もう迷わない!前置詞を使いこなそう
こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)
「前置詞っていっぱいあるし、どれを使えばいいのか分からない…」
そんな悩みを持つ人は少なくないと思います。
前置詞は、きちんとした決まりに基づいて選択する必要があります。
基本の前置詞の意味と使い方について学んでいきましょう。
Contents
時を表す前置詞
時を表す前置詞はいろいろな表現に使われており、使い分けが重要なポイントとなります。
「at」「on」「in」
「at」:時間、時
・at 4 o’clock
・at 6 PM
・at night
・at noon
・at sunrise
・at sunset
・at the moment
Ken called me at night.
ケンが夜に電話をかけてきた
I think I am going to go to the library tomorrow at the moment.
私は今のところ明日図書館に行こうと思っています。
「on」:日、曜日、決まった一日
・on Monday
・on Saturday morning
・on 30 July
・on 1st January
・on my birthday
・on Halloween Day
・on Christmas Day
I play soccer on Sunday.
私は日曜日にサッカーをします。
Kate will come to my house on Christmas Day.
ケイトはクリスマスに私の家に来るでしょう。
「in」:月、季節、世紀、一定期間の時
・in March
・in winter
・in 1964
・in the next century
・in the morning
・in the future
I want to be a nurse in the future.
私は将来看護師になりたい
My grandfather was dead in 1999.
私の祖父は1999年に亡くなった。
「at」は短い時、逆に「in」は比較的長い時を表す表現とともに用いることが多いです。
「during」「for」「through」
この3つは「~の間」という期間を表すのですが、少しニュアンスが違うので使い分けられるようにしましょう。
「during」:特定の期間ずっと、または一点
何かを行っているあるいは何かが起きている期間を表す
「during」の後には時を表す名詞を置きます。
・during summer vacation 夏休み中に
・during lunch break お昼休み中に
I saw Sam during the summer vation.
私は夏休みの間にサムを見かけた。
「for」:~の間ずっと
「during」と同様に期間を表しますが、「for」の特徴としては後ろに数字で表されている具体的な期間が続きます。
How long ~?の答えになります。
・for ten minutes
・for 2 days
・for two weeks
・for 8 years
具体的な数字が入っていますね。
I talked with my friend for 2 hours.
友達と2時間話していた。
「through」:~の間
ある特定の期間の初めから終わりまでを表します。
その間ずっとといったニュアンスを含みます。
・through this summer 今年の夏の間(ずっと)
・through break time 休憩中(ずっと)
My sister was away from home all through the summer vation.
私の姉は夏休み中ずっと家を留守にしていた。
「before」「after」
ある時点より前を表すときは「before」ある時点より後を表すときは「after」を用います。
I drink milk before dinner.
私は夕食前に牛乳をのむ。
I got up after 9:00 AM.
私は9時過ぎに起床した。
「from」「since」
時の起点を表します。
「from」は単純に時の起点を表し、「since」はある時点まで継続した動作や状態の起点を完了形とともに表すのが基本ですが他の時制とともに用いることもあります。
「since」を使った文では現在でもその状態が継続されていることを表しています。
I will go 10 minutes from now.
10分後に行きます。
I have lived here since two years ago.
2年前からここに住んでいます。
「by」「till」「until」
「by」:~までに
完了の期限を表し、動作・状態の完了を表す動詞とともに用いることが多いです。
I will go by 10.
10時までに行きます。
「till, until」:~までずっと
終了の地点までの継続を表します。文頭に置かれるとき、時間の継続を強調したいときには「until」を用いることが多いです。
I had a cold until yesterday.
昨日までずっと風邪をひいていた。
「までに」という期限を表すのか「まで」という終了の地点を表すのか意味が全く異なってくるのでしっかりと区別して覚えましょう。
場所を表す前置詞
場所を表す前置詞も時を表す前置詞と同様に使い方が重要です。しっかり区別して理解していきましょう。
「at」「in」
どちらも場所を表します。
「at」は比較的広がりを持たない地点を表し、「in」は何かの中という三次元的なイメージを表します。
・at the door
・at the station
・in the sea
・in America
We met at the hospital.
私たちは病院で会った。
She ate dinner in a restaurant near the river.
彼女は川の近くのレストランで夕食を食べた。
「on」「over」「above」「up」
~の上に、~に接してという意味を表します。上という意味の中でもニュアンスが少し違ってきます。
「on」:~の上 何かに接している様子
Your glasses are on the sofa.
あなたのメガネはソファの上にあります。
「over」:~の上、~を覆って、その上を移動している様子
A lot of birds are flying over the river.
たくさんの鳥が川の上を飛んでいる。
川の上を移動しているイメージです。
「above」:~の上
接しているわけではなく位置が相対的に上にある様子を表します。
The airplane is flying above the sea.
飛行機が海の上を飛んでいる。
「up」:~の上に 運動の方向を示す
Ken climbed up the mountain.
ケンは山を登った。
「under」「below」「down」
全て「下」という意味を表しますが若干ニュアンスが異なってきます。
「under」:~の真下
接触しているしていないにかかわらず「~の真下」という意味を表します。
There is a box under the table.
テーブルの下に箱がある。
「below」:~より下に
位置が相対的に下にあることを示します。
A blue bird is below a yellow one.
青い鳥は黄色の鳥の下にいる。
「down」:~の下に 運動の方向を示す
Ken climbed down the mountain.
ケンは山を下った。
「between」「among」
どちらも「~の間に」という意味を表します。基本的には「between」は2つのものの間、「among」は3つ以上のものの間を表します。
「between」:~の間
何かに挟まれている状態を表します。挟まれているものが明確であることが多いです。
She is sitting between Mary and Kate.
彼女はメアリーとケイトの間に座っている。
「among」:~の間
何かに取り囲まれている状態を示します
人ごみの中、大衆の中など曖昧なものの間を表すことが多いです。
He was standing among the crowd.
彼は人ごみの中でたたずんでいた。
その他の前置詞
その他の前置詞もいくつか紹介していきます。
across:~を横切る
平面を横切るイメージです
・across the street 道路を横切って
・across the country 国を横切って
along:~に沿って、したがって
平行して沿っているイメージです。川、道などの長く続くものに沿って存在する場合、移動する場合に用います。
・along the street 道に沿って
・along the river 川に沿って
near:~の近くに
あまり遠くない近い位置の場所、時に使います。
・near the station 駅の近く
・near the end of January 1月末近く
beside:かたわらに
対称の傍らに並んでいる状態を示します
・beside the window 窓の傍ら
around:およそ、周囲
ぐるっと囲むイメージです
周囲、およそといった意味を表します。
・around America アメリカ中を
・around 1000 yen およそ1000円
まとめ
今回紹介したもののほかにも、たくさんの前置詞が存在します。
英語を学びつつ、出てきた前置詞をその都度覚えていくことが一番の近道ではないでしょうか。
また、前置詞は根底にあるイメージが大切です。イメージを掴んだ上でその他の意味を身に着けていきましょう。