「反抗期」いつから~保護者ができること~
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こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)

 

みなさんは反抗期について考えたり、調べたりしたことはありますか?

よく耳にする「反抗期」という言葉ですが、反抗期という言葉の表す範囲は広く、言葉を聞いてイメージする内容は人それぞれでしょう。

ここでは、反抗期の時期や反抗の内容について話していきます。

反抗期はいつから?

第一反抗期と第二反抗期

第一反抗期は、赤ちゃんであった時期を過ぎ、自分の足で立って行動ができるようになるとされている1歳半ごろから、自己主張と自己抑制のバランスが取れるようになるとされている3歳ごろまでに見られますが、始まりにも終わりにも個人差はあります。

 

立って行動できるようになることで、行動範囲が増え、それに伴い興味の範囲も増えます。

そのことにより、「○○したい」といった気持ちが自然と芽生えてきますが、言葉はまだまだ話せるレベルではないので、自身の欲求を上手に伝えることはできません。

 

また、大きくなり、兄弟や両親の真似をしようとすることも増えますが、うまくできずにもどかしさを感じることも増えます。

その結果として、嫌という気持ちを伝えたり、癇癪を起こしたりなど、自分の気持ちを表現するようになります。

これらが、第一反抗期とされているものです。

 

反抗期2

 

第二反抗期は、「精神的な自立の手がかりを得るとされる中学2年生の頃」と文部科学省では定義付けられています。

思春期では急激な体の成長や変化に心の成長が付いていくのが難しいとされており、先輩や後輩といった上下関係など、学校での生活環境の変化などからも反逆心が芽生え、不安やストレス、不満、矛盾、自己主張などといったやり場のない思いから反抗期が生じる、とされています。

 

多くの方がイメージされる反抗期は、この第二反抗期ではないでしょうか。

年齢を重ねるとともに、様々な経験を経て、客観的にものごとを見ることもできるようになるため、大人の言っていることの矛盾に目が行くようになり、反抗につながってしまいます。

 

しかし、この時期は「心理的離乳」とも言われ、親に対する甘えから離れ、自立(精神的な成長)する大切な時期です。

 

反抗期の特徴 男の子と女の子

小学校3、4年生あたりから見られる反抗期ですが、これは思い通りにいかないことが増え、周りと自分を比較することから発生する劣等感によるやり場のないイライラが大きな要因となっています。

ここでは、反抗期に見られる行動を、男の子と女の子に分けて見ていきましょう。

 

男の子

・言葉遣いが乱暴になり、暴言を吐く

・イライラから物に当たる

・保護者との会話が減る

 

これらの行動に関して、口うるさく注意してしまうと、より態度が悪化することが多いため、注意して接する必要があります。

そのため、過度に干渉し過ぎないことが大切です。

 

女の子

・口答えや屁理屈が増える

・面倒くさそうな態度が増える

・父親に冷たい態度を取る

 

同性であるお母さんは、これらの態度が異性のお父さんに比べ、気になったりします。

小学生といっても、女の子同士の人間関係は複雑であったり、集団との関係を気にしたりなど、様々なことに気をまわしています。

女の子は共感してほしいという傾向が強いため、注意するというよりも、気持ちを聞き、理解を示してあげましょう。

 

 

反抗期のない子もいる

ここまで、反抗期について話してきましたが、そもそも「反抗期って全員にあるの?」思ったことはありませんか?

 

反抗期がない・態度に表していない(見せない)子もいます。

これは大人に関してもそうですが、「怒ったところを見たことがない」と言われる人=穏やか・反抗しない、とはなりませんよね。

 

受け取り方や感情表現は人それぞれなので、同じ出来事でもストレスを感じる人、感じない人がいます。

そのため、反抗の仕方・内容も人それぞれなので、反抗期がない=普通とは違う、といった悲観的な考えはしないでください。

 

 

保護者の対応と対処法

反抗期の子どもにやってはいけない行動

子どもに接する際によく見られる(しがちな)ダメな例を見ていきましょう。

 

・叩くなどの暴力行為

・自身の子ども時代や他のご家庭の子どもと比較する(他者比較)

・愚痴をこぼすかのようにくどくどと説教をする

・干渉をし過ぎる(過度な干渉)

・携帯やスマホといったツールを取り上げる

 

また、夫婦仲も大切です。

喧嘩の原因が自分にあるのではないか、自分はいない方がいいのではないか、などの負の感情を持ってしまう可能性もあるため、家庭内環境は大きな影響を持ちます。

 

 

どのように接したらいい?

家庭愛を自然に嫌味なく感じることのできる環境を作ることが最も大切です。

気持ちと体を休めることのできる、安らぎの場所があるということを感じ、居心地よく生活をすることができれば、精神的にも落ちつきます。

 

また、些細なことでも褒めてあげたり、感謝の気持ちを伝えることで、自己肯定感も上がります。

過度な干渉はよくありませんが、全くのほったらかし状態では寂しさを感じてしまいます。

適切な接し方は人それぞれですし、目に見えないものですが、根本的に「私はあなたを見ているよ」という気持ちを持って接することが重要です。

 

反抗期3

 

親も乗り越えなくてはならない。ストレス解消法

反抗期の子どもに振り回され、ストレスを感じている保護者の方も少なくはないでしょう。

こういった傾向は家族の中でも「お母さん」に多く見られるようです。

大きな理由としては、子どもの当たられ役になるのはお母さんが多いことだと思われますが、実はお母さんが十分に子離れできていないこともあります。

 

反抗期は子どもが1人の人間として自立していくためには必要なものであり、成長過程の通過点の1つと受け取り、見守ってあげましょう。

しかし、子どもとのコミュニケーションが円滑ではない状態の時は、いろいろと工夫してみることは大切です。

直接的な会話が1番のコミュニケーションだと思いますが、反抗期ではその会話が難しくなることが多いでしょう。

会話に応じてもらえないのであれば、LINEやメールなどで話をするという方法もあるでしょう。

今後の人生を左右する進路の話といった重要な話が親子間でできないと大変です。

このような時間をかけてしっかりと話し合うことが必要な場面では、子供が信頼している人(例えば、親戚のおじさんや祖母など)と一緒に話をするのもいいでしょう。

 

保護者の方からすれば、「どうして親の私ではないの?」という感情になることもあると思います。

しかし、近いからこそ見えないものもあると思います。

家族=すべて話せる、ではないですよね。

友達に言いやすいこと、恋人に言いやすいこと、異性に言いやすいこと、同性に言いやすいことなど、様々なことがあると思います。

 

しかし、家族だからこそ分かってあげられることもたくさんあると思います。

あなたにはあなたにしかできないことがたくさんあると思います。

子どもの成長を温かく見守ってあげてください。

 

まとめ

反抗期の原因は様々ですが、やり場のないストレスが反抗という行動に表れます。

接し方の正解はありませんが、過度な干渉や放置(無干渉)はせず、寛大な心を持ち、「私はあなたを見ているよ」というスタンスで、見守ってあげてください。

反抗期は成長過程の1つの通過点です。

今、子どもは成長している途中なのです。

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