北海道の中学入試情報・受験対策

北海道の中学受験概要

北海道の中学入試は1月上旬を中心に実施されます。一部の私立校は1月よりも前に実施していますので、入試要項を確認するようにしましょう。北海道で受験が必要な中学校は札幌市に8校(札幌聖心女子学院中学校は2023年度以降募集停止)、函館市に3校、旭川市・釧路市・登別市・江別市・北広島市にそれぞれ1校となっています。偏差値は45~70程度と幅広く、一番高い中学校は函館市の「函館ラ・サール中学校」(男子校)、札幌市では「北嶺中学校」(男子校)ついで「立命館慶祥中学校」(共学)となっています。
ここ数年の私立中学校のコース新設や、公立中高一貫「札幌開成中等教育学校」の開校により、受験希望者数は増加傾向にあります。基本的には学力検査や面接、集団活動などで合格者が選定されますが、「札幌開成中等教育学校」では読解力や思考力、表現力が問われる「適性検査」が用いられています。

 

 

北海道の中学受験対策

立命館慶祥中学校

【国語】〈SP〉大問4題構成で、大問1に知識分野、大問2に説明文、大問3に物語文、大問4に作文が出題されます。漢字の読み書きや対義語など、基礎知識の対策を十分に行うことと、文章や資料の内容を正確に把握する力を養っておくことが重要になります。


【算数】〈SP〉大問4題構成で、難易度は標準~やや難しいレベルとなっています。大問1には計算問題・数量分野の小問集合、大問2には図形問題の小問集合が出題されますので対策を行いましょう。近年、グラフを読み取り書かせる問題が頻出傾向にあります。こちらもしっかりと対策を行いましょう。


【理科】〈SP〉大問4題構成で、例年、大問1は小問集合、大問2~4は実験に関する問題や文章読解問題となっています。データを読み取る問題が毎年出題されていますので、しっかりと練習を重ね読解力と思考力を養いましょう。小学校内容を大きく逸脱した問題が出題されることはないので、まずは確実に基礎知識を身につけ、応用問題に取り組むことが大切です。


【社会】〈SP〉大問4題構成で、地理・歴史を中心に出題されます。単語をただ暗記するだけではなく、時代や背景までしっかりと理解しておきましょう。資料を読み長文記述を行う問題も出題されますので、読解力と記述力を養うことが大切です。また時事問題について、日頃から関心を持つようにしましょう。

 

札幌開成中等教育学校

【一次検査】

適性検査ⅠとⅡが行われます。通常の学力検査とは違い、単純な計算問題や知識問題はありせん。文章を読み解く読解力や思考力、表現力が問われます。過去問を使用し、傾向の把握と対策を行いましょう。

適性検査Ⅰ:文章を読み設問に答える形式で、大問が2題出題されます。「条件整理」分野からの出題となり、論理的に思考し判断していく力が問われます。

適性検査Ⅱ:文章を読み、記載されている採点基準に沿って自分の考えを書く記述問題となります。表現力や、課題発見・解決力が問われます。


【二次検査】

(一次検査通過者)
グループ活動:4人程度でグループを組み、授業形式で行われます。集団でのコミュニケーション能力や課題探究的な学習への対応力が問われます。

 

 

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