不定代名詞って何?代名詞と何が違うの?
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こんにちは!オンライン家庭教師WAMです(^^)/

 

「代名詞は理解できている!」という方、ちょっと待ってください!

不定代名詞については理解できていますか?
英語の文を作るうえで不定代名詞はとても便利です。 

今回は、そんな不定代名詞の意味と用法について詳しく説明していきたいと思います。 

 

 

不定代名詞とは  

「he」「that」など、具体的に1人/ひとつのイメージを思い浮かべることができるものを代名詞といいます。 

代名詞に対して、「one」「both」「either」「neither」「none」「some」「any」など、具体的に1つのイメージを思い浮かべることができないものを「不定代名詞」といいます。 

 

具体例を出してみると「えっ?この単語も不定代名詞なんだ!」と驚く人もいると思います。 

これらの単語は不特定の人・もの・数・量を表します。 

具体的にこれらの不定代名詞について見ていきましょう。 

 

不定代名詞の例文

one 

数字の1という意味も持ちますが、不定代名詞としての意味は全然違います。 

不定代名詞の「one」「話の中で出てきたものと同じ種類のもの」を指すときに用いられます。 

 

A: This is my new cap. 

  これは私の新しい帽子です。 

B: Really? I bought one last Sunday, too. 

 本当?私もそれ(と同じ種類の帽子)先週の日曜日に買いました。 

 

この時の「one」は全く同一のものを指すのではなく同じ種類のものを指します。 

全く同じものを指したいときは定代名詞の「it」を使用します。 

 

A: This is my new cap. 

  これは私の新しい帽子です。 

B: Can I try it? 

 それ(その帽子そのもの)をかぶってみてもいいですか?
 

「it」は前に出てきたものそのものを表すのに対して「one」は同じ種類のものという少し漠然とした意味を表します。 

この2つの使い分けを誤ると文の意味が変わってきてしまうのでしっかりと区別して使い分けましょう。 

 

また、同じ種類の複数のものを表すときは「ones」を用います。 

A: I like these glasses. 

  私はこのメガネが好きです。 

B: I have these ones, too. 

  私もそれ持ってます。 

 

another 

「もう一つの」という意味を表し、代名詞、形容詞として用いられます。 

他の不特定の一つを表します。 

たくさんのものの中で1つを除いたものの中のなんでもいいから1個を指したいときに用います。 

 

I have another idea. 

私には他の考えがあります。 

 

other 

「他の」という意味で人やものを表す場合に用いられる不定代名詞の一つです。

2つのものがあって他の一方を示すときは1つのものが決まればもう一方も決まるので「the other」を用います。 

何個かあって別のいくつかを示すときは「others」と複数形になります。また、何個かあって別のいくつかの全部を示すときは「全部」と特定されるので「the others」を用います。 

この辺は紛らわしいので下の図を参考にしてください。 

 

One is a nurse, the other is a doctor. 

一方は看護師でもう一方は医者です。 

 

I can eat three apples, but I can’t eat the others. 

リンゴを3つは食べられるけれど他のは食べられません。 

 

 both 

「両方」という意味を表します。 

ただ単に両方という意味を表すだけでどの「両方」なのかはわからない漠然とした意味を表します。 

 

Both of them are my sons. 

彼らの両方は私の息子です。 

 

I think both of you are good at English. 

あなたたちは両方英語が得意だと思います。 

 

some、any 

◆肯定文で用いるとき 

「some」:いくつかの 

「any」:あらゆる 

といった意味を表します。 

some」ではある程度の数、量があること、「any」では制限なくあることを表します。 

 

I have some ideas about the project. 

その計画についていくつかの考えがあります。 

You can use any books here. 

ここにあるあらゆる本を使うことができます。 

 

◆否定文で用いるとき 

「some」:いくつかの 

「any」:すべて 

否定文の中で「some」は全体の中の一部を否定し、「any」はすべてを否定します。

 

I can’t answer some questions. 

いくつかの質問には答えられなかった。 

Any of them didn’t have pencils. 

誰も鉛筆を持ってきていなかった。 

 

◆疑問文で用いるとき 

「some」:少しは 

「any」:いくらか 

いくつかのという意味で通常は「any」を用いますが、あるよね?というように肯定の意味を期待する場合は「some」を使用します。 

 

Is there any water in the cup? 

カップの中に水は入っていますか。 

Aren’t there any letters for me? 

私宛の手紙がありませんか。 

 

many 

見たことがある人も多い単語だと思いますが「多くの」という不定代名詞の一種です。 

You can see many people on the street. 

通りに多くの人がいるのが見えます。 

 

不定代名詞 many

 

each 

2つ以上の複数の人やものの1つ1つを指して「それぞれ」の意味を表します。 

この時「each+名詞」は単数形扱いになるので注意しましょう。 

 

Each of dogs has its favorite place. 

犬はそれぞれお気に入りの場所がある。 

 

none 

「何も~ない」といった意味を表し、「none of+名詞/代名詞」で用います。 

「none of+可算名詞」は複数形、「none of+不可算名詞」は単数形として扱います。

 

None of them can speak English. 

誰も英語を話すことができません。 

 

all 

3つ以上のものや人の「すべて」を示します。 

「none」と同様に「all of+可算名詞」は複数形、「all of+不可算名詞」は単数形として扱います。 

 

All of the information was useful for me. 

その情報のすべてが役に立った。 

 

これも不定代名詞だったんだと思った方も少なくないのでしょうか。 

実は知らない間に使っていた単語も多かったと思います。 

不定代名詞という言葉にとらわれるのではなく1つ1つの意味をしっかり理解しておきましょう。 

 

まとめ

今回は不定代名詞について紹介してきました。 

another」,「other」の用法は特にわかりにくいのでよく復習しておきましょう。 

文の中で自然に不定代名詞が使えるようになれば表現の幅がぐんと広がります。 

ややこしいことも多い単元ですが頑張って理解していきましょう。

 

不定代名詞 勉強

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