FAANGは終わり?! 時代はMT SAASへ
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こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/

 

皆さんは「MT SAAS」という言葉を聞いたことがありますか?

恐らく、ほとんどの方は聞いたことがないと思います。

 

「MT SAAS」は、ある企業の頭文字を集めたものです。

最近話題の「GAFA」のようなもので、これからの世界を引っ張っていく注目の企業群です。

「GAFA」は「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」を表していますが、「MT SAAS」は以下の企業を表しています。

 

「M」:Microsoft

「T」:twillio

「S」:Shopify

「A」:Amazon

「A」:Adobe

「S」:Salesforce

 

馴染みのある企業もそうでない企業もありますね。

しかしながら、これらすべての企業は知らない人がいなくなるほど、今後大きく成長すると言われています。

 

今回は、「MT SAAS」とは一体何なのか、

なぜこれから台頭してくるのか、について解説します。

 

普段あまり馴染みのないビジネスのお話かもしれませんが、今後の私たちの暮らしに深く関わってくる可能性が高いトピックです。

Googleで検索することを「ググる」と言うようになったように、「ショピる」なんて言葉も誕生するかもしれません。

 

ぜひ最後まで読んでいただき、世界の最先端情報に触れてみましょう!

 

 

「MT SAAS」とは?

まずは、「MT SAAS」について詳しく見ていきましょう。

 

「これからアツい!」企業の集まり

ポップな言い方をすると「MT SAAS」は、これからアツい企業の集まりです。

つまり今後大きく成長し、ビジネスはたまた世界をリードしていくことが期待される企業を指します。

 

似たようなものに、「GAFA」や「GAFAM」「FAANG」などがあります。

「GAFA」は、みなさんにとっても馴染みがあるでしょう。

それぞれ「Google」「Amazon」「Facebook」「Apple」を表しています。

 

「GAFAM」は、「GAFA」に「Microsoft」を足し合わせたもの

「FAANG」は、「Facebook」「Amazon」「Apple」「Netflix」「Google」を表しています。

 

日本では「GAFA」が一般的ですが、米国を中心とした世界では「FAANG」が主流なのだそう。

 

これらは「MT SAAS」同様、世界中で注目されている企業を表していますが、今まさに市場を席巻しているという点で違いがあります。

 

「FAANG」は、市場での立ち位置が寡占であると言われるほど圧倒的な存在感を放っており、今や知らない人はいないほどに成長しました。

しかしながら、「MT SAAS」はそれらに取って代わるほどの成長を遂げると言われています。

なぜ、そこまで成長するのかは後述しますが、とにかく今後数年~数十年で、現在の市場の支配をひっくり返すほどのポテンシャルを秘めた企業である、ということを覚えておきましょう!

 

「MT SAAS」をご紹介!

「MT SAAS」を構成する企業がどのようなものか、ここでご紹介します。

 

M:Microsoft

 

 

言わずと知れた世界最大規模のIT企業です。

 

ビル・ゲイツとポール・アレンによって1975年に設立され、現在は世界第2位の時価総額にまで成長を遂げました。

主な製品・サービスとして、「Windows」「Office365」「Xbox」などがあります。

 

T:twilio

 

 

「クラウドコミュニケーションAPI」の「twilio(トゥウィリオ)」を提供する会社です。

 

「クラウドコミュニケーションAPI」といっても何かわからないですよね。

ものすごく簡単に言うと、電話やチャット、SMSなど、様々なコミュニケーションツールを一体化させるサービスです。

主に、コールセンターのように、オンライン上でお客様とコミュニケーションを多くとることが求められる企業や部署が導入し、その業務を効率化することに役立てられます。

 

S:Shopify

 

 

本格的なネットショップが開設できる「Shopify」を提供するカナダ発の企業です。

 

近年、アマゾンや楽天などの巨大なECサイトではなく、企業独自のオンラインストアで商品を販売するニーズが高まっています。

「画一的なモール型のECに対して機能面の物足りなさを感じていた」「出品手数料が高い」など、その背景には、大手ECサイトに対する出品者側の様々な不満があると言われています。

 

そんな中、ひときわ注目を集めているのが「Shopify」です。

オンラインストアを構築するWeb知識がなくても、簡単にデザイン性の高いサイトを構築できるだけでなく、事業者をビジネス面で支える様々なサポート機能がついており、なおかつ料金も安いというのが魅力です。

 

A:Amazon

 

 

こちらもMicrosoft同様、

誰もが知る世界的大企業の一つで、「GAFA」を構成する一角です。

 

皆さんお馴染みのECサイト「Amazon」だけでなく、世界シェアNo.1のクラウドコンピューティングサービスである「Amazon Web Service(AWS)」を提供しています。

 

A:Adobe

 

 

読み方は「アドビ」です。

デザイン系の分野において最も知名度のある会社ではないでしょうか。

 

写真加工ツールの「Photoshop」や、イラスト作成ツールの「Illustrator」、動画編集ツールの「Premiere Pro」など様々なツールを提供しています。

 

近年、脚光を浴びるようになったYouTuberの多くが「Premiere Pro」を使用して動画編集をしていると言われています。

 

S:Salesforce

 

 

「次の世界へ。」という印象的なCMをご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

CMからはどんな企業か読み取るのは難しいですが、Salesforceは主に、

顧客関係管理を中心とするクラウドコンピューティングサービスを提供する企業です。

 

もう少し分かりやすくすると、営業やマーケティングなど、企業活動に不可欠な業務をテクノロジーの力で便利にそして効率化するサービスを提供しています。

 

全部で6つの企業を紹介しましたが、「MT SAAS」に共通するのは、いずれもクラウドサービスをコア事業としている企業であるということです。

 

 

クラウドとは?

「クラウド」という単語が出てきましたが、そもそも「クラウド」とは何なのでしょうか?

 

インターネットで完結するソフトウェアサービス

「クラウド」とは、インターネットを通じて様々なサービスを必要な時に必要な分だけ利用できる考え方のことを指します。

 

従来は、USBメモリのようなハードウェアを店頭で購入したり、ExcelやWordのようなソフトウェアも、そのライセンスを購入し、パソコンにインストールしたりしなければ、サービスを使うことができませんでした。

 

しかしながら、「クラウド」が誕生したことにより、ハードウェアを購入したり、ソフトウェアをインストールしたりせずとも、インターネット上で様々なサービスを利用することができるようになりました。

 

例えば、Googleが提供するメールサービスである「Gmail」。

インターネットで「Gmail」と検索し、Googleアカウントにログインするだけで、メールのやり取りができます。

App StoreやPlay Storeでいちいちアプリをインストールせずとも使用できるため、Gmailはクラウドサービスの一部であると言えます。

 

そんなクラウド市場が今後大きく成長すると予想されています。

IT専門の調査会社であるIDC Japanによると、2020年のクラウド(パブリッククラウド)サービスの市場規模は、1兆654億円で、2019年比で約20%成長したそうです。

今後も拡大の傾向は続いていくと予想されており、2025年には2兆5,000億円を突破すると言われています。

 

 

クラウド市場が成長した理由は?

新型コロナウイルスがクラウド市場を牽引

この成長の大きな要因は、間違いなく新型コロナウイルスの蔓延でしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、企業は社員のリモートワークを積極的に導入。

一般消費者に目を移すと、様々な業界で対面を避けたオンラインサービスの需要が高まりました。

この2つの動きに対応すべく、企業のIT投資とDX(デジタルトランスフォーメーション)が促されました。

 

コロナによって流行したクラウドサービスといえば、「Zoom」です。

「Zoom」は、アプリをインストールせずともインターネット上でオンライン会議を行うことができるクラウドサービスの1つで、感染防止対策として「オンライン会議」や「オンライン飲み」で頻繁に利用されるようになりました。
その成長は凄まじく、2021年の売上高は、2020年に比べ369%増となりました。

(ZD Net Japan 「Zoomの第4四半期決算、売上高369%増–第1四半期も好調続く見通し」を参照)

 

 

「MT SAAS」の際立ち

「FAANG」よりも成長

さて、クラウド市場が成長し、今後もその傾向が続くと予想される中、ひときわ成長の勢いが大きかった企業があります。

それがまさしく「MT SAAS」です。

2020年からの株価パフォーマンスは、「FAANG」が+60%の成長に対し、「MT SAAS」は+180%も成長しており、その差は歴然です。

 

「MT SAAS」という言葉が注目され始めたきっかけは

アメリカの著名なベンチャーキャピタルであるBessemer Venture Partnersが

「Forget FAANG-it’s time to scale MT SAAS(FAANGは忘れよう。MT SAASの拡大の時が来た!)」

というタイトルの記事を出したから、と言われています。

 

この言葉からも、いかに「MT SAAS」の成長が顕著であったかが分かります。

 

「MT SAAS」の成長理由

それではなぜ、ここまで成長することができたのでしょうか?

まず、市場のビッグウェーブに乗っていたことが大きな理由でしょう。

 

先ほど、「MT SAAS」はクラウドサービスをコア事業としている企業であると述べましたが、コロナによるクラウド市場の拡大がこれらの企業に恩恵をもたらしたことは間違いありません。

 

次に考えられるのは、消費者目線で利便性を追求している点でしょうか。

特に、Shopifyがその筆頭です。

 

Shopifyは事業者向けにオンラインストアの構築を支援していますが、人気の秘訣はその手軽さにあります。

オンラインストアの構築というと、複雑なプログラミングスキルやおしゃれなデザイン能力などがネックとして挙げられますが、そんな課題を解決したのがShopifyです。

テクノロジーを提供することで、誰でも簡単に、思い描いたサイトを構築することができます。
また、料金体系は、使用した分だけ料金が発生する従量課金制であり、初期費用やメンテナンスを抑えられることも利便性の1つとして挙げられます。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、ワムノートの中でも異色なテーマについてお話をしました。

普段聞き慣れない言葉が多く、なかなか話が頭に入ってこなかった方や自分には関係ないと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかし、ビジネスとは社会そのものです。

企業、お金、ビジネスなどはこの社会を形成する存在であり、この資本主義社会を支えています。

学生の皆さんはまだ馴染みがないかもしれませんが、大人になったら誰もが触れる世界です。
今のうちに少しでも勉強をしておくと、将来の社会人生活の役に立つことでしょう!

この記事が、社会について興味を持ち、「MT SAAS」のように世界で活躍できる人材を生み出すきっかけになれたら、幸いです。

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