英語の現在進行形とは?現在形との違いについて
こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)
進行形は英語でよく使う基本の表現で、英語を学習し始めて間もなく習う文法事項です。
進行形のイメージ、用法をしっかり理解することは英語を学習していくうえでとても大切です。
よく、進行形=現在進行形と誤解する人もいますが、進行形の表現はもっともっと幅広いです。
今回はそんな進行形について紹介していきます。
Contents
現在進行形とは?
進行形の基本的な意味
進行形とは時間軸のある時点においてちょうど何かをしている、行っている状態を表しています。
よく使う現在進行形は「現在」というある地点において、ちょうど行っていることを表現しています。
この時間軸の地点が「過去」「未来」に移ることで、「過去進行形」「未来進行形」を表現することができます。よく混同してしまうのですが現在形は日々の習慣、性質などを表す限定的な表現です。
I play soccer every Sunday.
私は毎週日曜日にサッカーをします。
I am playing soccer now.
私は今サッカーをしています。
過去形、未来形でも同様に進行形との違いを理解しておきましょう。
進行形
進行形の基本的な用法
何となくの意味を理解してもらった後は文法的な用法について解説していきます。
進行形と言えば…
be動詞+ing形 を使います。
このing形を現在分詞と呼びます。
基本的には動詞にそのままingを付けます。
do+ing→doing
be+ing→being
play +ing→playing
「bake」のようなeで終わる単語
「e」をとって「baking」となります。
例:take→taking, date→dating
ここで注意したいのは「see」のように「e」を発音する単語については、「e」を取らずに「seeing」となります。
「cut」のように単語の終わりが母音時+子音字1つの単語
子音字を重ねて「cutting」となります。
例:sit→sitting, tap→tapping
例外の単語はそのまま暗記してしまいましょう。
lie→lying, die→dying
基本的に規則的に変化し、過去形のように不規則に変化しないのでこの決まりをしっかり覚えておきましょう!
進行形の種類
上にも示した通り進行形といってもいつの時点を表しているかによって「過去進行形」「現在進行形」「未来進行形」の3つに分けられます。
基本的にはbe動詞+ing形であり、be動詞の時制を過去、現在、未来に変化させることで表現します。
現在進行形
He is singing a song now.
彼は今歌を歌っています。
今、現在のことを表現しているので文末に「now」を付けることも多いです。
過去進行形
He was singing a song then.
彼はその時歌を歌っていました。
未来進行形
He will be singing a song at 10 tomorrow.
彼は明日の10時には歌を歌っているでしょう。
進行形の否定文
進行形の否定文はbe動詞の後にnotをつけて、be動詞の否定形+ing形で表します。
She is not watching TV now.
彼女は今テレビを見ていません。
He was not playing tennis at that time.
彼はその時テニスをしていなかった。
I will not be working at 11.
私は11時には働いていないでしょう。
進行形の疑問文
進行形の疑問文はbe動詞の疑問文の作り方を参考にして作っていきます。
基本的にはBe動詞+主語+ing形~?未来形ではWill+主語+be+ing形~?で表します。
Is he watching TV now?
彼は今テレビを見ていますか?
Was she running around the lake at that time?
彼女はその時湖の周りを走っていましたか。
Will you be doing homework at 10 tomorrow?
明日の10時にあなたは宿題をしていますか。
現在形と現在進行形の違い
今やっていることを表す現在進行形は、現在形と意味が混同してしまう人も多いかもしれません。現在形と現在進行形の違いははっきり区別できるようにしておきましょう。
I study Japanese.
I’m studying Japanese.
この2つの文の違いが説明できますか?
現在形は現在繰り返し行われていること、現在の習慣を表します。これに対して現在進行形は現在の一時的な動作、現在まさに行われてる最中の動作を表します。
例文に当てはめてみると、上の文では日本語を日常的に勉強しているという習慣を表し、下の文では今まさに日本語を勉強している状況を表します。
進行形にできない動詞
どんな動詞も進行形を作れるわけではありません。
中には進行形を作れない動詞も存在し、基本的に進行形を作る動詞は動作動詞のみです
状態や構成を表す動詞
want(ほしい)、need(必要としている)、know(知っている)、belong(所属している)といったような状態や構成を表す動詞は、ある一時点というよりも時間をまたぐ状態を表しているので進行形にはしません。日本語で考えてみても違和感があると思います
英語で言う進行形も英語で言う状態動詞も、日本語では「~ている」とあらわすので混同しないように注意しましょう。
I know that he is going to go to the party tomorrow.
私は彼が明日パーティーへ行くことを知っている。
I am playing the guitar.
私はギターを弾いている。
知覚や感情を表す動詞
知覚や感情を表す動詞も進行形で表すことができません。
see(見える)smell(におう)hear(聞こえる)といった五感を表す動詞や、like(好き)hate(嫌い)love(愛している)などの感情を表す動詞が挙げられます。意味をよく考えず進行形にせず、この動詞は進行形にできるのかと一度考えてから文を作るようにしましょう。
進行形にできるのか、できないのか紛らわしいものには「have」があります。
I have a dog and a cat.
私は犬と猫を飼っています。
飼っているという「状態」を表すので進行形にはできません。
しかし、
I am having lunch with my friends.
私は友達と昼食を食べています。
食べるという「動作」を表すので進行形にすることができます。
このように意味の違いによって進行形にできるかどうかが決まります。
まとめ
進行形は比較的理解しやすい文法事項ですが、意外と間違えて理解しているかもしれません。時間軸のイメージをしっかり掴んだ上で進行形の文を作るようにすると間違いが減らせます。
現在分詞を使った表現は他にもあるので、そちらも合わせて復習しておきましょう。