中学入試情報・受験対策
京都府の中学入試情報・受験対策
京都府の中学受験概要
京都府は高い学力を誇る中高一貫校が多く、男子校では「洛星中学校」、共学校では「洛南高等学校附属中学校」、女子校では「京都女子中学校」が京都府の中でも偏差値の高い中学校となります。いずれも京都大学や大阪大学などの国立大学、関関同立などの難関私立大学への進学実績が多数ある名門校です。「洛星中学校」は前期と後期によって試験内容が異なるため、早めに受験する試験を決めておき、勉強する教科を絞っておきましょう。また、後期日程の受験難易度が高くなっているため、過去問演習で出題傾向や形式だけでなく、難易度も把握しておく必要があります。「洛南高等学校附属中学校」は京都府の中ではトップクラス、全国では3番目に高い偏差値を誇っています。また、学問だけではなく、スポーツもトップクラスの文武両道の人気中学校です。そのため、入試の難易度は非常に高くなっていますが、出題傾向はほぼ固まっているため、頻出単元を問題集や過去問を活用して徹底的に学習してください。「京都女子中学校」は各科目、ややこしく手間のかかる問題や独自問題などが出題される傾向にあるため、過去問を活用してしっかりと対策をしておく必要があります。公立中高一貫校では「京都府立洛北高等学校附属中学校」「京都市立西京高等学校附属中学校」「京都府立園部高等学校附属中学校」などがあり、いずれも適性検査と面接が行われます。面接は慣れない状態で挑んでしまうと、焦りや不安から落ち着きのない態度をとってしまい面接官に悪い印象を与えてしまいます。「どんな質問がきても大丈夫」と自分に自信を持つためにも、家族や学校・塾の先生に協力してもらい面接の練習をしっかりと行っておきましょう。
京都府の中学受験対策
洛南高等学校附属中学校
【国語】例年、大問3題で構成されており、物語文・論説文・随筆文の読解問題がそれぞれ1題ずつの出題となっています。読解問題の中に漢字や慣用句、ことわざなどの知識問題が含まれているため、毎日コツコツと学習し得点源にしましょう。解答形式は、記述式や選択、抜き出しなど偏りなく出題されます。文章量・問題数ともに多いため、試験時間内に解答するスピード力や、問題の取捨選択を見極める力が必要です。複数年分の過去問でしっかりと対策を取りましょう。
【算数】例年、解答用紙は答えのみを書く形式となっています。途中式や考え方を書く問題がないため、ケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。大問1は計算問題が出題されます。計算に工夫が必要な問題もあるため、スピードと正確な計算力、問題を見極める力が必要です。図形問題が頻出となっており、例年3割程度を占めています。また、食塩水の問題や速さ、数・規則性などの単元も頻出です。複数年分の過去問に取り組み出題傾向に慣れ、単に解答するだけではなく「なぜこの解き方なのか」、というところまで意識して考えるようにしましょう。
【理科】例年、大問5題構成で、生物2題と化学・地学・物理の各分野から1題ずつの出題が続いています。生物は写真・イラスト問題や計算問題、化学は気体発生や中和計算、物理では力学分野が頻出となっています。頻出分野を中心に学習し、過去問や多くの演習問題に取り組んでおくことが大切です。
【社会】例年、大問3題構成で、歴史・地理・公民の各分野から1題ずつの出題となっており、歴史の問題数がやや多くなっています。歴史では1つのテーマに基づいた問題、地理ではグラフや地図・統計が頻出です。公民では前年話題となった出来事が出題されやすいため、普段から新聞やニュースに目を通す必要があります。問題文は最後までしっかりと読み、選択ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。
洛星中学校
【国語】例年、大問4~6題で構成されており、解答用紙には答えのみを書く形式となっています。途中式や考え方を書く問題がないため、正確な計算力を身につけ、ケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。図形と速さ、規則性の問題は頻出分野のため、重点的に学習することが大切です。やや時間のかかる難問が出題されることもあるため、解ける問題から解答し、確実に得点に繋げることを意識しましょう。
【算数】例年、大問4~6題で構成されており、解答用紙には答えのみを書く形式となっています。途中式や考え方を書く問題がないため、正確な計算力を身につけ、ケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。図形と速さ、規則性の問題は頻出分野のため、重点的に学習することが大切です。やや時間のかかる難問が出題されることもあるため、解ける問題から解答し、確実に得点に繋げることを意識しましょう。
【理科】例年、大問4題構成で、化学・物理・生物・地学の各分野から1題ずつの出題が続いていましたが、2021年度では大問5題構成となり、化学分野が2題出題されました。難解な計算問題はありませんが問題数が多いため、丁寧に素早く解答する必要があります。また例年、問題文が非常に長いため、複数年分の過去問に取り組み、出題形式に慣れておきましょう。
【社会】例年、地理・歴史・公民の各分野から出題され、地理・歴史の比重が大きくなっています。解答形式は、記述式や記号選択、論述、並び替え問題など多岐にわたります。学習する際は、用語や人物などはできるだけ漢字で覚えておきましょう。時事問題が出題されることもあるため、普段からニュースや新聞に目を通し、ここ数年分の情報を確認しておくことが大切です。
京都女子中学校
【国語】試験時間60分、論説文・物語文の読解問題2題、知識問題1題の大問3題構成です。物語文は読みやすい文章が出題される傾向にありますが、論説文では難度の高い文章が出題されることが多いため、論説文の読解問題を中心的に学習しておくとよいでしょう。また、知識問題の点数割合が高いため、しっかりと点数を獲得できるように漢字やことばの知識は身につけておく必要があります。
【算数】試験時間60分で、大問6題構成です。大問1は四則計算、大問2は小問集合、大問3以降は応用問題となっています。例年、応用問題では図形問題が2問程度出題される傾向にあります。その他の大問は速さと比、場合と数が頻出です。答えのみ記入する解答形式のため、計算ミスすることなく確実に解答できるようにしておきましょう。
【理科】試験時間40分で、大問6題構成です。生物、物理、地学、化学の4分野から幅広く出題されます。基本問題が中心となりますが、過去に生物の分野から難問・奇問が出題されたことがあります。そのため、油断せず、応用問題にも取り組んで対応できるようにしておきましょう。
【社会】試験時間40分で、大問7~8題構成です。地理、歴史、政治の3分野から幅広く出題されます。時事問題、都道府県の特色、世界地理が頻出です。漢字指定の用語記入問題が多いため、漢字で解答する癖をつけておきましょう。
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