謙譲語の説明文に「へりくだる」って書いてあるけど、

それってどういうこと?…と思ったことはないでしょうか。

「へりくだる」とは、自分を控えめにすること。

または謙遜(けんそん)すること。

…といっても、それをどうやって言葉で表現すれば良いのだろう?

 

この記事では、敬語の中でもわかりにくいと言われる「謙譲語」について説明します。

謙譲語を使いこなせるようになって、より魅力的なコミュニケーションができる人になりましょう。

 

敬語とは

敬語とは、

 

・相手への敬意を表したい時(目上の人と話す時)

・適切な距離を保ちたい時(初対面の人と話す時)

・改まった場を作りたい時(発表などをする時)

・品位を保ちたい時(マナーを身に着けていることを表現したい時)

 

などに活用する言葉です。

誰にどのように使うかで、下の図のような分類をします。

 

 

謙譲語と尊敬語の違い

 

尊敬語と謙譲語の違いをざっくり分けると、

 

尊敬語=相手の動作に使う

謙譲語=自分の動作に使う

 

ということが言えます。

動作主が相手か自分かで、使う敬語の種類が変わるのです。

このポイントをおさえておくだけで、

謙譲語と尊敬語の区別がつきやすくなります。

 

謙譲語と尊敬語のイメージ

 

 

本来、あなたと相手は①のように対等な関係にあります。

敬語では、相手と自分の位置の変化により、相手への敬意を表現します。

尊敬語は、相手の動作を自分より高め、相手への敬意を表現します。

謙譲語は、自分の動作を相手より低め、相手への敬意を表現します。

 

謙譲語の型

 

基本型(自分が~する)

 

謙譲語の基本型(自分が~する)には下のような型があります。

 

お(ご)+動詞+する

例:「先生にお話しする」「Aさんにお渡しする

 

その他には下のような基本型があります。

 

・お〔ご〕~できる

・お〔ご〕~いたす

・お〔ご〕~申し上げる

・~させていただく

 

基本型(相手に~してもらう)

 

お(ご)+動詞+いただく

例:「先生にお話しいただく」「Aさんにご理解いただく

 

その他には下のような基本型があります。

 

・お〔ご〕~願う

・お〔ご〕~にあずかる

・~(し)ていただく

例:「割り込み乗車はご遠慮願います。」「おほめにあずかり光栄です。」

 

変則型

 

謙譲語には、基本型に収まらない変則型の言葉があります。

尊敬語と比較しながら、よく使う言葉は覚えてしまいましょう。

 

行く

謙譲語例:「事務所へうかがいます。」

尊敬語例:「Aさんが事務所にいらっしゃる。」

 

来る

謙譲語例:「事務所へ参上します。」

尊敬語例:「Bさんが事務所にお見えになる。」

 

聞く

謙譲語例:「Cさんにうかがう。」

尊敬語例:「Cさんがお聞きになる。」

 

見る

謙譲語例:「Dさんの絵画を拝見する。」

尊敬語例:「Dさんが絵画をご覧になる。」

 

読む

謙譲語例:「Eさんの新聞を拝読する。」

尊敬語例:「Eさんが新聞をお読みになる。」

 

食べる

謙譲語例:「夕食をいただく。」

尊敬語例:「Fさんが夕食を召し上がる。」

 

もらう

謙譲語例:「プレゼントをいただく。」

尊敬語例:「Gさんがプレゼントをお受け取りになる。」

※自分からGさんにプレゼントを受け取ってもらう場合、

「Gさんにプレゼントをお受け取りいただく。」になります。

 

言う

謙譲語例:「ごあいさつを申し上げます。」

尊敬語例:「Hさんがおめでとうとおっしゃる。」

 

身内のことはへりくだって言う

 

身内のことを相手に話す時は、

自分と同じ位置にいることが伝わるように謙譲語を使います。

 

例:「父が申しております。」「父が申し上げております。」

例のように、自分が動作主ではない場合、言い方が変わる言葉があります。

下の表の謙譲語を覚えてしまいましょう。

 

 

謙譲語&尊敬語 比較表

ひとつの動作に、複数言い換えのある謙譲語もあります。

下の一覧表で確認してみましょう。

 

 

まとめ

 

敬語で一番大切なのは、思いやりを持って相手と関わり、その気持ちを表そうとする

姿勢にあります。

多少の間違いはあってもいいので、日頃から積極的に敬語を使ってみましょう。

使っているうちに、自然と自分の言葉として身についていくはずです。

 

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