大学入試情報・受験対策
東京藝術大学音楽学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
東京藝術大学音楽学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
東京藝術大学音楽学部の偏差値は55.0程度(楽理科)で、大学入学共通テストにおいては、5.5~8割程度得点することが合格の目安となります。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、音楽環境創造科が最も高く6.6倍、音楽学部全学科平均でも約3.3倍となるため、十分な対策が必要です。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
東京藝術大学音楽学部の一般選抜入試は、すべての学科において大学入学共通テストを受験する必要があります。指定科目は学科によって異なり、2~3教科2~4科目となります。楽理科と音楽環境創造科では個別学力検査と小論文、音楽環境創造科以外のすべての学科で実技検査が課されます。また、作曲家、邦楽科、音楽環境創造科では面接試験も課されます。学科によって課される試験内容が異なるため、必ず募集要項を確認し志望学科に合った対策を行いましょう。
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東京藝術大学音楽学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
《楽理科》
例年、試験時間120分で、大問2題構成となっています。国語総合・現代文B・古典Bからの出題で、長文読解問題が2題となります。漢字問題は小問として出題されます。問題の大半は「説明しなさい」という記述式となっているため、読解力・精読力・表現力が必要となります。複数年分の過去問演習で出題傾向に慣れておくと良いでしょう。
英語の試験傾向と対策
《楽理科》
例年、試験時間120分で、大問3題構成となります。大問1.2は長文読解問題、大問3が和文英訳問題です。長文読解問題では、英文和訳、説明記述、選択、語彙などの設問が10問程度出題されます。和文英訳問題は、オリンピックや環境問題、異文化など多岐にわたるテーマについて3文程度の文章を英文に訳します。複数年分の過去問演習で出題傾向に慣れ、英作文は添削指導を受けながら記述力を磨きましょう。
音楽の試験傾向と対策
《音楽環境創造科》
例年、大問4題構成で試験時間は60分となります。問題は語句回答や説明記述、適語補充、組み合わせ、並び替えなど多岐にわたります。難易度は教科書レベル(音楽Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)となるため、高校の教科書を中心とした学習を心がけましょう。
実技の試験傾向と対策
例年、実技試験の難度が非常に高くなっています。試験日が複数日や数次に分かれている学科(専攻)もあるため、体力をつけておくことも大切です。試験内容と課題曲については、HPに細かく掲載されているため、入念に確認し練習に取り組みましょう。
〈芸術学部と同様〉
小論文の試験傾向と対策
《楽理科》
例年、試験時間120分で、800字以内の小論文を記述する必要があります。テーマは音楽を含めた文化について問われる傾向にあるため、日頃から「文化」について関心を持ち、自分の意見を明確に持つことを心がけましょう。添削指導を受けながら、何度も文章を書く練習を行うことが大切です。
《音楽環境創造科》
例年、試験時間120分で、800字以内の小論文を記述する必要があります。与えられた文章を読み、それに関して具体例を挙げながら論述します。普段から、様々なジャンルの文章に触れておくことが大切です。添削指導を受けながら、何度も文章を書く練習を行いましょう。
実技の試験傾向と対策
意欲やコミュニケーション能力、適性、表現力などが評価されます。志望理由などは明確に答えられるようになっておきましょう。先生や家族の協力を得て、何度も模擬面接を行うことが大切です。
〈芸術学部と同様〉
東京藝術大学音楽学部基本情報
公式サイト
東京藝術大学音楽学部:https://www.geidai.ac.jp/department/music
基本情報
創立年
1949年
生徒数
995人(2022年5月1日現在)
教育理念
教育目的
1 音楽学部は、音楽についての深い学識と高い技術を授け、音楽の各分野における創造、表現、研究に必要な優れた能力を養い、社会的要請に応える人材の育成を目的と 的には、優れた表現者(演奏家、作曲家、指揮者など)や、広く社会の文化発展に寄与し核となる人材の養成を目指す。
2 本学部においては、西洋音楽を取り入れその普及を図るとともに、我が国固有の音楽の継承と研究にも努めてきた。こうした二つの音楽伝統を受け継ぐ一方で、近年、音楽の持つ文化的な意義のみならず経済的・社会的意義が広く認識されてきたこと、デジタル技術をはじめとする科学技術の進展により音楽芸術においても急速に新しい表現方法が展開されつつあることをも視野に入れて、我が国の音楽文化の創造的な発展の道を主導的に切り開いていく。
3 本学部の教育における、専門性の一層の深化、関連する幅広い知識や言語に関する技能等の習得、各科が横断的・総合的に係ることのできるプロジェクトの発信や学生の主体的取組の推進のため、演奏藝術センターや言語・音声トレーニングセンターといった学内共同教育研究施設との連携を強化する。
4 本学は、大学全体として、芸術により社会に貢献できる大学として活動することを重視しており、本学部においても、社会との接点を持った取組を推進して、地域に開かれた大学として活動展開する。
引用元:音楽学部概要|東京藝術大学
東京藝術大学音楽学部の特徴
東京藝術大学音楽学部は、前身から数えて100年以上の歴史を持つ国立大学で唯一の音楽を専門とする学部で、多くの音楽家、研究者、教育者を輩出しています。【作曲科】【声楽科】【器楽科】【指揮科】【邦楽科】【楽理科】【音楽環境創造科】が設置されており、それぞれで専門的かつ応用性のある技術、知識、音楽性を身につけることができます。専攻実技においては、マンツーマンによるレッスンを基盤とし、楽理科専門科目、音楽環境創造学科プロジェクト科目においては少人数によるきめの細やかな指導を実践しています。
東京藝術大学音楽学部キャンパス情報
上野キャンパス
音楽環境創造科以外
住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12の8
千住キャンパス
音楽環境創造科
住所:〒120-0034 東京都足立区千住1丁目25の1
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