大学入試情報・受験対策
横浜市立大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
横浜市立大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
横浜市立大学医学部の偏差値は、医学科が67.5程度です。大学入学共通テストでは、6.5~8.5割程度の得点率が合格の目安となります。2023年度一般選抜は、医学科が募集人員69名に対して志願者数が228名、志願倍率は3.3倍となり、看護学科が募集人員55名に対して志願者数が92名、志願倍率は1.7倍となっています(両学科とも前期日程のみ)。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
横浜市立大学医学部の一般選抜は、前期日程のみ実施されます。医学科と看護学科で試験科目は異なりますが、いずれも大学入学共通テストと個別学力検査(第2次試験)の受験が必要となります。看護学科は、大学入学共通テスト5教科6(7)科目と個別学力検査〈論文・面接〉で試験が行われます。合否判定は、大学入学共通テストと個別学力検査の合計点および面接での評価が審査基準となります。医学科は、大学が定める大学入学共通テストの成績および志願倍率によって、第1段階選抜が行われます。試験科目は、大学入学共通テストが5教科7科目、個別学力検査が〈英語・数学・理科2科目・小論文・面接〉が課されます。最終の合否判定は、大学入学共通テストと個別学力検査の合計点および小論文・面接での評価が審査基準となりますが、小論文または面接の評価が一定の水準以下の場合は、不合格になる場合があります。詳細は必ず募集要項で確認し、大学入学共通テストと個別学力検査のどちらもしっかりと対策しておきましょう。
横浜市立大学医学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜 前期日程》
・医学科
試験時間120分の大問4題構成で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と数学B(数列・ベクトル)からとなります。大問1は、短答形式の問題群で整数、方程式、確率が出題されており、大問2は数学Ⅲ以前の三角関数、大問3は数列、大問4は数学Ⅲの範囲の積分などにまつわる問題が出題されます。微分・積分が頻出のため、重点的に学習しておきましょう。全体的な難易度は、標準~やや難レベルとなるため、各単元とも満遍なく基礎から丁寧に学習し、複数年分の過去問や問題集で演習を重ねることが大切です。
〈理学部と同様〉
英語の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜 前期日程》
・医学科
試験時間90分の大問3題構成で、全て読解問題となります。設問は日本語で書かれていますが、〈注〉が英語で書かれているのが特徴です。単語や和訳、英訳、内容説明問題が出題されます。英文の内容は標準レベルですが、記述量が多く、試験時間に余裕はありません。単語やイディオム、文法・語法など基礎から丁寧に学習し、複数年分の過去問や多くの読解問題に取り組み、正確に内容を読み取る練習を重ねましょう。
〈国際教養学部と同様〉
理科の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜 前期日程》
・医学科
試験時間180分で、「物理基礎・物理」、「化学基礎・化学」、「生物基礎・生物」から2科目を選択して受験します。
物理:大問3題構成で、力学と電磁気、熱力学の単元からバランスよく出題されます。基礎的な知識はもちろんのこと、実験結果の説明をする論述問題や計算問題なども出題されるため、複数年分の過去問や多くの演習問題に取り組み、重点的に対策しておきましょう。
化学:大問3題構成で、「化学基礎・化学」の全範囲から出題されます。全体的な難易度は標準レベルですが、実験結果や事象の理由を記述させる記述説明問題が多いため、しっかりと対策をしておく必要があります。また、ボリュームのある計算問題も出題されます。過去問演習は確実に行いましょう。
生物:大問3題構成で、「生物基礎・生物」の全範囲から出題されます。全体的な難易度は、標準~やや難レベルです。論述形式の問題が多いため、解答スピードが求められます。日頃から論述問題を意識した学習を行うことが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を分析しておきましょう。
〈理学部と同様〉
小論文の試験傾向と対策
《前期日程》
・医学科
試験時間60分で、与えられたテーマについて1,000字程度で論述する形式です。論理的思考力や記述力などが問われます。指定字数内で分かりやすく論理的にまとめる必要があります。小論文の基本の書き方を身につけ、過去問などで実際に書く練習を行いましょう。書いた文章は、先生から添削指導を受けることで、精度を上げておくことが大切です。
論文の試験傾向と対策
《前期日程》
・看護学科
試験時間120分で、保健・医療・福祉の分野に関する課題を読み、設問に答える形式です。問題意識や理解力、表現力、論理的思考力などが総合的に問われます。各設問に字数制限があるため、指定字数内で分かりやすく論理的にまとめる必要があります。論文の基本の書き方を身につけ、過去問などで実際に書く練習を行いましょう。書いた文章は、先生から添削指導を受けることで、精度を上げておくことが大切です。
面接の試験傾向と対策
《前期日程》
看護学科は看護学を志す動機や保健・医療・福祉に対する適性、意欲、他者との協調性などが総合的に評価されます。医学科では、医学を志す動機や医学・医療に対する適性、意欲、社会的適応力などが総合的に評価されます。どちらも、先生や家族の協力を得て、何度も模擬面接に取り組み、面接の雰囲気などに慣れておくことが大切です。
横浜市立大学医学部基本情報
公式サイト
横浜市立大学医学部:https://www.yokohama-cu.ac.jp/academics/med/index.html
基本情報
創立年
1952年
生徒数
968人(2023年5月1日現在)
教育理念
教育研究上の目的(学部)
横浜市立大学医学部は、学問の府として広く医学・看護学及び医療の知識と技術を授け、より高度な学識・倫理観と実践能力を培うことによって、地域社会及び国際社会において活躍・貢献することのできる人材を育成するとともに創造的研究を遂行し、社会の発展と人類の福祉に寄与することを目的とする。
引用元:学部|大学の情報公開
横浜市立大学医学部の特徴
横浜市立大学医学部は、【医学科】と【看護学科】で構成されています。 【医学科】では、地域医療枠の担い手たるプライマリ・ケア医をはじめとする医師、また医学・医療の分野における指導的医師・研究者を育成しています。6年間の教育カリキュラムを通して、幅広い分野で活躍するための基本となる医学・医療倫理と知識・技術の修得を目指します。 【看護学科】では、看護学を基盤に、総合大学の強みを活かした学部横断的な他分野融合教育を実施しており、多様な社会で活躍するリーダーを目指すことができます。Practical Englishなど国際社会において活躍するためのグローバル教育も充実しています。
横浜市立大学医学部キャンパス情報
金沢八景キャンパス
学部:国際教養学部・国際商学部・理学部・データサイエンス学部・医学部(1年次)
住所:〒236-0027 神奈川県横浜市金沢区瀬戸22-2
福浦キャンパス・附属病院
学部:医学部(医学科・看護学科)
住所:〒236-0004 神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
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