は各部活によって異なりますが、芸術系であればコンクールや展示会などに向けて作品を創作することが中心で、卓上競技部であれば大会を目指して練習することが多いです。

また、近年ではITの普及が進み、パソコン部など、プログラミングを学ぶ部活もあります。

自分のペースで趣味を楽しみたい人や、好きなことを部活でしたいという人には、文化部がおすすめです。

もちろん、文化系の部活の中にも、まるで運動部のように体力づくりなどを行う部活もあります。

<文化部の例>

吹奏楽部、美術部、囲碁部、将棋部、パソコン部、家庭科部、技術部、茶道部、演劇部、書道部、手芸部、生物部 など

吹奏楽部

 

部活動の活動時間

 

実際に部活に入った際には、どれほどの練習時間があるのでしょうか。

もちろん学校や部活の種類によって活動時間は異なりますが、大体の目安を紹介していきます。

・平日の練習について

運動部の練習については、朝練と夕練をすることが多いです。

朝練は、朝の授業が始まる前に、1時間程度行います。

つまり朝7時ごろに学校に登校して、1時間練習し、授業を受けるという流れになります。

授業が終わった後は、夕練を行います。

夕練は2時間ほどで、16時~18時が目安になっています。

しかし学校によっては最終の下校時間が決まっており、18時、19時には全員帰宅しなければならないため、その時間ぎりぎりまで部活動を行うと決まっていることもあります。

文化部の場合は、朝の活動は無く、放課後2時間の活動のみであることが多いです。

 

・土日の練習について

土日の活動時間については地域によって全く異なっていますが、熱心な部活では、お弁当を持参して朝から夕方まで練習を行う部活もあります。

基本的には、土曜日か日曜日のどちらかを練習日に設定し、どちらかを休息日にすることが多いです。

活動が少ない場合は、土日両日ともに休みということもあります。

 

・長期休み中の部活動

夏休み期間など長期休み中の部活動は、一般的には運動部ならほぼ毎日、練習時間は3~4時間の場合が多く、普段の学校時間のように朝8時から16時頃まで練習を行う場合もあります。

特に夏休み中は、試合や大会、コンクールが行われることが多いので、毎日活動する部活が多くなります。

卓球台

 

 

部活動に所属するメリットとは?

 

中学校では、ほとんどの学生が部活に所属するという話をしました。

しかし、実際に部活動に入るか入らないかはあなた次第です。

部活動をすることで、どんなメリットがあるのでしょうか?

次に、部活に入ることのメリットや、運動部・文化部のそれぞれのメリットを見ていきましょう。

 

部活に入ることのメリット

1.心を鍛えることができる

『心を鍛える』というと大それたことのように感じますが、目標に向かって一生懸命に取り組むということは、これから先もずっと役立つ『心のトレーニング』になると言えます。

野球部や吹奏楽部など、どんな部活においても真面目に取り組んでいると「もっと上手になりたい」という向上心が芽生えます。

それから、「より上手になるためにはどんな練習をすれば良いのか」を考え始めます。

自分の問題にどのように立ち向かっていくのか、ということを考える力を身につけることができます。

このように、向上心や考える力はこの先に待っている受験だけではなく、社会人になった際にも必要な能力と言えるでしょう。

『心を鍛える』という意味でも、部活に入ってみる価値があるのではないでしょうか。

 

2.深い友情を築くことができる

仲間同士で『同じ目標に向かって協力し合い、努力をし続ける』ということは、学校生活の授業の中だけでは、なかなか味わえない経験です。

同じ辛さや経験を共にした仲間との絆を得るということは、これから先の人生においても貴重な経験であり、重要な出来事と言えます。

大人になっても良い関係を続けることができるような、最高の仲間と出会えるかもしれません。

 

 

体育会系の部活動を選ぶメリット

 

最大のメリットは『集中力と忍耐力の強化』です。

部活動に所属するメリットでもお話ししたことと似ていますが、特に運動部では辛い練習をすることが多いので、忍耐力を鍛えることができます。

自分が好きなスポーツの部活に入部しても、体力づくりのための走りこみやボール拾いなど、直接競技と関係がないと思えるような練習もしなくてはなりません。

忍耐力や集中力は、辛い走り込みや筋トレを必死に行い、自分の限界を超える経験をすることによって鍛えられていきます。

 

 

文化系の部活動に入るメリット

 

文化部のメリットは『自分のペースで趣味を続けることができる』、ということです。

勉強や習い事もしっかり行いながら趣味も続けたいという人には、比較的活動回数の少ない文化部を選ぶことをお勧めします。

もちろん文化部の中にも運動部のようにがっつり練習や活動を行う部活もあるので、しっかり活動時間を知ってから入部するようにしましょう。

 

 

人気のある部活動

 

ここでは、中学校の部活動の中でも、特に人気のあるものをいくつか紹介します。

 

・野球部

プロ野球やメジャーリーグなどの人気でも分かるように、日本人にとって身近なスポーツの一つであると言えます。

野球部には、基本的に「硬式野球部」と「軟式野球部」の2種類があります。

高校野球やプロを意識している場合は、硬式野球部に入る学生が多いようですが、中学校で硬式野球部がある学校は限られており、すべての中学校に硬式野球部があるわけではありません。

また、中学の部活動として出場できる全国中学校体育連盟の大会は、すべて軟式野球です。

しかし、中学で軟式野球をしていたら、硬式野球部に入れないこともありませんので安心してください。

部活は毎週土日のどちらかに練習試合をする学校が多いようです。

野球部

 

・サッカー部

日本サッカー協会(JFA)の手引きに沿って、練習が行われている学校が多いようです。

サッカー部に関しても全国中学校体育大会を目指して練習を行います。

1週間のスケジュールとしては、平日は朝練・夕練を行い、土日どちらかには練習試合を行って、毎週の試合に軸をおいて練習を進めます。

 

・ソフトテニス部

ソフトテニスにはダブルスとシングルスがあり、対戦方法としては個人戦と団体戦があります。

試合は、7ゲームマッチ(4ゲーム先取)か9ゲームマッチ(5ゲーム先取)で行われるのが一般的です。

1ゲームは、4ポイントを先取です。

得点の取り方は、簡単で分かりやすくなっています。

ソフトテニス部も、基本的には全国中学校体育大会を目標に練習を積んでいきます。

 

・バスケットボール部

日本では、1908年に東京YMCAで初めてバスケットボールが紹介されたことをきっかけに広まった代表的な部活動の一つです。

2000年ごろには、競技人口が600万人に達しており、2005年には日本初のプロリーグが発足されています。

男子、女子及び中学生用、小学生用でボールの大きさが異なっていることも特徴です。

バスケットボール部も、全国中学校体育大会を目指す競技の一つとなります。

 

・吹奏楽部

文化部の中でも比較的に活動回数が多く、朝練・夕練があり、体力作りをしっかりと行うこともある文化部のなかの体育会系のような部活であると言えます。

基本的には吹奏楽コンクールを目指して練習を行い、他にも文化祭や定期演奏会などの発表の機会があります。

楽器の購入などお金がかかるのでは…と心配に思うかもしれませんが、基本的に楽器本体は学校から貸し出され、楽譜ファイルや譜面台、楽器の手入れセットなどは自分のものを購入するといった形を取っていることが多いです。

 

・美術部

基本的な活動時間は放課後の2時間ほどで、文化祭や展覧会を目指して作品を制作しています。

放課後も、個人制作や絵を描くことが活動内容であることが多いです。

絵を描くのが好きな人や工作が好きな人は自分のペースで活動しつつ、コンクールも目指すことができるので、美術部がおススメです。

美術部

 

 

こんな部活もある!意外な部活動

・競技かるた部

数年前に「ちはやふる」と呼ばれる競技かるたを題材にした映画が流行しましたが、実際に競技かるた部がある中学校も増えてきています。

小倉百人一首を使って札を抜き取る競技です。

相手より早く札を取るために正確に札の場所を記憶し、1試合約1時間半という長い時間の集中力が試されます。

記憶力と俊敏さの両方が求められ、礼儀作法やマナーにも厳しい競技となっています。

また、百人一首をすべて覚える必要があるため、自然と古典に親しめるという利点もあります。

百人一首

 

・ボランティア部

ボランティア部は、あまり耳にしたことがない人が多いのではないでしょうか。

部活動の中で地域のゴミ拾いや清掃活動、お祭りなどのイベントに積極的に参加し、お手伝いをしていく部活動です。

基本的に活動エリアは、学校がある地区に絞られていることが多いですが、中には町全体のお手伝いに借り出されるような活動をしている学校もあるようです。

 

 

 

部活動と勉強の両立について

 

ここまで、中学校の部活動についてお話してきましたが、誰もが部活動と勉強を両立できるのかという心配があると思います。

ここでは、部活動と勉強の両立についてお話します。

 

部活・勉強で生活にメリハリをつける

ここまで紹介してきたように部活動に入部すると、ほぼ毎日のように練習や活動があり、時間的な制約がどうしてもできてしまいます。

文武両道ということは、本当に難しいことです。

部活動に熱中しすぎるあまり、勉強がおろそかになってはいけませんし、部活動を中途半端に行うこともいいことではありません。

 

そのため、普段から短時間で集中して宿題や勉強を行う必要があります。

自分ですきまの時間を作り出し、効率的に勉強していくことが重要なのです。

そのために、「部活動の時間」「勉強の時間」「自分のための時間」としっかりとメリハリをつけていくことが最も重要です。

 

一緒の目標に向かって頑張る友達の存在

自分一人だけで【部活も勉強も頑張る】ということは、本当に難しいことだと思います。

しかし、部活動に入部するメリットでも紹介したように、苦楽を共にするかけがえのない友達が、同じ環境で勉強をしています。

部活動で築いた友情や信頼関係が、受験の時、頑張らないといけない時に心の支えになってくれるかもしれません。

 

友達

 

 

まとめ

 

中学校の部活動の仕組みから、部活と勉強を両立するためのヒントまで、お話しました。

中学生になって部活に入部するかどうか、また、どんな部活に入部するかは、もちろんあなた次第です。

部活に入部することによってかけがえのないものを得ることができるかもしれない、ということは頭の片隅に入れておいてほしいと思います。

是非、部活選びの際には参考にしてみてくださいね!

 

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