いろいろな形容詞の用法 

こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/
 
文章中で欠かせない文の要素といえば、動詞、名詞、そして「形容詞」です。 

形容詞には、使用する上での気を付けるべきルール、文法がたくさんあります。 

今回は形容詞を使いこなせるようにそれらのルールについて解説していきたいと思います。 

 

 

形容詞の用法 アルファベット

 

形容詞の種類と用法 

叙述用法 

言葉は難しいのですが、要は「物事の様子、ありさまを述べること」です。 

つまり何かしらの「もの・こと」を説明する「補語」になります。 

日本語で説明すると、少し難しく感じるかもしれないので実際の例文をみていきましょう。 

 

A box on the table is big. 

テーブルの上の箱は大きい。 

 

この文ではテーブルの上の箱の様子を説明しています。  

限定用法 

限定用法では、たくさんのものから絞り込むために使います。 

例えば、いろいろな種類の花が咲いているとき、その中の1つを説明したいとき「a red flower」つまり「赤い花」と限定することができます。 

この時用いる形容詞の用法を限定用法と言います。 

・a green bag(緑のカバン) 

・a small cat(小さい猫) 

基本的な形は「形容詞+名詞」になります。 

 

次の場合も考えてみましょう。 

 

I want something cold to drink. 

私は何か冷たい飲み物を飲みたい。 

 

この場合は形容詞「cold」が「something」の後に付いているので「名詞+形容詞」の順番になっています。 

この順番で出てくる名詞は「…thing」です。 

something

everything 

・anything 

などが挙げられます。 

 

この場合も「何か」という漠然とした名詞を形容詞で限定しています。  

叙述用法と限定用法で注意すべき形容詞 

ここまで叙述用法と限定用法について解説してきましたが、注意しなければならないポイントとして「どっちかでしか使えない形容詞」の存在があります! 

それぞれ解説していきます。 

 

①叙述用法でしか使えない形容詞 

補語として使わなければならない形容詞になります。 

文章をたくさん読んでいくうちにレパートリーを増やしていきましょう。 

asleep (眠って) 

awake (目が覚めて) 

alone (たった1人で) 

ashamed (恥じて) 

afraid (恐れて) 

alive (生きて)など 

 

②限定用法でしか使えない形容詞 

逆に補語になれない形容詞です。 

・強調を表す形容詞 : mere / only / very / just 

・「主な」と限定する形容詞 : main / prime 

・語尾が – erの形容詞 : elder / former / upper / inner 

・語尾が – enの形容詞 : wooden / broken / fallen / drunken 

・語尾が – lyの形容詞 : daily / weekly / monthly 

・その他 : favorite / precious / medical / financial 

 

③叙述用法と限定用法で意味が変わる形容詞 

この形容詞が一番紛らわしいけどポイントになってきます。 

代表的なものを紹介していきます。 

present 

限定用法:現在の、当面の 

叙述用法:出席して、居合わせて 

certain 

限定用法:ある~、ある一定の 

叙述用法:確信して 

right 

限定用法:右の 

叙述用法:正しい 

late 

限定用法:最近の、近頃 

叙述用法:遅い、遅刻した 

 

これらの表現を含む文章に出会ったら、その都度どちらの用法なのか吟味しましょう。 

 

数量形容詞 

形容詞の中で気を付けなければならない用法として、数量を表す形容詞が挙げられます。  

muchとmanyの用法 

これらの意味は理解していますか? 

大まかなイメージとしては「たくさんの、多くの」といった意味を表します。 

これらの大きな違いは「数えられるか」「数えられないか」です。 

可算名詞に対しては「many」不可算名詞に対しては「much」を用います。 

 

He drinks much milk every morning. 

彼は毎朝たくさんの牛乳を飲みます。 

 

There are many apples on the table. 

たくさんのリンゴがテーブルの上にあります。 

 

不可算名詞である「milk」に対しては「much」を用い、可算名詞である「apple」に対しては「many」を用います。 

 

fewとlittleの用法 

今度は「少しの、ほとんど~ない」といった表現を使い分ける際の注意点について説明していきます。

 

①「ほとんど~ない」という意味で用いる場合 

可算名詞に対しては「few」不可算名詞に対しては「little」を用います。 

 

Few people can play the piano. 

ほとんどピアノを弾くことはできません。 

 

He drank little water that day. 

彼はその日ほとんど水を飲まなかった。 

 

②「少しある」という意味で用いる場合 

可算名詞に対しては「a few」不可算名詞に対しては「a little」を用います。 

 

There are a few oranges in the bag. 

バックの中に少しオレンジがあります。 

 

I‘m a little tired. 

少し疲れました。 

 

その他の表現 

その他にも数量を表す表現があるので少し紹介していきます。 

・several:いくつかの 

・plenty of:たくさんの 

・a great number of:たくさんの 

・a lot of :たくさんの 

この他にもたくさんの表現があるので調べてみましょう。 

 


 

形容詞と不定詞・that節 

人を主語にしたto不定詞・that節 

形容詞の後にto不定詞、that節をつなげることで「そうなった理由」を表すことができます。 

I am glad to see you. 

あなたに会えてうれしいです。 

She was delighted that you were well. 

あなたが元気なので彼女は嬉しそうでした。 

 

このように感情の理由を表しています。 

よく使う感情を表す形容詞をここで紹介しておきます。 

・happy : 幸せな、嬉しい 

・glad : 喜んで、嬉しい 

・delighted : 大いに喜んで 

・pleased : 喜んで、満足して 

・interested : 興味をもった 

・interesting : 面白い 

・wonderful : 素晴らしい 

・amazing : すごい 

・impressed : 感動して 

・surprised : 驚いた 

・relieved : 安心した 

・excited : ワクワクした 

・exciting : 胸を躍らせる 

・nervous : 緊張した 

・confused : 混乱した 

・lonely : 寂しい、心細い 

・sad : 悲しい 

・angry : 怒っている 

・bored : 退屈した 

・boring : つまらない 

・annoying : うっとうしい 

・terrible : とても不快な 

・depressed : 落ち込んだ 

 

喜怒哀楽といった感情はよく使う表現なのでしっかり身に着けておきましょう。 

 

まとめ

今回は形容詞について解説してきましたが、何となく理解できましたか? 

形容詞は文をより分かりやすくするうえで重要になってきます。 

その一方で使用上の注意点も多いです。 

文章を読んだり、書いたりしながら徐々に身に着けていきましょう。 

 

 

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