記憶力アップしたい! 暗記パンが無くても
こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)
暗記は勉強において絶対に欠かせない勉強方法でしょう。暗記を必要としない教科などありえません。しかし、この暗記がとにかく大変、というのがみなさん共通の感想でしょう。
某人気マンガの「暗記パン」なんかがあれば何の苦労もなく覚えられるのですが、残念ながらそんな夢のようなアイテムはありません。
ということで、今回は記憶力についていろいろとみていきたいと思います。
記憶力アップの方法
記憶力アップの習慣
勉強は生活の一部です。つまり、普段の生活と無関係ではありません。
そこで、記憶力を上げるための毎日の生活習慣を身につけていきましょう。
ストレスをためない!
ストレスが記憶力の低下の原因になってしまうことがあります。
イライラしたり悩んだりしてしまうと、頭の中がモヤモヤしてしまいます。
そんなときは、何がつらいのか、原因は何なのかを文字に起こしてみて、頭の中を整理してみると良いでしょう。
他にも休日は趣味に打ち込んだり、運動をしたり、映画を見たりして、意識を他のことに移すことも良いでしょう。
学校や家庭など、様々な面でストレスを感じることもあると思います。
また、ストレスの自覚症状がないこともあるため、あまり自分自身を責めるようなネガティブな考え方もやめましょう!
睡眠時間をしっかりとる!
心身を常に良い状態にし、頭もスッキリした状態で暗記にのぞむことも大事です。
みなさん夜ふかしはできるだけやめましょう!
夜ふかしが頻繁に行われることで体内時計がずれてしまい、寝つきがわるくなります。
寝床に入ってから携帯電話などに熱中すると目が覚めてしまい、光の刺激が入ることで覚醒が助長されます。
中高生のみなさんは8時間以上の睡眠が健康に必要だと言われていますので、しっかりとした睡眠時間を確保しましょう。
栄養のある食事を摂る!
記憶力に関係する栄養素には、糖質・ビタミンB1・ビタミンB12・DHA・カルシウムなどがあるようです。
ストレス解消もさることながら、身体をベストの状態にしておくことが記憶力アップにもつながります。
栄養については後ほどみてみましょう。
記憶力を鍛える方法
人は忘れる生き物だと言われています。
なので、いったん覚えたことを忘れてしまうのは当然のことなのです。
エビングハウスの忘却曲線というのがあります。
- 20分後には42%忘れる
- 1時間後には56%忘れる
- 2日後には72%忘れる
- 31日後には79%忘れる
では、このように忘れてしまわないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
忘れる前に何度も覚えなおす!
当然のことではありますが、これに尽きるでしょう。
しかし、そうは言ってもなかなか覚えられないのが人間です。
根気よく続けることが大事ですので、いくつかの工夫が必要になってくるでしょう。
声に出して言う!
古文や漢文、英語などの暗記方法として、昔から「音読」があります。
小学校でも国語の時間に先生から音読箇所を読むように言われたことがあるのではないでしょうか。
あまり意味が無いように感じる方もいるかもしれませんが、実はとても大切な勉強方法なのです。
なぜ音読が大切かというと、記憶に残りやすいからです。
黙読であれば、「見る」という行為だけで情報を記憶に残さないといけませんが、音読は目から入る情報の「見る」と、自分の声で耳から入る情報の「聞く」という行為からも記憶に残すことができます。
さらに口を動かすことで、「話す」という行為からも情報が残るため口の動きとも連動して記憶に残ります。
読むことで「見る」「聞く」「話す」を同時に行うのです。
これらを合わせて繰り返すことにより、記憶力を効率よく身につけていきましょう!
記憶力アップになる?食べ物
次に、記憶力アップにつながる食べ物をみてみましょう。
さきほども書きましたが、栄養を充分に摂り身体をベストな状態にして記憶にのぞむということも大切です。
糖質
脳を働かせるために大切な栄養素です。
反対に、糖質を過剰摂取すると、脳が正常な機能を損なう可能性があるので、過度な糖質摂取は控えましょう。
例、ごはん、パン、麺類
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質を燃やしてエネルギーに変えるときに必要なビタミンです。
これらが欠乏すると記憶力の低下につながるといわれています。
たくさん食べて栄養を摂りましょう!
例、豚肉、大豆、カリフラワー、ほうれん草、ごはん、赤身肉
ビタミンB12
不足すると記憶障害が起こる可能性があります。
しっかり摂取しましょう!
例、レバー、魚類、貝類(しじみ、あさり等)、のり
DHA(ドコサヘキサエン酸)
これも不足すると記憶力・学習能力が低下するおそれがあります。
記憶力や言語能力などの認知機能に好影響をもたらすといわれています。
例、サバ、マグロ、サンマ、ブリ、うなぎ
カルシウム
神経伝達に関わる物質で、不足すると認知障害を引き起こす可能性があります。
例、牛乳、チーズ、水菜、モロヘイヤ、イワシ丸干し、生揚げ、小松菜
フラバノール
認知機能の改善に繋がる可能性があります。
例、ココア、チョコレート
これ以外にも、手軽に食べられるバナナも糖質とビタミンB1の両方を含むため、効率よく脳を働かせて記憶力を高めてくれるようです。
歴史の年号を覚えよう!
記憶に関することをいくつか確認したところで、次は歴史の年号についてみていきましょう。
入試でも歴史の年代を古い順に並べなさい等の問題がよくみられるため、単に丸暗記で終わらせずに時代の流れをつかむことがまず大切です。
年号を覚えるというより“順番”を覚えるイメージでしょうか。
以下、各時代に分けて特に重要だと思われる事項を選び取って語呂合わせもつけてあげてみました。
これだけは是非覚えましょう!
飛鳥時代
奈良時代
平安時代
鎌倉時代
室町時代
安土桃山時代
江戸時代
明治時代
大正時代
昭和時代
まとめ
以上、いくつか記憶に関する内容をみてきましたが、記憶の仕方はすでにみなさんは知っているはずです。
赤ちゃんのときには、何もわからないし話すこともできません。
しかし、他の人の話していることを「見る」・「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」という行為で記憶し、重要度の高いものから何度も使うことによって忘れない情報へと身についているのです。
「覚える」というよりも「忘れないようにするにはどうしたらよいか」ということをみなさんなりに工夫して、最終的には自分にあった方法で記憶力を高めてみてください。