実力テストに向けた勉強法
こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)
中学生にとっての一大イベントである実力テスト。
いつもの定期テストよりも問題が難しく、あまりいいイメージを持っていない方も多いと思います。
今回は、そんな実力テストの学年別と科目別での対策法をご紹介します。
実力テストも、きちんと対策を行えば、高得点を獲得することができます。
ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
実力テストとは?
実力テストは、本番の入試により近い内容のテストであり、”実力考査”とも呼ばれています。
定期テストとの違い
定期テストは各々の教科における、生徒の学期末での成績評価を下すために定期的に行う試験のことです。
また、受験とは関係のない科目(音楽や体育、家庭科など)も試験科目になっていることが多いです。
そんな定期テストに対して、実力テストは国語、社会、数学、理科、英語の5教科のみで行われ、成績評価には組み入れず、あくまで生徒の実力や学力診断のために行われます。
一見すると成績の評価にあまり関係しない実力テストは、やや軽視されがちではあります。
ただし、ごく一部の進学校などでは成績評価及び内申点に組み入れています。
実力テストは、名前に“実力”とついていることもあって生徒の実力が試されるテストで、一般的に定期テストより難しいテストとされています。
その他にも、目的や時期、出題範囲など、異なる点があります。
また、実力テストの問題は定期テストとは異なり、全て業者が作成しています。
そのため、市内の中学校全てで共通した問題が出題されます。
そうすることで、より大きな集団の中で自分の実力がどの位置にあるのか、ということがわかります。
実力テストの対策法
学年別の対策法
中1、中2、中3別の実力テストの勉強法ですが、まず、1年生と2年生に関して、勉強方法は同じです。
基本的には、直近で出された課題を勉強するのみです。
ただし、3年生に関しては受験が近いことから、入試問題が出題される可能性があります。
ですので、直近の課題に加えて、入試対策のテキストを勉強しましょう。
同じ問題が出ることは少ないのですが、似たような問題が出る可能性は高いです。
実力テストだけの勉強ではなく、高校入試の勉強にも繋がるので、早い段階から入試対策のテキストで勉強しておくようにしましょう。
科目別の対策法
国語
国語の場合は、漢字の学習に力を入れましょう。
長期休みの宿題をしっかり解いていけば、一つ前の学期の復習はできますが、宿題だけだと習った漢字を全て復習することはできないからです。
そこで、長期休みの復習とは別に一つ前の学期で習った漢字の復習をしましょう。
学校から、漢字ドリル、ノート、ワークなどが出されていると思います。
これらを再度復習しましょう。
なお、漢字は高校入試までに2000単語ほど覚えなければいけません。
このタイミングで復習しておくだけで、高校入試の勉強が楽になるのでおすすめです。
社会
社会は、苦手分野を覚えなおすことが大事です。
夏休み明けに行われる実力テストの場合、夏休みのワークを使って勉強を進めることになります。
一通り勉強すると、「この分野がちょっと苦手だな」という部分が出てくると思います。
その分野だけで良いので、もう一度学校の問題集を引っ張り出して、1~2回ワークを解いて復習しましょう。
実力テストに苦手部分がたくさん出題されると、頑張って勉強したのに良い点数を取れなくなります。
苦手部分だけ集中的に復習しておくことで、その部分が出た時に逆に得点源になります。
時間があれば、苦手分野を得意分野に変えてしまいましょう。
数学
数学の場合、あなたのレベルによって勉強方法を変えることが大事です。
長期休みの宿題を解けば、基本問題は解けるようになります。
その結果、70点くらいまでは取れるようになります。
しかし、実力テストで80点以上取りたい場合、長期休みの宿題だけでは難しいです。
宿題とは別に問題集を用意して、勉強していく必要があります。
塾の問題集や書店に売っている問題集など、何でも良いので、学校の宿題より少しだけハイレベルな問題集を解くようにしましょう。
理科
理科は、計算問題と応用問題に力を入れることが大事です。
長期休みの宿題を解いていくと、一通りテストに出る範囲の知識は頭に入ると思います。
ただ、計算問題や応用問題は、長期休みの宿題だけだと実力が付きません。
そこで、少し難しい問題だけ、学校で使っている問題集や書店に売っている問題集を使って、追加で勉強しましょう。
プラスαで、計算問題と応用問題を解いておくと、応用力が身につくため、さらに高得点が取れるようになります。
英語
英語は、英単語と英熟語を復習するのがポイントです。
基本的な文法や単語というのは、長期休みの宿題をしっかり解けば頭に入ります。
ただ、英単語や英熟語はワークだけだと全ての範囲を復習するのは難しいです。
そこで、長期休みの宿題に載っていない英単語や英熟語のみ、学校の教科書を使って復習しておきましょう。
一度覚えている英単語であれば、2~3回書くだけで知識はよみがえってきます。
その結果、実力テストでさらに高得点が狙えるようになります。
実力テストが終わったら
必ず復習をしよう
実力テストは、受け終わって解答用紙が返ってきてからが本番です。
必ず間違えた問題は解き直すようにしましょう。
復習することがなにより大切です。
実力テストの復習が終わったら、間違えた問題の分野を学校のワークで振り返ってみましょう。
実力テストには、いつものテストよりもワンランク上の問題が出題されています。
ランクの高い問題は、基礎的な問題を解けることが前提となっており、基礎の復習としては学校のワークが最適と言えます。
実力テストと学校のワークをダブルで活用し、隙のない知識を身に付けられるようにしましょう。
まとめ
実力テストは、内申書の成績には関係ない学校がほとんどですが、志望校の合格判定も出るなど、重要なテストです。
自分の今の学力が志望校へどの程度通用するかを測る貴重な機会です。
真剣に取り組まなければとても勿体ないです。
ぜひ、全力で取り組みましょう。