授業中、ノートを綺麗に取ることに夢中になっていませんか?

「きちんとノート取ってるの?」

「字が汚くて読み返せない」

など言われたことがある人も多いはずです。

けれども、先生の話を聞きながら手を動かしてノートを取るって、すごく難しいことですよね。

どうしたら「良いね!」と言われるノートになるのでしょうか。

一緒に考えていきましょう!

 

 

ノートを取る目的とは?

そもそも、ノートはなぜ取る必要があるのでしょうか。

まずは、ノートを取る必要性について書いていきます。

 

ノートを取る目的は2つ

 

ノートには大事な目的が大きく分けて2つあります。

それは、「記憶の整理」と「記憶の再現」です。

1.記憶の整理

あなたは授業を聞きながら、「大事な情報」と「そうではない情報」を瞬時に判断し、それを頭の中で整理できますか?

モノゴトを記憶するために、情報の優先順位をつけて整理することは大変重要なことですが、ただ話を聞いているだけでは難しいでしょう。

 

そこで、ノートを取ることが大きな役割を発揮します。

話を聞きながらノートに書き込むごとに、「重要か」「重要でないか」を思考することによって、情報とその記憶の整理が促されていきます。

 

 

2.記憶の再現

勉強をするときに、自分のノートで勉強の振り返りをすることも多いと思います。

ノートを見返したときには、

・先生の話していたことや授業の内容を思い出せる

・改めて学習を理解できる

など学んだことを繰り返して自分のものにすることができます。

 

このことから、ノートは学んだことを呼び起こす(再現する)ツールとして活用することができるといえます。

 

 

ノートは復習するための手段!

 

先に2つの目的をお伝えしましたが、その2つの目的を達成することで、ノートは復習するためのツールとなります。

 

ノートを使って知識の整理・再現ができた記憶があると、

次は新しい疑問が生まれてきて、理解出来ていなかった箇所に気づくことができます。

ノートはその気づきを得るための重要なツールなのです。

 

ノートを重要なツールとするために、

まずは効率よくノートを取る方法を身につけましょう。

 

 

ノートの取り方・まとめ方のコツ

 

ノートをとる必要性について書きましたが、次は「記憶の整理」と「記憶の再現性」のふたつを

意識しながら、勉強効率を上げるノートの取り方をみていきましょう。

 

ノートの取り方で勉強効率を上げる!

ポイントを意識しよう

例えば数学では各単元で使用する「公式」、英語であれば「動詞の活用」、社会であれば「年号」

など、勉強する教科の中には、必ず考える(覚える)際のポイントが隠れています。

先生が黒板にチョークで書き込む際にも、大事なことはきっと黄色や赤いチョークで書き込んで

くれているはずです。

ノートをとる際には色を変える・マーカーを引くなど、ポイントをしっかり押さることを意識

しましょう。

 

箇条書きでまとめる習慣をつくる

先生の話を、そのまま文章としてノートに書き込もうとしていませんか?

ひとつの文章の中にポイントがたくさん詰まっていると、

結局何が大事なのか?どうして大事なのか?理解することが難しくなってしまいます。

ポイントがたくさん出てきたときは、思い切って箇条書きにしてみましょう。

 

箇条書きにすることで、次のようなメリットがあります。

・スッキリして要点が明確になる

・読み返しの時間を節約できる

・短くまとめようと内容をかみ砕く癖がつく

・大事な情報として「強調」して見せることができる

 

さらに箇条書きにすることは、勉強だけではなく自分の考えを書き出す時や、学習計画と

してやることリストを作る際にも活用ができるので、慣れておくと大変便利です。

また、たくさんの箇条書きから長い文章を組み立てる、ということも可能になるのです。

 

見やすい紙面構成

ノートのとり方は、人によって様々でいつも同じ構成で書く人、毎ページ構成が違い、感覚的に書き込む人に分かれます。

一方が絶対に正しいということはなく、実際に読み返したときに振り返りが出来ることが重要です。

 

ですが、どうやってノートを書けばいいか迷ってしまう場合は、いつも同じ構成で、時間を短縮して効率よくノートをとることをオススメします。

そうすることによって、どこの、何を勉強しているのか明確になり、また、その時何を感じたのかを

書くことで、記憶の「再現」に効果的な構成になります。

 

人が記憶を思い出すときには視覚やにおい・音など連想しがちですが、

その時の感情を一緒に記載することも非常に効果的です。

 

ゆとりをもってノートを大胆に使う

もったいないと思わずに、ノートには余白をとりながら書き込んでいきましょう。

余白をつくることで、あとからメモや要点を書き足せるなど、

一度きりではなく、何度も新しい情報に更新できるノートが出来上がります。

 

また、文字の大小でメリハリをつけながら書くことで、振り返った際に、

パッと見てすぐに何が書かれているかわかるノートにすることもできます。

 

小さな文字でびっしり書き込まれているノートでは、もう一度見直す気持ちも起きません。

ノートは何度も振り返りながら、自分なりの勉強スタイルを作っていきましょう。

 

使う色を限定する

つい、「見やすいノート」をつくることを意識しすぎてしまい、

たくさんの色を使って、どこが大事な内容かわからなくなってしまった

という声を聞くことがあります。

 

色でノートのメリハリをつけて効果的に見せることは難しく、お勧めしません。

脳に定着しやすい基本の「黒」にプラスして使うのは、赤や青などの2色~4色までがオススメです。

また、色にはきちんと役割をつけて使い分けましょう。

赤は重要事項、青は補足といったイメージです。

 

ちょっと違った使い方として、

赤とオレンジは暗記の項目に使うことも効果的です。

この場合には、赤い下敷きで文字を隠せるメリットもあります。

さらにノートはまず全て黒で書き込み、あとから重要な部分に蛍光ペンを引く人も。

自分なりの色ルールを使い分けて、見やすいノートづくりをしましょう。

 

表・図・イラスト・記号を使って視覚に訴える

ノートはどうしても文字だけの情報になってしまいがちですが、

ポイントとして表・図・イラスト・記号を使い分けることも効果的です。

 

たとえば理科などは、図を描くことで流れを視覚で理解しやすくなります。

※図を描くことが苦手であれば、教科書のコピーをノートに貼付けて、色を付けていく方法も手段として効果的です。

 

また、気軽に書き込める記号として「矢印」を活用しましょう。

「A→Bになる」「Aタイプ⇔Bタイプ」などAとBの関係性を簡素化して表現することが出来るので、

大変有用です。

 

 

 

教科別 ノートの取り方のポイント

教科別におすすめのノートを取り方をご紹介します。

 

国語

縦書き

教科書を見ればわかるように、国語は「縦書き」が基本です。

入試でも縦書きを採用していることが多く、縦書きに慣れておくと良いでしょう。

 

メモ欄を用意しておく

古典や漢文の授業では、ノートに原文をそのまま書き込むことが多いでしょう。

そんな時は、ノートの下1/3くらいにメモ欄を用意しておくことをおすすめします。

そうすることで、

 

数学(算数)

同じ文字は列を揃えよう

例えば、数学や算数の授業で頻繁に使用する「=」。

このような何度もでてくる文字や記号は列を揃えるようにすると、すっきりわかりやすいノートになります。

 

計算過程は書かない

授業中の黒板には、丁寧に計算過程がすべて書かれていることがありますが、すべて書き写す必要はありません。

そもそも数学や算数において計算過程ではなく、「考え方」とその「結果」が重要視されます。

ノートには、問題と結果、そして解法の考え方を書き込むだけで十分だといえます。

どうしても過程を書きたい場合は、ポイントに絞って書き込むようにしましょう。

 

英語

単語リストを作成しよう

長文を読む際は、わからなかった単語リストを作成することをおすすめします。

「単語を書く」→「意味を調べる」という作業が記憶定着を促してくれるだけでなく、復習の際にその都度単語を調べなおすという手間を省くことができます。

 

理科

積極的に図を用いよう

理科の授業では、様々な固有名詞がでてきます。

それらを文字の羅列だけで丸暗記するのは至難の業でしょう。

そんな時は図を描いてみてはいかがでしょうか。

図の中に固有名詞を書き込むことで、イメージによる記憶の定着が期待できます。

 

社会

地図を張り付けよう

ノートに地図を張り付けることは特に歴史の授業でおすすめです。

時系列順に重要な史実を書き込むだけではなく、地図を用いることで、どこで何が起こったのかを瞬時に理解することができるようになります。

また、地図がフックとなり、記憶定着の一役を買ってくれるでしょう。

 

人物の人柄を書き込もう

社会の授業では、様々な人物が登場します。

その人物が何を行い、どんな影響があったのかを覚えることが重要ですが、その際、人柄や特徴も一緒に覚えておくと記憶に残りやすくなります。

 

例えば、有名なナポレオン・ボナパルトはお腹が冷えやすい体質だったようで、アルプス越えの際には、常にお腹をさすっていたようです。

事実かどうかはわかりませんが、「ナポレオンはお腹が弱い」というだけで親近感が湧き、自然と覚えてしますのではないでしょうか。

 

ノートには「一言メモ」のような感じで記載しておくと良いでしょう。

 

『アルプスを越えるボナパルト』

ポール・ドラーシュ

(引用:wikipedia

 

 

以上5教科のおすすめのノートの取り方をご紹介しました。

ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか。

 

■こんなノートはNG!

 

これまで、ノートを取る目的、ノートを取るためのコツ、そしておすすめの取り方について述べてきました。

ここからは、逆に勉強効率を上げてしまうノートをご紹介します。

みなさん、注意してくださいね。

 

勉強の効率を下げてしまうノートとは?

1.綺麗すぎるノート

 

綺麗にまとまっているノートは確かに見やすく、後からノートで内容を振り返るときは

勉強がはかどるかもしれません。

ですが、そのノートを作り上げるために、時間がかかっていませんか?

 

そして、そのノートを作ることで

「復習した気分」になっていませんか?

 

勉強はいかに効率よくポイントを抑えて、

インプットとアウトプットを繰り返し学習できるかが重要です。

特に定期テストや受験期には基礎問題と応用問題を多くこなして

本番には自信を持って解答するための演習に時間を使いたいところです。

 

しかし授業のノートを作ることに集中しすぎてしまうと結果として

しっかり復習したつもりが何も身についていないとなってしまっては本末転倒です。

計画していた学習が出来なかったということになりかねません。

 

まずは授業中、どうしたらポイントを抑えられるか?を意識しましょう。

 

2.黒板の丸写し

 

小学生のころから「授業中はノートをとりましょう」と言われて勉強しますが、

先生が書く黒板の内容を必死に書き写すことは、「ノートをとる」ことではありません。

案外、重要なことは黒板に書かれるより、先生の解説の中に隠されていることが多いのです。

 

最初に「ノートをとる目的」でもお伝えしましたが、

ノートを使って復習ができることが大事なことになります。

復習する際に、重要なことが抜けてしまっては、全く意味を成しません。

目的をもってノートを活用していきましょう。

 

3.同じノートで複数教科を書いている

ひとつのノートに、国語・数学・理科・・・など、その日の学習内容を書き込んでいる方もいるのではないでしょうか?

 

基本的なことですが、ノートは教科ごとにひとつのノートを作りましょう。

 

なぜなら、振り返りをする際に

・必要な内容がどこに書かれているのか分からない

・科目ごとにまとまっていないので、複数のノートのページを行き来する必要がある

ということになってしまっては、勉強効率を下げてしまいます。

 

例えば社会の歴史だけのポイントがまとまったノートがあれば、

年号を戻ったり、進んだりすることも簡単です。

ノートで簡単に「振り返り」が出来ることが、効率の良い勉強を助けます。

 

 

まとめ

ここまで、「いいね」がもらえるノートのとり方をご紹介しました。

ぜひ、今回紹介したノートの取り方だけでなく、友達や先生のおすすめの方法を実践しながら試行錯誤してみてください。

自分にぴったりなノート術が見つかれば、驚くほど効率的に勉強ができるようになるはずです。

 

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