高校生必見!英文の要素(SVOC)・品詞・句と節を一気に紹介します! 

こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/

 

高校生の皆さん、英文の要素、品詞、句と節についてきちんと理解できていますか? 

理解できていなくても長文や文法問題は解くことができますが、理解していると文の構造や品詞から知らない単語の意味を大まかに想定でき、圧倒的に英文が読みやすくなります。

 

今回は、英文の要素・品詞・句と節について一気に紹介していきます! 

 

区と節 アルファベット

文の要素(SVOC 

英文を読解する上で基本となるのが、英文を主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)という、文を構成する上で不可欠な文の「主要要素」とそれらを修飾する修飾語(M)とに分解して考えることです。 

 

これらの要素を具体的に見ていきましょう。 

 

①主語とは? 

主語(S)とは、Subjectの略で動作(V)をする人・物・事、一言で言えば動作主体を表します。 

 

②動詞とは? 

動詞(V)とは、Verbの略でSがする動作、Sがある状態を表します。 

 

③目的語とは? 

目的語(O)とは、Objectの略でSがする動作の対象、つまり動作される人・物・事を表します。 

 

④補語とは? 

補語(C)とは、Complementの略でSやOについて「それがどんなものか」「それがどんな状態にあるか」を補って説明する語です。 

 

以上のS・V・O・Cの組み合わせで、いわゆる5文型が出来上がります。 

 

この4つは英文を構成する上で不可欠、つまりそれがないと文が正しく成立しない文の主要要素です。それ以外のもの、それがなくても文が成立するものは全て一括して修飾語(M)と呼ばれます。

修飾語はS・V・O・Cのどれか、あるいは文全体を修飾する、つまり意味を豊かにするものです。

 

Mは文の成立上不可欠ではなく、英文を複雑にしている場合が多いため、まずは取り除いて主要要素のみで文の構造を把握しましょう。 

また原則として、S・V・Cは1つの節/文の中に1つまで、Oは2つまでしか入らないということも覚えておきましょう。 

 

When I was youngI played tennis to beat Nadal. 

 

上記の例文を見てみると、When I was young(私が若かった時)はMで、カンマ以降の文を副詞的に修飾します。I(私)はSで、played(する/遊ぶ)はVで、私は何かをした(遊んだ)ということになります。そして、tennis(テニス)がOで、私はテニスをしてことになります。

また、to beat Nadal(ナダルを倒すため)もMでVを副詞的に修飾しています。 

 

全部で10種類!英語の品詞 

 

区と節 英語

 

次に品詞について見ていきましょう。 

品詞と文の要素を表すS・V・O・C・Mの違いについて理解できていますか? 

この違いを正しく理解している人は少ないので、みなさんも注意しましょう。 

 

文の要素は文の中での語句の役割を指示する概念です。先ほど述べたように、Sとは文の中で動作の主体となっているものであり、Vとは文の中心となる動作であり、Oとは文の中で動作の対象となっているものです。 

それに対して、品詞は単語の種類であり、文の中での役割と関係なく単語そのものが持っている分類です。 

この違いを頭に置いて、ここからは10種類の品詞について見ていきましょう。 

 

名詞・代名詞 

名詞とは人や物の「名前」を表す単語です。

dog(犬)やbook(本)といった目に見える具体的なものだけでなく、hope(希望)やhappy(幸せ)など概念的なものも含みます。また、数えられる名詞は「可算名詞」、数えられない名詞は「不可算名詞」として大きく2つに分けることができます。 

一方、代名詞とは人や物、概念といった具体的な名詞の代わりに使われる単語です。 

 

動詞 

動詞とは、「~する」といった動作や状態を示す単語です。

名詞と並んで文章の基本を形づくる品詞で数が多く、省略できないという特徴があります。 

英語の動詞は「be動詞」と「一般動詞」に分けることができます。

be動詞は存在や状態を表す動詞で、動詞の左右をイコールで結ぶ働きがあります。be動詞以外の動詞は全て一般動詞と呼ばれます。 

 

形容詞 

形容詞とは名詞を修飾して様子や状態を表す単語です。

形容詞には2通りの使い方があり、名詞の前に形容詞がくる「限定的用法」と名詞の後ろにくる「叙述的用法」です。  

限定的用法とは、形容詞→名詞の順で並べ、名詞の情報を明確にする(=限定する)使い方です。

一方、叙述的用法とは名詞→形容詞の順で後ろから名詞を修飾します。

また、修飾する名詞とbe動詞で結び付く場合も叙述的用法となります。 

 

副詞 

副詞は名詞以外を修飾する単語です。動詞や形容詞、副詞などを修飾することができます。 

thenやhoweverなどの一部の副詞は文を修飾し、接続詞のような役割を果たすものもあります。

また、形容詞にも副詞にもなる単語もあるため、修飾している対称が名詞なのか名詞以外なのかをしっかりと見極めることが重要です。 

 

助動詞 

助動詞とは動詞に話し手の意志や意味を加える単語です。 

 

I can run.「走れる(=走る+できる)。」 

I will run.「走ろうとしている(=走る+しようとしている)。」 

 

上記のように、細かいニュアンスを付け加えることができます。 

 

前置詞 

前置詞は名詞の前に置いて意味を生み出す単語です。

また、一部の動詞は特定の前置詞と結びついて熟語となることがあります。

get up(起きる)を見てみると、getだけでは「起きる」という意味にならず、前置詞と結びつくことで、初めて「起きる」という意味が生まれていることが分かります。 

 

冠詞 

冠詞とは名詞の前に置いて個数や独自性を区別する単語です。

a、an、the3種類しかなく、aとanは単数名詞の前で、母音の発音で始まる名詞の前にはanをそれ以外はaを置きます。theは単数でも複数でも使うことがあります。 

 

接続詞 

接続詞とは単語と単語や文と文をつなぐ言葉です。接続詞はつなぎ合わせるものによって「等位接続詞」と「従位接続詞」に分けることができます。 

 

等位接続詞とは語と語、句と句、節と節など文法上対等なものを結びつける接続詞です。 

【例】apple and orange「りんごとオレンジ」、shopping or traveling「買い物か旅行か」 

 

一方、従位接続詞はメインの文に対して、サブの文で修飾する際に使う接続詞です。 

【例】I like this strawberry because it’s so sweet.「私はこのイチゴがとても甘いので好きです。」 

 

上記の例文ではbecauseという従位接続詞を使うことで理由を付け加えています。 

 

間投詞 

間投詞はあいづちや感情を表す単語で、会話の間を埋める意外と重要な品詞です。

スピーキングで自然に使えると、会話のレベルがグッと上がります。 

 

句と節とは 

では次に、句と節の違いについて見ていきましょう。 

 

句とは、単語が2つ以上繋がって1つの意味を表しているものというように定義されています。また、その単語のかたまりは文章(S+Vの形)になっていないということも重要なポイントです。 

 

次に節について説明します。 

節とは、特定の単語の後ろに文章(S+Vの形)が来て、その単語と文章のかたまりで1つの品詞の役割をしているものを指します。 

よって、句と節の違いを見分けるためには、S+Vの形の有無を見分けるだけです。実際に例文を見ていきましょう。 

 

①I saved a dog abandoned  by its previous owner. 

②I saved a dog that his previous owner abandoned. 

 

これらはともに、「私は前の飼い主に見捨てられた犬を救った」という意味になりますが、どちらの赤字部分が句にあたるでしょうか? 

 

答えは①です。①の赤字部分にはS+Vの形が見当たりません。 

一方、②はthat以下がa dogを修飾した形で、his previous ownerがS、abandonedがVとなっており、節であることが分かります。 

 

もう少し詳しく句と節について見ていきましょう。 

句は厳密に言えば名詞句、副詞句、形容詞句の3つに分類されます。複数の語のかたまりが全体として名詞、副詞、形容詞のどれに相当する形で使われているかによってどの分類になるかが決まります。 

 

名詞句 

名詞句はS+Vの形が含まれない語の集まりで、全体として名詞として機能するものを全般的に指し、主語としても目的語としても用いることができます。 

 

To study English is very hard.「英語を学ぶのはとても難しい。」 

 

副詞句 

副詞句もS+Vの形が含まれない語の集まりで、動詞や形容詞、文全体を修飾する副詞として機能するのが特徴です。 

 

He jumped up to avoid the rope.「彼はロープを避けるためにジャンプした。」 

 

形容詞句 

形容詞句もS+Vの形が含まれない語の集まりで、形容詞のように名詞や代名詞などを修飾する目的で使用します。 

 

The pen on the table is my father’s.「テーブルの上にあるペンは父のものだ。」 

 

節も句と同じように名詞節、副詞節、形容詞節の3つに分類されます。名詞、副詞、形容詞のどの機能を示しているかによって分類するという点も同じなので、具体的に例文を見て確認していきましょう。 

 

名詞節 

名詞節はS+Vの形を含んでいる語の集まりで、主語や目的語として用いることができます。 

 

I could not understand what he intended.「彼が何を意図していたのかを私は理解できなかった。」 

 

副詞節 

副詞節もS+Vの形を含んでいる語の集まりで、動詞や形容詞、文全体を修飾します。 

 

I got this award when I was a student in university.「私は大学生の頃にこの賞を取った。」 

 

形容詞節 

形容詞節もS+Vの形を含んでいる語の集まりで、名詞や代名詞などを修飾します。 

 

I have never seen the picture which she took.「私は彼女の撮影した写真を見たことがない。」 

 

まとめ 

いかがでしたか?

英語を学ぶ上で文の要素や品詞、句や節について理解するのは基本です。完璧に理解しようとせず、まずはざっと読んでみて大まかに流れを掴んでみてください。それを踏まえて、普段からどんな構造の英語表現をしているのか意識して長文や文法問題に取り組んでみましょう。 

 

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