北海道大学ってどんな大学?学部や偏差値、キャンパスなどの基本情報
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北海道大学に興味はあるけどどんな大学なの? 

飛行機で行くにはハードルが高いし・・・。あんまりイメージ湧かないなあ・・・。 

北大志望の人も、まだ志望校が決まっていない人も気軽に読んでみて下さい。 

今回は北海道の魅力に溢れた北海道大学についてご紹介します。 

 

 

北海道大学の基本情報 

教育方針 

まずは少し堅苦しい話から。北大の教育について紹介します。 

基本理念は、「フロンティア精神」、「国際性の涵養」、「全人教育」及び「実学の重視」です。

これらの理念をもとに、世紀における知の創成、伝承、実証の拠点として発展を目指すとともに、人類の福祉、科学、文化及び社会の発展に寄与することを使命としています。

 

2010年には鈴木章教授が、2021年には北大の特任教授のベンジャミン・リスト氏がノーベル賞を受賞するなど、研究分野においても世界的に高い水準で学ぶことができます。 

 

歴史 

北大といえば… 

 

北海道大学 クラーク博士

 

 

そう! クラーク博士の像ですね‼︎ 

 

クラーク博士は明治9年7月将来の北海道開拓の指導者を養成するため「札幌農学校(現北海道大学)」の初代教頭として招かれました。これが北海道大学の始まりです。 

クラーク博士が学生たちに叫んだといわれている 

「Be ambitious!!!!」 

は今でも北海道大学の原動力です。 

札幌農学校には内村鑑三、新渡戸稲造、宮部金吾、廣井勇といった各分野のリーダーとして活躍し歴史に名を残した人物が数多く在籍していました。 

 

その後、戦後昭和22年に「北海道大学」に改名され現在の組織体制になりました。 

開拓使の養成という当時の目的もあり、北海道の発展に密接に関わり、今では北海道のみならず世界をリードするような研究も行われています。 

北大は歴史の長い大学の一つであり、今では旧帝国大学の1つに数えられています。 

 

在籍生徒数 

学部生は合計11,315人(2023/5/1現在)うち女子は3,323人、全体の30%弱にとどまり男子の方が多いです。 

北海道外から入学する生徒も多く、2023年度の学部入学者の地域比率は、

北海道:30.8%、関東:29.6%、北陸・中部14.5%、近畿12.5%

といったように全国から北大に学びに来ています。 

クラス内で地域間ギャップ、方言に驚くこともしばしば・・・

さらに日本人のみならず留学生と関わる機会もありますよ。 

 

北海道大学の学部 

北大には多種多様な学部があり、学べないことはないといっても過言ではありません。ここではそれぞれの学部の偏差値、特徴について紹介します。  

と、その前に北大の一番の特徴、総合理系、総合文系について説明します。  

総合理系、総合文系

総合理系(偏差値:57.5)総合文系(偏差値:62.5) 

他の大学にはない特徴的な制度として、総合理系、総合文系という分類で入試を受け、入学後に学部を決定するというものです。 

1年間教養科目や基礎科目を学んだ後、本人の志望と成績に基づいて学部・学科に移行するので、やりたいことが決まっていない、やりたいことを探したい人にぴったりの制度となっています。

 

ここで落とし穴、 

前期入試には工学部、農学部、理学部、薬学部の学部別入試はありません。つまり総合理系で入学後、学部を決定する必要があります。(※後期の学部別入試はあります。) 

しかし、悲観しないでください。きちんと授業を受けていればたいていの学部には行けます。  

 

学部

文学部(偏差値:62.5) 

人文学を中心に幅広い学問を学ぶことができます。哲学、歴史、言語、社会学、心理学。学べることは多岐にわたります。  

教育学部(偏差値:60.0) 

教育学を「人間の科学」として総合的な知識を習得するとともに人と社会との人間関係について学ぶことができます。  

法学部(偏差値:60.0) 

法律制度、政治制度を学ぶとともにそれらに関わる幅広い知識を学ぶことができます。法科大学院に進学して司法試験を受けることも可能です。  

経済学部(偏差値:60.0) 

経済学、経営学の基礎となる社会活動について学ぶことができます。さらに考えを深めて社会問題に対する解決策についての研究も行われています。  

理学部(偏差値:62.5~65.0) ※後期入試のみ 

数学、物理学、化学、生物学、地球惑星科学といったように各分野の研究を行うことができます。 

ノーベル化学賞を受賞する先生を有するなど高いレベルでの研究が行われています。  

工学部(偏差値:60.0~62.5) ※後期入試のみ 

ものづくりに関する様々な学科があり、多くの分野で必要とされている知識を学ぶことができます。 

理工学系、情報系、ロボット系、インフラ系など自分の将来の仕事と直接関わるような研究をすることができます。  

農学部(偏差値:62.5) ※後期入試のみ 

北海道の広大な大地ならではの研究をすることができます。 

農業、畜産業、生物科学などの分野で北海道大学ならでは研究も行われており人気学部の一つです。  

獣医学部(偏差値:65.0) 

全国でも珍しい学部です。犬、猫だけでなく牛や馬についても学ぶことができます。 

また、生物学、野生動物などの分野での研究も盛んに行われています。  

水産学部(偏差値:55.0~57.5) 

この学部も全国でも珍しい学部です。3年生以降は函館のキャンパスで学びます。 

海洋資源に関する幅広い知識を学ぶことができます。  

医学部 医学科(偏差値:65.0) 保健学科(偏差値:50.0~52.5) 

基礎医学、社会医学、臨床医学の領域で医師としてトップレベルの教育を受けることができます。卒業生は日本のみならず世界各国で活躍しています。 

保健学科は看護専攻、放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻というように様々な分野での教育を行っています。  

歯学部(偏差値:57.5) 

国立大学では珍しい学部です。歯学、歯科医学のみならず一般医学全体についても学ぶことができます。  

薬学部(偏差値:62.5) ※後期入試のみ 

薬剤師の養成のみならず創薬、医療薬学分野を学ぶことができます。薬についてだけでなく幅広い知識を学ぶことができます。 

 

ここでは簡単にご紹介しましたが、もし興味のある学部があれば詳しく調べてみてください! 

ちょっとだけ将来の自分をイメージして考えてみてくださいね。 

 

北海道大学の特徴 

学べること 

学部紹介でも記載した通り専門性の高い教育を受けることができます。 

また有名な先生方も数多く在籍するのでその先生のもとで研究することもできます。 

1年生のうちは理系、文系それぞれ学部関係なく一般教養を学ぶので自分の興味のある分野以外にも知識を広げることができます。 

最初の1年は全然違う分野の友達を作るチャンス! 

 

キャンパスの雰囲気 

水産学部を除くほとんどの学部が札幌の中心部に集まっています。 

札幌キャンパスは自然豊かで四季折々の自然を感じることができます。 

春には桜並木、夏には新緑、秋には銀杏並木、冬には雪景色。 

観光客もたくさん訪れるほど素晴らしい景色です。 

また、運が良ければキャンパス内でエゾリス、キタキツネを見かけることも。 

そんな自然豊かなキャンパスで学ぶことができます。 

 

どんな学生に向いている? 

1.ちょっと現実的だけど寒さに耐えられる人 

 

北海道大学 雪

 

北海道は冬が長く、10月ごろにはもうコートが恋しくなってきます。また3月になっても雪が解けません。長い冬をストレスなく耐えられることは意外と重要かもしれません…。 

けど、嫌なことばかりではなくウィンタースポーツを楽しめますよ。 

 

2.まだ何をしたいか決められない人 

 

北海道大学 優柔不断

 

総合理系、総合文系の制度があるので1年間やりたいことを探すことができます。いろいろな経験をして自分のやりたいことを見つけてみてください。 

 

3.高いレベルの研究をしたい人 

 

北海道大学 研究者

 

各分野のプロフェッショナルが在籍するので研究レベルはピカイチです。 

日本でも最高レベルの環境で学べますよ。 

将来の進路は?

文系の人は就職する人が多いです。 理系の人は逆に大学院に進学する人が多いです。 

就職先は学部によりますが、日本、世界をリードするような職業に就く人も多々います。 

 

キャンパス情報 

最後に北大のキャンパスについて紹介します。 

北大はキャンパスが2つあり、札幌、函館に分かれます。 

 

札幌キャンパス(水産学部以外)

札幌駅から徒歩7分に位置し、広大な面積を占めています。 

その大きさは東京ドーム38個分!地下鉄の駅3つ分! 

都会の中にとても大きなキャンパスが位置しています。 

端から端までの徒歩移動は大変なので多くの北大生は自転車で移動しています。しかし、自転車の使えない冬は一苦労です。 

雪道を歩くのも最初は慣れないので何回か転んで痛い思いをするでしょう。北海道の洗礼です。 

4年後にはすっかり雪道マスターになっていると思います。 

 

函館キャンパス(水産学部) 

函館駅から車で約15分。海が近い函館に位置しています。函館は海と山に囲まれた食材の豊かな街としても有名で歴史とロマンあふれる街です。 

 

北大生の特権としては、北海道のいろいろな街に出かけたり、素晴らしい景色を見たりすることができます。 

北海道は、4年間では周り切れないほど魅力あふれる観光地がたくさんあります。大学生活で北海道を満喫するのはいかがですか? 

 

まとめ

いかがでしたか?

北海道大学の魅力はこんなもんじゃ語り切れません! 

ぜひ一度オープンキャンパスや説明会に参加してみてください。 

北海道で学ぶのは多くの人にはハードルが高いかもしれませんが、きっと良い経験ができるはずです。それくらい素晴らしい環境、施設がそろっています。 

広大なキャンパスであなたも学んでみませんか? 

 

 

 

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