中学入試情報・受験対策

神奈川県の中学入試情報・受験対策

神奈川県の中学受験概要

神奈川エリアの中学入試は、東京エリアとほぼ同じ日程で行われています。私立の男子校・女子校がいくつかあり、「栄光学園中学校」「聖光学院中学校」「浅野中学校」が男子御三家、「フェリス女学院」「横浜共立学園」「横浜雙葉」が女子御三家と呼ばれています。女子校の中では近年「洗足学園中学校」が人気を集めており、第1回~3回までのすべての日程で高い倍率を誇っています。公立中高一貫校として「神奈川県立相模原中等教育学校」「横浜市立南高等学校附属中学校」「神奈川県立平塚中等教育学校」「横浜市立サイエンスフロンティア高校附属中学校」「川崎市立川崎高等学校附属中学校」の5校があり、私立に比べ安い授業料で質の高い教育を受けられること、高校受験がないことなどを理由として、近年4~7倍の倍率という狭き門になっています。中でも高校がSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に認定されており、充実した研究設備のもと先進的な科学の知識・技術を学ぶことができる「横浜市立サイエンスフロンティア高校附属中学校」が人気を集めています
中高一貫校や附属中学校の人気は年々高まっており、今後も倍率・偏差値が上がることが見込まれます。また近年、入試日程の増加や入試方式の多様化の傾向があるため、希望する中学校の入試方法をこまめに確認する必要があります。

 

 

神奈川県の中学受験対策

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校

【適性検査Ⅰ】文系科目の適性検査となり、会話文で展開される内容について、文章・図・表やデータなどを参考に解答を行います。解答形式は記述式・選択式になります。資料を的確に読み解き、課題について自分の言葉で表現できるかが問われます。
【適性検査Ⅱ】理数系科目の適性検査で、大問3題構成となっています。解答形式は記述式・選択式になります。与えられた情報を科学的・数理的に読み解く力と、整理・分析する力が問われます。理科の実験が中心となりますが問題の文章量も多く読解力も必要になります。


洗足学園中学校

【国語】例年、論説・説明文から1題と小説・物語文から1題の大問2題構成となります。読解問題の中に漢字の書き取りなどの知識問題が含まれています。素材文は約7000字で、設問形式は選択肢や適語補充、抜き出し、説明記述など多岐にわたります。中でも説明記述の難度と配点比率が高くなっているため、合格を狙う上では対策が必須となります。また、複数年分の過去問演習で出題傾向に慣れておくと良いでしょう。
【算数】例年、大問5題構成となっています。前半は計算問題と一行問題で答えのみの記入、後半は比較的難度の高い応用問題で考え方や途中式など記述が必要となります。記述問題は、答えが分からなくても途中式があっていれば部分点をもらえるため、空白で提出せずに分かるところまで書くことを意識しましょう。また、年度や回数によって問題構成があまり変化しないため、過去問による対策が効果的となります。規則性やグラフ、特殊算、図形などが頻出分野となるため、重点的に学習すると良いでしょう。
【理科】例年、大問4題構成で、試験時間は社会と合わせて60分となります。各分野からバランスよく出題されますが、実験や観測・観察に関する問題が頻出で難易度はやや難しい傾向にあります。基礎知識をしっかりと身につけて、過去問演習に取り組み出題傾向に慣れておきましょう。
【社会】例年、大問3題構成で各分野からバランスよく出題されます。試験時間は理科と合わせて60分となるため、時間配分に注意が必要です。記述問題が3問程度出題されることが特徴で、与えられた資料を基に知識を整理して自分の言葉で述べる練習を重ねましょう。また、漢字指定の問題も頻出のため、重要語句や地名、人物名などは漢字で正確に覚えることが重要となります。


聖光学院中学校

【国語】例年、読解問題2題、漢字問題1題、総合的知識問題1題の大問4題構成となっています。読解問題の文章量は9,000字前後で、さまざまな設問形式で出題されます。中でも選択問題は選択肢の文章が長く、さらにほとんどが5択であるため、問題文を正確に理解する必要があります。漢字や知識問題は、確実に得点し取りこぼしのないようにしましょう。
【算数】例年、大問5題構成で難易度は標準~やや難レベルとなります。公式に当てはめるだけでは解けず、推理力や思考力を問う問題が出題されます。速さや割合、図形のほかn進法や整数問題などが頻出分野となるため重点的に学習すると良いでしょう。
【理科】例年、大問4題構成で地学、生物、物理、化学の分野からバランスよく出題されます。基本問題だけでなく、細かい知識を問う問題や計算問題も含まれます。難易度は年度により差がありますが、どんな問題が出題されても対応できるよう基礎知識をしっかり身につけ、問題演習に取り組みましょう。
【社会】例年、大問4題構成で各分野からまんべんなく出題されます。語句の暗記だけでは解けない問題も多く、思考力や応用力が必要になります。設問形式も多岐にわたるため、複数年分の過去問演習で出題傾向に慣れておきましょう。

 

 

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