【受験】公民、何を選択する?勉強法と、オススメ参考書をチェック
こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/
大学受験、大学入学共通テストにのぞむにあたって、「公民」はどの科目を選択すべきか、悩んでいませんか?
この記事では、公民の各科目の特徴や効率的な勉強法を紹介していますので、科目選択をするときの参考にしてください。
また、選択した公民科目の学習にすぐに使える問題集や参考書も紹介していますので、ぜひ最後まで読んで大学入試対策の参考にしてください。
Contents
公民の科目の特徴と勉強法
現代社会
現代社会は、「倫理、政治・経済」の内容を学習しますが、個別に「倫理」と「政治・経済」を学習するボリュームに比べると軽量といえます。そのため、理系の方にはオススメな科目となります。
現代社会の勉強法
過去問は4択方式なので、1つの問題で4つの知識が得られるため、積極的に過去問での演習をおこないましょう。
わからない問題や解答に時間がかかった問題、判断に迷った選択肢があった場合は、
その都度、資料集などで確認を行うことを忘れずに。
また、現代社会の勉強を進める際に特に注意してほしいことは、過去問の内容や情報が古くては意味が無いということです。
試験で出題された段階では常識だったことも、政治や経済の環境が変化したことにより、現在ではその内容が誤った情報になってしまっていることがあります。
したがって、教科書や資料は最新のものを使いましょう。
倫理
倫理は、基本的に人の思想が学習の中心となります。
深い知識は要求されないため、特に苦手意識を持つ方でない限りはオススメです。
倫理の勉強法
試験では、思想家の名前とその人の思想、歴史に残る言葉などの問題が選択方式で出題されますので、人名と思想が結びつくように覚えることが大切です。
また、大学入学共通テストまでの対策であれば、それほど深い知識は要求されないため、浅くてもよいので幅広く対応できるように意識してください。
政治・経済
政経は、政治分野と経済分野に分かれるので、公民分野の中では比較的分量が多い科目です。
政治・経済に興味がなく、普段の生活でふれる機会がない方には不向きな科目です。
政治・経済の勉強法
暗記と演習が重要な科目となります。
まず、時事情報に普段からアンテナを張るように心掛けてください。
日常生活において情報を得るためのメディアとしては、ラジオ番組をおすすめします。
テレビでは時間の拘束が長く余計な情報も含まれてくるため、貴重な時間を無駄にしてしまうことが多いからです。
ラジオ番組によっては、インターネットでいつでも聞くことができるサービスが提供されており、空いた時間を利用して時事問題の情報取得をすることができる教材として優秀です。
これらの方法で、受験年度の秋頃までは他科目の勉強の合間に知識や情報のインプットをし、それ以降は記憶や理解の定着をはかるために過去問に取り組みましょう。
倫理、政治・経済
「倫理、政治・経済」は、「倫理」と「政治・経済」を統合した内容を出題範囲としています。
難関大学などで「公民」の科目を使用する場合は、この「倫理、政治・経済」でないと、受験が認められない場合が多く見られます。
倫理、政治・経済の勉強法
「倫理」と「政治・経済」の2つを学ばなければならず、学習量が多いように思うかもしれませんが、覚えるべき内容は「世界史」「日本史」「地理」と同等か、それよりもわずかに少なめとも言われています。
また、考えることや理解することが要求されるため、暗記が苦手という方にとっては比較的取り組みやすいという一面もあります。
公民で受験できない大学もあるので注意!
「公民」科目を選択するかどうか、また、どの科目を選択するかを判断するにあたって、自分の志望する大学ではどの科目が試験対象かという点をしっかり確認しておくことが重要です。
例えば、国立大学の文系学部では、大学入学共通テストにおいて「地理歴史」・「公民」からあわせて2科目を選択する場合が多いですが、早稲田大学文学部の個別試験では、公民を試験科目としていません。
公民のオススメ参考書
公民の科目は、学習の優先順位が低くなりがちなため、できる限り時間をかけずに効率よく勉強を進めたいものです。
効率的な学習のための、おすすめ参考書を紹介します。
現代社会のオススメ参考書
『共通テスト 現代社会 集中講義 三訂版(大学受験super lecture公民)』(旺文社)
過去のセンター試験を分析し、「どのような問題がよく出題されるか(頻度)」「どのレベルまで理解が必要か(深度)」が分かるように表示されているので、効率よく勉強ができます。問題量も豊富なので、共通テスト対策には最適の1冊です。
倫理のオススメ参考書
『蔭山の共通テスト倫理 (大学受験Nシリーズ) 』(学研教育出版)
講義形式の参考書で、カラフルなイラストが挿入されているため、視覚的に要点をおさえていくことができます。
全体の流れをとらえ、勉強の基礎となる軸をしっかり定着させるには最適な参考書です。
読む時には黙読でなくキーワードを音読していくと、より効果的に学習することができます。
政治・経済のオススメ参考書
『共通テスト 政治・経済 集中講義 三訂版(大学受験super lecture公民)』(旺文社)
過去のセンター試験の出題傾向を徹底分析して作られた演習書です。
同シリーズの『現代社会』と同様に、出題の頻度や問題の深度が分かるように示されています。
50テーマ150題が掲載されており、1冊でセンター試験4年分に相当する問題量をこなすことができます。
倫理、政治・経済のオススメ参考書
『聴くだけ 倫理、政治・経済』(学研プラス)
政治・経済の講義の読み上げ音声が収録されており、聴くだけで学習を進められるので、
行き帰りの電車の中などで、手軽に勉強ができます。
『倫理、政経一問一答【完全版】3nd edition(東進ブックス)』(ナガセ)
取り扱う範囲が広く細部もカバーしている問題集です。
用語集としても利用することができます。
まとめ
「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」の4つの科目の中で、どの科目で志望大学を受験できるか確認することは重要ですが、まず、自分自身がその科目に興味を持てるか、得意と感じるかというのも大切です。その点もあわせて考え、選択科目を判断することをおすすめします。
また、「公民」は大学入学共通テストレベルであれば、極端に専門的な知識が求められることはないため、早い段階から効率のよい勉強法を実践していれば、恐れる必要はない科目です。効率よく対策に取り組みましょう。