歯学部では何を学ぶ？学科や取得できる資格、就職先について解説
こんにちは！オンライン家庭教師WAMです(^^)
歯学部は、歯科医師の育成を主とする学部です。
”歯”について学べることはなんとなく想像がつくと思いますが、具体的にどのようなことを学べるのでしょうか。
この記事では、歯学部でどのようなことを学べるのか、また取得できる資格、卒業生の進路先について解説します。大学でどのような分野を学びたいか迷っている方は参考にしてください。
Contents
歯学部では何を学ぶ？
歯学部では、歯の治療、矯正といった歯科医師に必要な知識・技術を学ぶことができます。
学べる分野は「基礎歯学」と「臨床歯学」の2つに大別されます。
基礎歯学は、歯科医療の基礎となる医学領域を扱っています。人体の構造などを学ぶ「解剖学」、細菌の種類や作用を学ぶ「細菌学」、薬の種類や効能について学ぶ「薬理学」、治療に使用される材料の性質について学ぶ「理工学」などがあります。
臨床歯学は、基礎歯学を基盤とし、実際に診断・治療する方法や治療に用いる素材などを研究する分野です。欠けたり、失った歯の修復方法や義歯の製作法を学ぶ「歯科補綴学」、口腔全体の外科的治療法を学ぶ「口腔外科学」、矯正の方法を学ぶ「歯科矯正学」などがあります。
歯科医師の育成を目的とする歯学部（歯学科）は、医学部同様6年制であり、5・6年次には病院での臨床実習が実施されます。臨床実習では、歯科医師としての医療倫理観や患者とのコミュニケーションの取り方などを学ぶことができます。そのほか、多職種連携に必要なことを学ぶ機会も用意されています。
歯学部の主な学科
歯学科
歯学科は、歯科医師の育成を目的とする6年制の学科です。【歯学部では何を学ぶ？】で述べた通り、医学の基礎領域と、口腔疾患の診断および治療法、その治療に必要な技術などを学ぶことができます。カリキュラムには、実際に病院で患者に接しながら経験を積む臨床実習が必ず設定されています。
口腔保健学科
一部の歯学部には、4年制の「口腔保健学科」が設置されています。こちらは歯科医師ではなく、歯科衛生士の育成を目的としています。
医療従事者として必要な医学領域の基礎と、口腔保健の専門臨床分野及び歯科衛生士の三大業務である「歯科予防処置」「歯科保健指導」「歯科診療補助」について学びます。歯学科同様、カリキュラムには臨床実習が必ず設置されています。また、歯科衛生士の活躍先は、病院だけではなく、保健所や介護施設、幼稚園など多岐にわたります。そのため、チーム医療のための科目や、社会福祉関連の科目も用意されています。
歯学部で取得できる資格
歯科医師
歯科医師は、虫歯をはじめとする口腔疾患の治療および予防指導を行います。歯科医師になるには、6年制の大学を修了し、歯科医師国家試験に合格する必要があります。また、免許取得後、厚生労働省が指定している研修施設（病院や歯科医院）で最低1年間の臨床研修を受けることが義務付けられています。
歯科衛生士
歯科衛生士は、歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図ることを目的として、人々の歯・口腔の健康づくりをサポートする国家資格の専門職です。免許を取得するには、大学卒業後、国家試験に合格する必要があります。
歯学部卒業後の主な就職先
歯学部（歯学科）の学生のほとんどは、卒業後、歯科医師として病院をはじめとする医療機関に就職します。
口腔保健学科の学生は、歯科衛生士として総合病院や診療所に就職します。医療機関以外にも、保健所や介護施設などに就職することができます。
歯学部がある大学
歯学部がある大学を一部ご紹介します。
大学によって学べる内容にも違いがありますので、歯学部に進む場合は、たくさんの大学を比較して自分にあった大学を選ぶようにしましょう。
歯学部への進学を目指すならオンライン家庭教師WAM
2023年時点で、歯科医師養成課程のある大学は、国公立・私立併せて29校となっています。通学や学費のことを考えると選べる大学は限られるかもしれませんが、6年間通う必要があります。教育理念や環境、教育の強みなどをしっかりと比較し、自分にあった大学を選ぶようにしましょう。
オンライン家庭教師WAMでは、学習相談のほか進路相談も受け付けています。
歯学部を考えている人で、「勉強方法がわからない」「どの大学に行けばいいのかわからない」といったお悩みがある方は、是非一度オンライン家庭教師WAMにご相談ください。
