こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/

本日は、【受験科目選び(世界史・日本史編)】についてお話します。

 

1年生の後半には、誰もが結構悩む文理選択の時期がやってきます。大学受験をする上でしっかりと考えていきたいですよね。文系に決めたけど、受験に関する詳しいことは分からないし、自分だけではどうにも決められない、という人が多いと思います。

選択科目を、「あまり授業が面白くないから」「先生がきらいだから・・・」などの安直な理由で決めていませんか?

今回文系に決めたけど、受験科目選びをどうしようか迷っている人も是非参考にしてみてくださいね!

 

大学受験

 

実際どっちが多い?

それでは実際に日本史と世界史はどちらを選択する人が多いのでしょうか。

 

世界史選択者と日本史選択者の人数データ

令和3年度実施の大学共通テストを例に挙げると

 

本試験受験者:482,624人

地理歴史選択者:373,527人

日本史B:143,363人

世界史B:85,690人

 

地理歴史選択者の日本史B選択は29.7% 世界史B選択は22.9%、歴史B選択者の中では日本史:世界史は63%:37%になり約6割の人が日本史Bを選択していることになります。

 

好き嫌いだけでは決められない?

文理選択のタイミングでどちらか決めないといけない人が多いのですが、この時点では受験したい大学も決まっておらず、迷う人も多いと思いのではないでしょうか。

結果的には、受験資格は学校の授業選択では決まらないので、授業では世界史やったけど受験は日本史で行うというのもありなのです。ただ、学校の授業と受験対策とで二重の勉強が必要となるため、あまり効率的ではないですよね。

 

好き嫌いは実際勉強を進める上で大きく左右され、嫌いな科目は苦手科目として意識してしまいます。一度意識してしまうと、何かにつけて不利になります。

やはり好き嫌いで決めるのでなく、日本史・世界史それぞれの特徴も知った上で決めるのがいいでしょう。

 

例えば 、日本史は日本人である以上母国のことなので、小学生の頃から慣れ親しんでいる点も含めより深く掘り下げて学ぶことになります。一方、世界史はアジア・アメリカ・ヨーロッパなどたくさんの国のことを、学ぶことになり日本史に比べて範囲が極端に広くなります。

 

では、もっと詳しくそれぞれの特徴を見てみましょう。

 

日本史の特徴

日本史は、「コツコツ読解し深く考える人に向く」と言われています。

日本史は前歴史を時系列で覚えていく必要があります。

歴史には、前歴史から連続して作られる縦軸「縦のながれ」と周囲の国や地域からの影響により作られる横軸「横のながれ」があります。

日本史は他の国との関連性を問われることが少ないため、この縦軸をより深く理解することが受験のポイントとなるのです。また、日本史は世界史に比べ文化史の出題率が高い傾向にあります。通史と文化史の割合は、8:2程度となります。

 

社会 日本史

 

日本史のメリット

最大のメリットは、高校に入る前の小・中学生の間に基礎的な学習が一通り身についているという点です。

ほかの科目より馴染み深いので、漫画や映画・ドラマなどの題材として出ていたり、名前などが頻繁に取り上げられているので、目にする機会が多く身近に感じられます。また、単純に暗記量が少ないです。

 

日本史のデメリット

やはり『漢字』でしょう。

文化や史料しかり、制度や地名などたくさん出てきます。

ましてや名前などは同じ姓の人物の多いこと・・・

似ている名前で、行ったことは全く違うなど、曖昧な知識は命取りになります。細やかに気を配って分類・整理して覚えていかなくてはなりません。漢字が苦手な人には苦痛になることでしょう。

 

共通テストの特徴

共有テストの特徴は以下の通りです。

・暗記のみ、思考問題が少ない

・年号暗記で解ける問題が複数

・単語集の暗記でも高割合の得点可

 

おすすめの教科書

日本史において一番重要なことは、歴史の流れを知ることにあるため、いきなり教科書を読み込むことはあまり推奨しません。なぜなら、歴史の流れを理解してから教科書を読む方が効率的と言えるからです。

また、オススメの教科書は、「詳説 日本史B」 山川出版 です。

取り扱われている単語量が多く、説明も詳細まで書かれていて、使用頻度が高くサブ教材も充実しています。

教科書には単純な知識だけでなく、その知識同士がどう結びつくかの因果関係までも詳しく記載されています。そのため、詳しく考えることで日本史の思考力が身につくのです。

 

 

世界史の特徴

世界史は、「物事の整理が得意な人、教養として身に付けたい人に向く」と言われています。

世界史は、日本史と違い1つの国をより深く知るのでなく「横の繋がり」を意識して覚える必要があります。地域ごとの通史(時系列)を覚えた後、横の繋がりを整理して関連性を頭に入れる必要があり、手間がかかります。

 

社会 世界史

 

世界史のメリット

世界史は、日本史と比べて、それぞれの出来事を深く掘り下げて学習する必要がありません。

広範囲ではありますが、浅い知識を問う問題も多く、覚えてしまえば確実に得点に繋がります。また、暗記量は非常に多いですが、漢字が多い日本史と比較して、世界史は感覚的に覚えることができます。

 

世界史のデメリット

名前や地名などどれも「カタカナ」ばかりで、覚えなければならない項目数が日本史に比べ1.3倍ほどあります。国の形や名前が大きく変わったり、1世・2世のように一見区別の付きにくい、名前が多く登場するため混乱しやすいのが難点です。

 

共通テストの特徴

共有テストの特徴は以下の通りです。

・暗記のみ、思考問題が少ない

・年号暗記で解ける問題が複数

・単語集の暗記でも高割合の得点可

日本史と大差ありません。

 

おすすめの教科書

世界史において、教科書の通読は欠かせない作業になります。

通史を理解するためには、教科書に勝るものはありません。

オススメの教科書は、「詳説 世界史B」山川出版 です。

非常に一般的な通史理解を説いており、単語の説明も丁寧です。

 

とにかく、基本は教科書を何周も読み込むことが大切です。

模試などで得た新たな知識や観点は、教科書に書き込んで、自分だけのオリジナル教科書を作ると良いでしょう。

 

結局どちらがいいの?

それでは結局どちらを選べばいいの・・・?

 

世界史と日本史の比較(受けられる大学の数は同じ)

受験できる大学に大きな差はありません。

「世界史では受験はできるが、日本史では受験ができない」という学校はほぼありません。そんなに大差はないということなのです。ただし、難易度は大学によって異なります。難易度の低い大学であれば、暗記量の少ない日本史の方が有利とも言えます。

 

メリットとデメリットの違い

日本史か世界史を選択する際は、

・地理と知識が繋がっている部分が多く覚えやすい

・小・中学校で日本史をかなりきちんと学んできたので内容も覚えている

などのさまざまな判断基準があると思います。しかし、日本史と世界史では勉強法が異なるのです。

 

日本史は、暗記量の範囲が狭い分、暗記を早めに終わらせて演習問題・過去問などの実践、また場合によっては記述練習に早めに取り掛かることが大切です。

世界史は、暗記量の範囲が広いため、暗記に時間と手間がかかる上、年代や地図によって整理するなどの勉強が必要になります。

 

日本史は、範囲が日本だけなので、重箱の隅をつつくような問題が出題されることがあります。

それに比べ世界史は、暗記範囲が広い分あまり深くまで聞かれないため、難易度は高くなりにくいともいえます。

 

そうすると、世界史のほうが受験において有利と言えるのではないでしょうか?

実際は、そうとも言えません…

難関大の受験にもなると、世界史でも重箱の隅をつつくような問題も出題されるため要注意です。

 

 

まとめ

いかがでしたか? 日本史と世界史のどちらを選択するか。

好きか嫌いか、やってみて続けられそう(学ぶモチベーションが保てるか)、近くにアドバイスをくれる人がいる、なども選択科目を決める上で大切な要素の一つです。

そして最も重要なことは「早く決めること」です。人は決断が大切です。いつまでも悩んでいると決まるものも決まりません。そして決まったら即実行です!

日本史も世界史も、受験科目の中でも努力で伸ばしやすく成果が期待できる科目ですから、受験に向けて早くスタートを切ることが得策です。

 

社会 try

■ この記事の監修者

T・M先生 京都大学 文学部

オンライン家庭教師WAM講師。「数学(IA・IIB)・英語・社会」を中心に全科目対応。
現役で受験した大学には不合格。浪人生時代には悔しさをバネに猛勉強して挽回。どうすれば成績が上がるかや、実践的な国立大受験指導も可能。温和な性格で生徒に寄り添った丁寧な指導に定評ある講師。

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