駒澤大学は、関東の有名中堅私立大学群である日東駒専の中の一つで、歴史学科や仏教学部が有名な大学です。スポーツにも力を入れており、陸上部はお正月の箱根駅伝では常連校として有名です。今回はそんな駒澤大学についてご紹介していきます。

 

駒澤大学の基本情報

教育方針

駒澤大学は「仏教」の教えと「禅」の精神を建学の理念、つまり教育・研究の基本としています。

仏教は、物事の本質の洞察に基づいて、あらゆるものを大切に扱う心を教えてくれます。仏教では、この洞察を「智慧」、この心を「慈悲」と言います。駒澤大学は様々な学問を深く広く探求することを通して、智慧を磨き慈悲の心を育みながら自己を陶冶し成長していく場としています。

曹洞宗の開祖・道元禅師の教えである「修証一等」(修行と悟りは一体である)ということを大学の教育・研究の理想のあり方として簡潔に表現したのが「行学一如」です。大学では自己形成を目指す「行」と、学問研究である「学」とは一体であるという意味であり、建学の理念として用いられてきました。

駒澤大学における「行」とは、仏教の高い倫理観のもと、学問研究を自らの血とし肉とする作業であり、それがそのまま本当の「学」ということなのです。こうして形成されていく自己は、卒業後も実社会の中でより広い慈悲の心とより高い智慧を求め、常に新たな学びを続けていくという絶えざる自己形成こそが駒澤大学が掲げる理想の学びです。

 

歴史

1592年 江戸駿河台吉祥寺境内に駒澤大学の前身である「学林」が設立

1657年 吉祥寺駒込に移転。中国の名僧・陳道栄により「旃檀林」と命名される

1875年 「曹洞宗専門学本校」を青松寺獅子窟学寮内に開校

1876年 「曹洞宗専門学本校」を駒込吉祥寺に移して「旃檀林」と合併

1882年 麻布区北日ヶ窪に校舎を新築して移転し、「曹洞宗大学林専門本校」として開校

1905年 校名を「曹洞宗大学」と改称し、1913年には現在の駒沢の地に移転

1925年 大学令による大学として認可され「駒澤大学」と改称

1949年 学制改革により新制大学に移行し、仏教学部、文学部、商経学部の3学部9学科で再スタートしました。

1964年 法学部開設

1969年 経営学部開設

1982年 駒澤大学開校100周年

1992年 「学林」設立以来400年を迎える

2003年 医療健康科学部開設

2006年 グローバル・メディア・スタディーズ学部開設

在籍生徒数

2023年の在籍生徒数は、14,198人となっています。

 

 

駒澤大学の学部

駒澤大学には7学部・17学科があります。それぞれご紹介していきます。

 

仏教学部

偏差値:40.0~42.5

 

仏陀の教えを現代に受け継ぎ、歴史や文化を考察することで知性・教養豊かな人間を育成することを目標としています。

学科としては、仏教学科・禅学科があります。

 

駒沢 仏教

 

文学部

偏差値:47.5~57.5

 

文学部という名前ではありますが、人文科学に近く、文学だけではなく人を文学を通して研究する学部であり、各学科の専門的な書物や文献・調査から人間を読み解くことを目標としています。

また、各学科の専攻を生かして、高い専門性と豊かな人間性を持ち合わせた人間の育成を目標としています。

学科としては、国文学科・英米文学科・地理学科地域文化研究専攻・地理学科地域環境研究専攻・歴史学科日本史専攻・歴史学科外国史学専攻・歴史学科考古学専攻・社会学科社会学専攻・社会学科社会福祉学専攻・心理学科があります。

 

経済学部

偏差値:47.5~52.5

 

多彩なカリキュラムの講義と1年次の新入生セミナー・2年次からの少人数演習を通し、学生1人1人に合った綿密な学習を行います。

社会の動きやビジネスを学び、世界経済における新しい時代の日本経済を担う人材を育成するとこを目標としています。

学科としては、経済学科、商学科、現代応用経済学科があります。

 

法学部

偏差値:47.5~52.5

 

現代における様々な問題を解決するために必要なリーガルマインドを鍛え、同時に社会学・心理学・歴史を学ぶことによって総合的な社会の教養を身につけることを目標としています。

また、社会における一般教養をベースにリーガルマインドに根差した思考力と判断力を身につけ、地域社会や国際社会で活躍することができる人材を育成することを目標としています。

学科としては、法律学科フレックスA・法律学科フレックスB・政治学科があります。

 

経営学部

偏差値:50.0~52.5

 

企業経営に必要な経営学、会計学、経営科学、マーケティング学を効果的に学び、基本教養・思考力・コミュニケーション能力を習得していきます。

また、語学やコンピュータリテラシーと法律に関する基礎教養も習得することで、企業社会のリーダーとなる人材の育成を目標としています。

学科としては、経営学科・市場戦略学科があります。

 

医療健康科学部

偏差値:50.0~52.5

 

診療放射線科学の専門知識、また教養科目を習得することによって医療人としての基礎体力を身につけます。

そして4年次には、放射線技師の国家試験を取得することを目標としています。

学科としては、診療放射線技術科学科があります。

 

グローバル・メディア・スタディーズ学部

偏差値:50.0~52.5

 

グローバルに流通している電子化された情報を分析対象として、ITリテラシーを中心に分野の垣根を超えた複合的な手法で研究します。

実用的な英語のスキルを身につけ、様々な角度からメディアとコンテンツの本質を理解して、新しい市場を切り開くグローバルな人材の育成を目標としています。

学科としては、グローバル・メディア学科があります。

 

駒澤大学

 

駒澤大学の特徴

ワンキャンパスで学べる「総合大学」

駒澤大学は、在学生のうち大学院生の一部を除いた教育課程の大部分を駒沢キャンパスで実施しています。

7つの学部や研究科が一つのキャンパスにまとまった「総合大学」の最大の教育的魅力が、学年も学部・学科も異なる学生同士が同じ教場で同じ授業科目をともに受講できることです。多種多様な学問や知識に触れることで自分とは異なる考え方や価値観を知ることができます。

世界最高峰の禅研究

本格的に仏教を学べる大学としても知られていて、仏教学部では1・2年次は学科の区別はなく、仏教全般を基礎から幅広くしっかりと学び、3年次から禅学科と仏教学科へ別れます。

禅学科では、曹洞宗の開祖である道元禅師や瑩山禅師の教えをはじめとした日本の禅、中国の禅について学んでいきます。

仏教学科では、禅にこだわらずにインド・チベットや中国、朝鮮、日本などアジアをはじめ世界で発展した仏教を一つの「学問」として学びます。

1882年の開校当初とは異なり、現在では寺院の子弟だけでなく、一般学生も多く学んでいて、卒業後は曹洞宗の僧侶になる学生もいれば、公務員や教員になったり、一般企業に就職したりする学生もいます。

 

キャンパス情報

駒澤大学のキャンパスは3つあります。それぞれご紹介していきます。

 

駒沢キャンパス

〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1

学部:仏教学部、文学部、経済学部、法学部、経営学部、医療健康科学部、グローバル・メディア・スタディーズ学部(大学院)

 

大学・大学院のすべての学生が駒沢キャンパスで学んでいて、学生生活の中心となるキャンパスです。

駒沢オリンピック公園に隣接した緑豊かな環境と、最新の教育設備を備えた学問研究のステージとなっており、各事務窓口も集中しています。

 

深沢キャンパス

〒158-0081 東京都世田谷区深沢6-8-18

 

駒沢キャンパスから徒歩5分ほどの距離に位置し、洋間のホールや和室の大広間、四季折々の表情を見せる日本庭園に本格的な茶室などもあり、静かな環境に各附置研究所と国際センター事務室があります。大学院の講義室や各研究室、公開講座などに利用できるホールが設置されています。

 

玉川キャンパス

〒157-0068 東京都世田谷区宇奈根1-1-1

 

グラウンド、体育館、テニスコート、音楽練習場、部室棟などがあることからクラブやサークルの活動拠点にもなっています。全学共通科目の一部の授業が行われます。

玉川キャンパスと駒沢キャンパス間では、玉川キャンパスでの授業実施日にシャトルバスを運行しています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「仏教」や「禅」について学びたい人や、史学に興味がある人などは駒澤大学で学んでみるのが良いかもしれません。

今回紹介しきれなかったことがまだまだあるので、興味がある方はぜひ調べてみてください。

大学選びの参考になれば嬉しいです。

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