中学入試情報・受験対策

北海道の中学入試情報・受験対策

北海道の中学受験概要

北海道の中学入試は1月上旬を中心に実施されます。一部の私立校は1月よりも前に実施していますので、入試要項を確認するようにしましょう。北海道で受験が必要な中学校は札幌市に8校(札幌聖心女子学院中学校は2023年度以降募集停止)、函館市に3校、旭川市・釧路市・登別市・江別市・北広島市にそれぞれ1校となっています。
 
偏差値は45~70程度と幅広く、一番高い中学校は函館市の「函館ラ・サール中学校」(男子校)、札幌市では「北嶺中学校」(男子校)ついで「立命館慶祥中学校」(共学)となっています。
 
ここ数年の私立中学校のコース新設や、公立中高一貫「札幌開成中等教育学校」の開校により、受験希望者数は増加傾向にあります。基本的には学力検査や面接、集団活動などで合格者が選定されますが、「札幌開成中等教育学校」では読解力や思考力、表現力が問われる「適性検査」が用いられています。

 
 

北海道の中学受験対策

立命館慶祥中学校

【国語】
例年、SPコース・一貫コースともに試験時間60分の大問4題構成です。大問1は漢字やことわざ、慣用句などの知識問題、大問2.3が説明文や小説文などの長文読解問題、大問4は資料や意見文を読み指定された条件を満たすように記述する問題が出題されます。普段から漢字の読み書きや対義語など、基礎知識の対策を十分に行うことが重要となります。また、文章や資料の内容を正確に把握する力を養っておきましょう。難易度は、一貫コースと比べるとSPコースの方が格段に難しい文章が出題されます。日ごろから新書などを読み、早いうちから過去問に取り組んでおくとよいでしょう。
 
【算数】
例年、SPコース・一貫コースともに試験時間60分の大問4題構成で、難易度は標準~やや難レベルとなります。大問1は計算問題や短めの文章題の小問集合、大問2は様々な図形の小問集合、大問3.4は速さや道のりに関する問題などの長めの文章題が出題されます。計算問題や基礎レベルの問題は落とさないようにしましょう。近年、グラフを読み取り書かせる問題が頻出傾向にあります。過去問や類似問題などで練習を重ねる必要があります。
 
【理科】
例年、SPコース・一貫コースともに試験時間40分の大問4題構成です。例年、大問1は各分野の小問集合で、大問2~4は実験に関する問題や文章読解問題となっています。物理・化学・生物・地学の各分野からバランスよく出題されるため、満遍なく勉強する必要があります。また、データを読み取る問題が毎年出題されているため、しっかりと練習を重ね読解力と思考力を養いましょう。基礎知識しっかりと固め、応用問題に取り組むことが大切です。
 
【社会】
例年、SPコース・一貫コースともに試験時間40分の大問4題構成です。地理・歴史・公民の各分野から出題されますが、地理・歴史分野が中心となります。単語をただ暗記するだけではなく、時代や背景までしっかりと結び付けて理解しておくことが大切です。資料を読み長文で記述する問題も出題されており、解答するにあたり文字数や指定用語などの条件が設定されています。読解力を身に付け、指定された条件に従って記述する練習を行いましょう。また、時事問題について日頃から関心を持ち、新聞やニュースで様々な情報を入手しておくと良いでしょう。
 

札幌開成中等教育学校

【一次検査】
適性検査ⅠとⅡが行われます。通常の学力検査とは違い、単純な計算問題や知識問題はありせん。文章を読み解く読解力や思考力、表現力が問われます。過去問を使用し、傾向の把握と対策を行いましょう。
 
適性検査Ⅰ:文章を読み設問に答える形式で、大問が2題出題されます。「条件整理」分野からの出題となり、論理的に思考し判断していく力が問われます。

適性検査Ⅱ:文章を読み、記載されている採点基準に沿って自分の考えを書く記述問題となります。表現力や、課題発見・解決力が問われます。
 
【二次検査】(一次検査通過者)
グループ活動:4人程度でグループを組み、授業形式で行われます。集団でのコミュニケーション能力や課題探究的な学習への対応力が問われます。
 
 

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