こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)

今回は、英語で躓きやすい、完了形について解説していきます。

 

完了形とは?

ある事柄が、その文中の「基準となる時点:時制」で完了していることを表現するものです。

 

この「基準となる時点:時制」という考え方は日本語ではかなり曖昧で、実際意識せずに使っているため、英語を学習する際のネックの一つだったりします。

英語をはじめとするヨーロッパ系の言語は、時制に関してかなり明確に文法的な表現で区別するようになっており、そのなかでも完了形は現代日本語ではほとんど表現されない考え方なので、ネック中のネックともいえるでしょう。

 

完了形を簡単にいうと、最初に述べた通り、基準となる時点より過去に起こった事柄が基準時点で「完了している」ということです。

図にすると

 

 

 

現在完了形なら

 

 

 

過去完了形なら

 

 

となります。

 

現在完了形

have + 過去分詞

現在完了の基本形ですね。

基準となる時点は「現在」です。

ですから、「過去で起こったこと」が現在で完了する。

つまりつながっているということを表現しています。

ただし、「完了」とはいいますが、「過去からつながっている」が重要で、現在で必ずしも終わるわけではありません。

そして過去からつながっている現在ということで、

・経験

・完了・結果

・継続

の3つの用法に分類されます。

経験

I have visited London three times.

(私はロンドンを3回訪れたことがあります。)

 

We have met him before.

(私たちは以前彼に会ったことがあります。)

 

「~したことがあります。」が「~しました」と違うのは、日本語では「経験」と表現していますが、「現在までの間に」~をしたということで、現在とつながっている過去の状態を表しています。

 

ところで、

He has been to London.

(彼はロンドンに行ったことがあります。)

 

「行ったことがある」という経験を表す表現ですが、なぜbe動詞の過去分詞が経験の意味でつかわれるのかは実は明確な説明はかなり難しくなるらしいです。

18世紀ごろには成立した表現らしく、また、今は使われていないbe動詞にまつわる文法の名残らしいです。

ただ受験という観点で見れば頻出問題ですので、慣用句として覚えておきましょう。

 

完了・結果

I have just finished my homework.

(私はちょうど宿題を終えたところです。)

 

He has gone to London.

(彼はロンドンへ行ってしまいました。)

 

現在(までに)ある動作が完了している。

あるいはその結果を表します。

名の通り「完了形」らしい表現です。

そして完了・結果を表す現在完了形でよく使われる語として

just(ちょうど、たった今)already(もう、すでに)yet(まだ、もう否定文or疑問文)

などがあります。

 

また

”He has gone to London.”

He went to London. So he isn’t here now.

(彼はロンドンへ行ってしまいました。今、ここにはいません。)

 

という結果を含む文章としての意味合いを持っています。

前にhave beenが「行ったことがある」という経験を表す表現だと書きました。

He has been to London.

(彼はロンドンに行ったことがあります。)

 

こちらと対比して覚えてください。

 

継続

He has lived in London for five years.

(彼はロンドンに5年間住んでいます。)

 

She has been sick since last week.

(彼女は先週からずっと病気です。)

 

過去のある時点から現在まで「ずっと~している」という意味になります。

継続の現在完了形でよく使われる表現は、

since(~以来)、for(~の間)

などです。

現在完了進行形は動作そのものが現在でも継続している場合を表します。

I have been studying for two hours.

(私は2時間ずっと勉強しています。)

 

過去完了形

had + 過去分詞

過去完了の基本形です。

現在完了は基本の時制が現在でしたが、今度はこれが過去になります。

基本時制となるある過去よりもさらに古い過去で起こった事柄が、その基本時制となる過去につながるという表現です。

 

 

①I have lived in Tokyo for two years.

(私は東京に2年住んでいます。)

 

(I still live in Tokyo.(今も東京に住んでいます。))

現在完了形を使った表現ですね。

 

では「私は東京に2年住んでいました」は?

 

これは過去形を使って

②I lived in Tokyo for two years.

となります。

 

では「私は神奈川に引っ越す前は、東京に2年住んでいました」は?

 

ここで過去完了形が登場します。

③I had lived in Tokyo for two years before I moved to Kanagawa.

基準となる時制が「神奈川に引っ越しました」すでに過去ですね。

そしてそれより過去になるのが「東京に住んでいました」

となります。

ただの過去なら②のように過去形で済むわけで、明示すべき過去、例文でいえば「神奈川への引っ越し」があるから過去完了形が使われるわけです。

 

例文を上げれば

I had already finished my homework when my mother came back home.

母が家に帰ってくる前に、私はすでに宿題を終わらせていました。)

 

I had read all kinds of books before I graduated from university.

私は大学を卒業する前にあらゆる種類の本を読みました。)

下線部が明示された過去(=基準となる時制)です。

 

大過去

過去完了形と同じ基本形の「had + 過去分詞」で表現されるのが「大過去」です。

過去に起こった出来事を2つ並べる時、古い方を過去完了を用いて表現します。

My sister told me that she had gone shopping with her friends on Sunday.

(妹は日曜日に友達たちと買い物に行ったと私に話しました。)

「日曜日の買い物」がより過去なので過去完了形となってます。

 

まとめ

いかがでしたか?

「完了形」はその文中の「基準となる時点:時制」と過去のつながりを表現するものです。

特に過去完了形では2つの過去のうち基準となる時点(時制)を明示する必要があります。

そうでなければ普通の過去形で済むということですね。

しっかりと学習し、使いこなせるようにしておきましょう。

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