中学入試情報・受験対策
佐賀県の中学入試情報・受験対策
佐賀県の中学受験概要
佐賀県の入学試験は、ほとんどの学校が11月下旬から12月上旬にかけて願書の受付が開始され、1月中に試験が実施されています。後期日程など一部の募集枠については、1月の中旬頃から願書受付が開始となり、1月もしくは2月上旬に試験が実施となります。
「佐賀県立致遠館中学校」や「佐賀県立唐津東中学校」をはじめとする県立中学校の受験では、科目ごとに分かれた試験ではなく適性検査Ⅰと適性検査Ⅱが実施されます。他にも4科目、3科目、2科目で試験を実施する学校や、総合Ⅰや総合Ⅱ、英語、面接、作文などを課すなど、学校によって試験内容が異なります。必ず志望する学校の入試要項を確認しておきましょう。
佐賀県内で受験可能な中学校は合計11校あり、中でも早稲田大学創立125周年記念事業として2010年に開校され、卒業生のうち50%程度の学生が早稲田大学に推薦入学できる「早稲田佐賀中学校」や建設会社である松尾建設が創業100周年の記念事業として1987年に開校した私立中高一貫校で、東京大学や医学部医学科などへの合格者を多く輩出している「弘学館中学校」は、偏差値・人気度ともに高くなっています。また、2003年に設立された「佐賀県立致遠館中学校」は、佐賀県教育委員会のモデル校であり、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールや学力向上フロンティア・ハイスクールに指定されおり、人気のある学校となっています。
佐賀県の中学受験対策
早稲田佐賀中学校
【国語】〈一般入試〉例年、試験時間60分で長文読解2題と知識問題1題の出題となります。知識問題は、漢字の書き取りや敬語、言葉の書き換えなどが出題されるため、普段からコツコツと学習し漢字や語彙の知識をしっかり身につけておきましょう。長文読解は記号選択問題が多いですが、抜き出しや字数制限のある記述問題も出題されます。文章の内容を正確に把握し、要約する練習を行いましょう。
【算数】〈一般入試〉例年、試験時間60分で大問5題構成となっています。難易度は、前半が標準レベルですが後半にやや難度の高い問題が出題されます。大問1は小問集合で計算問題や各単元の基本的な問題が出題されるため、ケアレスミスをせずに確実に解答しましょう。例年、大問2題が図形問題となっている他、数の性質や場合の数、割合と比などが頻出分野です。頻出分野を重点的に学習し多くの問題で練習を行い、毎年傾向が似ているので過去問演習にも取り組みましょう。
【理科】〈一般入試〉例年、試験時間40分で大問4題構成となっています。大問数に変化はありませんが小問数や解答箇所は、年度により差があります。植物と天体の出題傾向が高くなっています。一部難度の高い問題も含まれていますが基本問題が大半を占めているため、全分野の基礎知識を身につけてケアレスミスをしないように丁寧な解答を心がけましょう。
【社会】〈一般入試〉例年、試験時間40分で大問3題の小問47問構成となっています。地理・歴史・公民の各分野から出題されるため、満遍なく勉強し苦手分野を作らないようにしましょう。地理・歴史では九州地方に関係のある問題が出題されるため、過去問演習に取り組み、出題傾向や形式を把握しておくことが大切です。
弘学館中学校
一般入学者選抜は、国語・算数・理科の3科目で行われます。それぞれの試験時間と配点は、国語が60分で100点、算数が70分で150点、理科が50分で50点となります。弘学館中学校以外にも福岡県や熊本県、沖縄県に試験会場があり、県外受験が可能となっています。
【国語】例年、試験時間60分で大問3題構成となっています。論説文1題、小説・物語文が1題、随筆文1題の長文読解3題の出題となります。比較的に読みやすい文章のため、読解スピードを意識しながら正確に内容を把握する必要があります。過去問やテキストなどの多くの文章を読解する練習を行いましょう。
【算数】例年、試験時間70分で大問5題構成となっています。大問1は小問集合が出題され、配点は全体の3割程度を占めています。各単元の基本レベルの問題のため、ケアレスミスをしないように丁寧な解答を心がけましょう。規則性や特殊算、図形問題が頻出で、中でも図形問題は難度の高い問題が出題されることがあります。過去問や問題集をたくさん解き、問題に慣れておきましょう。
【理科】例年、試験時間50分で大問4題構成となります。物理・化学・生物・地学から満遍なく出題されるため、各単元ともバランスよく学習し、苦手分野を作らないようにすることが大切です。実験・観察に関する問題がよく出題されているため、様々な実験の過程や結果、実験結果からの考察など、細かなところまで目を通しておきましょう。
佐賀県立致遠館中学校
【適性検査Ⅰ】国語と社会の内容の試験となっており、生活の中で起こる様々な出来事について自分なりの考えを持ち、それを人に分かりやすく伝える能力が見られます。大問3題構成で、どの問題も表現力が必要な試験となっているため、普段から自分の意見を相手に伝わりやすい文章で書く練習を行いましょう。書いた文章は、学校や塾の先生に添削指導してもらうことが大切です。
【適性検査Ⅱ】算数と理科の内容の試験となっており、身の回りの様々な事に対して興味や関心を持ち、問題発見能力や解決する能力などが見られます。複数年分の過去問演習に取り組み、出題傾向や形式、解答ペースを把握しておきましょう。
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