月の満ち欠け 月にまつわるお話
こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/
夜になると美しく輝くお月様。
時には満月であったり、三日月や半月と形を変えたりします。
皆さんはどういう原理で、月が輝き、形や大きさが変化しているのかご存知でしょうか?
本日はその原理についてお話したいと思います。
Contents
月が輝く理由
夜空を見上げると、自ら光り輝く星があります。
これらは恒星といい、私たちの身近なところでいうと太陽がそれにあたります。
月も光っているように見えますが、月自体が光っているわけではなく、太陽の光が月に反射して私たちに見えているのです。
月の満ち欠けについて
なぜ月は満ち欠けするのか?
満月であったり、半月であったり三日月であったり、いろいろな形に変化して見えるお月様ですが、これは実際に月の形が丸くなったり、半分だけになったりしているわけではありません。
私たちが住んでいる地球は太陽を中心に公転しており、月は地球を中心に公転しています。
それは月を見上げる私たち自身も動いており、光を受ける月自体も動いていることになります。
つまり、もともと球状の月への光の当たり方や見え方がその都度変化するため、満月や半月、三日月などいろいろと姿を変えて見えるということになります。
月の呼び名(三日月、下弦、上弦の月など)
月の姿の変化には周期があり、およそ1か月(30日)ほどです。
またその月の姿にはそれぞれに呼び方があり、下記のようなものなどがあります。
・新月(しんげつ・1日ごろ)
・繊月(せんげつ・2日ごろ)
・三日月(みかづき・3日ごろ)
・上弦の月(じょうげんのつき・7日ごろ)
・十日夜の月(とおかんやのつき・10日ごろ)
・十三夜月(じゅうさんやづき・13日ごろ)
・小望月(こもちづき・14日ごろ)
・満月(まんげつ・15日ごろ)
・十六夜(いざよい・16日ごろ)
・立待月(たちまちづき・17日ごろ)
・居待月(いまちづき・18日ごろ)
・寝待月(ねまちづき・19日ごろ)
・更待月(ふけまちづき・20日ごろ)
・下弦の月(かげんのつき・23日ごろ)
・有明月(ありあけづき・26日ごろ)
・三十日月(みそかづき・30日ごろ)
これらの名づけ方にも、いろいろな方法があります。
・新月(1日目)を基準として、何日目に見ることが出来るか。
・月と太陽の位置関係から、明け方や夕方などの見える時間帯
・月の形状
新月と満月
新月の由来は、英語のnew moon(新しい月)から来ているそうです。
同様に、満月はfull moon(満たされた月)です。
このことから新月、満月という呼び方は比較的最近から呼ばれだしたようです。
新月の以前からの呼び方は、「朔(さく)」や「暗月(あんげつ)」と呼ばれており、満月のことは「望月(ぼうげつ・もちづき)」「盈月(えいげつ)」と呼ぶこともあるようです。
月の動きに関わること
早朝に太陽が東の空から昇り、夕方に西の空に沈んでいく。
この動きと同じように月も東の空から昇り、西の空に沈んでいく。
これは、地球自体が回転する自転の動きによるものなのですが、太陽と月はそれぞれ違った動きをしているため動き方は全く同じではありません。
少し南寄りになったり北寄りになったりします。
月の大きさ
「今日の月はいつもより大きいな」と感じることはないでしょうか?
これは月の公転軌道によるものです。月の公転軌道は綺麗な円状ではなく楕円状となっています。
これにより地球との距離が比較的近い日と、遠い日があるのです。
近い日であると月は大きく見え、遠い日だと小さく見えるということですね。
月食・日食
「皆既日食(かいきにっしょく)」「皆既月食(かいきげっしょく)」というような言葉を聞いたことがあると思います。
これは、地球と月と太陽がほぼ一直線に並んだ際に起きる現象です。
皆既日食とは、「地球 — 月 — 太陽」の順に並んだときに起こります。
地球から太陽を見上げるとちょうど月が重なって見え、太陽の光が月によって遮られ、地球に光が届かない状態になってしまいます。
また、皆既月食とは「太陽 — 地球 — 月」の順に並んだときに起こります。
月食の前後であると地球から月を見上げると満月に見えるのですが、これがちょうど一直線に並ぶと太陽の光が地球によって遮られ月に届かなくなってしまいます。
これにより地球の影が満月にかかるため、月が欠けて見えるのが月食というわけです。
これは引き潮、満ち潮、大潮などにも影響してきます。
引き潮、満ち潮は月の引力によって海水が引っ張られることにより起こります。同様に太陽にも引力があり、この月と太陽の引力が重なるときに最も海水が引っ張られる状態となります。
これが、「大潮」です。
月の表面
月の表面の模様を詳しく見たことはありますか?
子供の頃に「月の模様が餅つきをしているウサギに見える」、というような表現をしたことはないでしょうか。
実は、地球から月を見た場合、月はいつも同じ面を地球に向けています。
月も地球と同じように、公転しながら自転もしているのです。
満月であれば月の模様はいつも同じで、日によって違う面が見えるということはなく、月の裏側は地球からは見えないようになっています。
まとめ
今回、月の見え方や呼び方、月よって引き起こされる現象について書き連ねました。
調べてみると、学生時代に習ったのに忘れてしまっていることや新たな発見がありました。
この機会に、再度月の満ち欠けについてもっと詳しく調べてみるのも良いですね。