新学期に向けての準備
新学期に向けての準備
夏冬春と長短はあれども、お子様にとっては楽しくて長い学校休み。
その長期休みのあと、『お休みモード』から、『学校モード』へスムーズな切り替えができるよう、《心構え》《生活リズム》《学習》の3つのテーマに分類し、わかりやすく紹介します。
さあ、新学期に向けて準備をしておきましょう!
心構え
長い休みのあとは、起床時間や就寝時間が乱れているもの。お子様だけではなく、これは大人にもあてはまることではないでしょうか?
そんな時は、自分の心に向き合うことがかなり必要だと思います。
自分の心がざわついているのに、ただ自分が見守っているだけならストレスの原因がわからないままですので苦しいままで、どんどんネガティブ思考が大きくなります。
そのストレス対処法としていくつか紹介します。
感謝や励ましの気持ちを一日が始まる朝に、日記やメールで書いてみる
そうすることにより、『自分の存在を大切にする』感情や『自分のありのままを受け入れ信じて生きていく』感情が芽生え、これらを意識するだけで幸福感が上がる、自分の存在を大切にするので自ずとネガティブ感情を遠ざけてくれる効果があります。
好きな音楽をきく、歌ってみる
ストレス発散そして幸福感がうまれます。
自然に触れてみる
空を見上げてぼんやりしたり、緑の中で五感を呼び戻したり、家庭菜園で土をいじったり。
お腹いっぱい澄んだ空気をすってみるのも効果的。
家族で話す時間を持つ
なんといっても、家族とは『自分のことを一番わかってくれている』人たちの集まり。
他人には言えないことなどを相談し、まったりとした時間を過ごしてリフレッシュしましょう。
生活リズムをもどす
つぎに、長期休みで乱れがちの生活リズムを戻すための方法をいくつか紹介します。
就寝時間と起床時間はある程度決めておく
休み明け3日前には、寝る時間と起きる時間を決めて生活しましょう。
朝日はしっかりと浴びる
遅くまで寝ている日が続くと、起きたらお昼ということも。
朝日を浴びることで体が「朝だ!」と認識し、生活のリズムが整い始めます。
さらに外に出なくても部屋に差し込む光でも効果はあるんですよ。
朝食はしっかり食べる
起床後に朝食を摂らなければ、体温は上がりません。
体温を上げることで、活動意欲や頭がすっきりとし、ポジティブに活動できるのです。
寝る前にスマホを触らない
画面から発せられる光が夜間に分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を抑制してしまいます。
また、SNSや動画などを見ることにより、交感神経が優位になり脳が活発になります。
そのため、寝つきが悪くなったり、眠れなくなったりしてしまうのです。
寝る前は画面を見ず、すぐに目を閉じましょう。
学習面
勉強面についても、これまでのよくない点をリセットして再スタートをきろうと考えている人も多いはず。
でも、新学期になった瞬間にガラッと習慣を変えるのは難しいですよね。
今から少しずつ始めていきませんか?
新学期を迎える前の休みは、開放感から、だらけたりハメを外したりしてしまいがちな時期でもあります。
休みに学校のことを忘れて思いっきりはじけたあと、新学期から急にキリッと引き締まった生活に切り替えられる人は多くはいないはず。
だから、今のうちに新学期に向けて少しずつ助走を始めていきましょう。
復習
勉強面で大切にしたいのは、復習です。
新学期からスタートダッシュを決めよう」と意気込んでいる人はつい先取りをしたくなってしまうと思いますが、これまでの勉強に穴があると、新しい内容を勉強しても身につきません。
この1年間に学んだことを振り返って、定期テストでできなかったところ、苦手意識があるところをやり直しておきましょう。
特に、積み重ねが大事な教科である、英語と数学は復習の効果が大きいですよ。
予習の準備
それでも時間があって先取りをしたいのであれば、最初の単元に手をつける前に、まずは次の1年間でどういう内容を勉強するのか、その科目の全部の単元を眺めておくといいと思います。
いつ頃、どんなことを勉強するのかを知って、心の準備をしておくことが目的なので、理解はできなくてもOKです。次の学年の教科書を早くもらえた人は、パラパラめくってみてください。
教科書がない人は参考書や資料集でも構いません。
見ておくだけでもずいぶん違うはずです。
まずは復習、時間があれば全単元を眺めておくという2ステップで、余裕をもって新学期を迎えましょう。
新学期に向けて準備しておくこと
小学校の準備
お道具箱の補充と整理、上履きを洗う、またはサイズアウトの場合は買い替え、新しい雑巾の用意など
中学校の準備
制服、バッグ、ジャージなど一式。自転車&ヘルメットなど
高校の準備
制服、自転車、電子辞書など
子供に対するケア
新学期をむかえる子供の心境
新たな学期がスタートするこの時期は、子供たちが不安を抱えやすい時期でもあります。
必要なケア
「新入学」「新学期」にあたっては、わが子を、どのように育てたいかという
3つの目標を持たなければいけないそうです。
それは…
①能力!
ここは大体の親御さんは間違わないのだそうです。
やはり親は子どもの才能を引き出したいと思っているのですね。
②意欲!
本当に子どもがやりたいと思っているのか?という事を今一度確認したほうが良いとの事。
意欲を持たせるためには、やはり子どものやりたいよう好きにやらせるのが
一番なのだそうです。
また、感謝されたり、役目を与えたりすると、子どもの意欲は伸びていくのだとか。
③感性!
企業の社長が、社員を思いやり、引っ張っていくように、子どもにも「人のことを思いやる心」を持たせなければいけないそうです。
まとめ
新学期のことをあれこれ考えてワクワクしながらも、不安を抱える子どもたち。それを解消するには準備をしっかりすることが大切です。
しかもギリギリではなく余裕をもって準備しておくと、スムーズに慣れていくでしょう。
生活のこと、勉強のことはもちろん、日頃気をつけたいことなども一緒に準備すれば、万全の新学期が迎えられるはず!
保護者にとっては大変な時期ですが、子どもの成長を願ってがんばりましょう!