徳島大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

徳島大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

徳島大学医学部の偏差値は、学科・専攻によって異なり47.5~62.5程度と幅広くなっています。大学入学共通テストにおいては、6~8割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、医学科が2.2倍、医科栄養学科が1.36倍、保健学科が1.8~4.1倍となり、募集人員の少ない後期日程の保健学科放射線技術科学専攻が最も高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

徳島大学医学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、社会人選抜、私費外国人留学生選抜の大きく5種類となります。一般選抜は、前期日程と後期日程に分かれており、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。後期日程が実施されるのは、保健学科の看護学専攻と放射線技術科学専攻のみとなるため、注意が必要です。個別学力検査等については、学科・専攻によって受験科目が異なり、〈数学・英語・物理〉の筆記試験の他、〈個人面接・集団面接・集団討論・小論文〉などが課されます。大学入学共通テストは、5~6教科7~8科目の受験が必要となります。また、医学科では2段階選抜が行われる場合があるため、配点や必要科目などの詳細と合わせて、必ず募集要項で確認しておきましょう。

 

徳島大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

・医学科

試験時間120分の大問4題構成で、各大問ごとに3~4問の設問があります。小問1.2が基礎的な内容、小問3.4は複雑で難易度が高くなっています。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と、数学B(数列・ベクトル)からの出題となり、全体的な難易度は高めとなります。場合の数と確率、整数の性質、数列、ベクトル、微分積分、複素数平面が頻出傾向にあり、複数の分野が融合したような問題も出題されます。数学における概念や原理などの基本事項を正しく理解できているか、考察、表現する力などが問われます。まずは、基本事項をしっかりと固め、問題集や過去問で演習を重ねましょう。

 

・保健学科(放射線技術科学専攻/検査技術科学専攻)

試験時間120分の大問4題構成で、各大問ごとに3~4問の設問があります。小問1.2が基礎的な内容、小問3.4は複雑で難易度が高くなっています。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と、数学B(数列・ベクトル)からの出題となり、全体的な難易度は標準レベルとなります。場合の数と確率、数列、ベクトル、微分積分などが頻出傾向にあり、複数の分野が融合したような問題も出題されます。数学における概念や原理などの基本事項を正しく理解できているか、数学的な論証や計算力などが問われます。まずは、基本事項をしっかりと固め、問題集や過去問で演習を重ねましょう。

英語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間70分の大問3題構成で、長文読解問題が2題、自由英作文が1題出題されます。記号選択問題はなく、設問に対して全て英文で解答する記述形式の問題となります。長文読解では、内容を正確に読み取り、それを記述するために精読力や記述力が求められます。自由英作文は、与えられた文章を読んで、その内容に対して理由を2つ挙げて自分の意見を80~100ワード程度の英語で記述する問題となり、自分の意見を論理的かつ説得力を持って述べる必要があります。特徴的な問題が多いため、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。

※保健学科放射線技術科学専攻を除く

〈総合科学部・歯学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

・物理

試験時間90分の大問3題構成で、大問1が力学、大問2が電磁気、大問3が熱力学の分野から出題されます。力学と電磁気は例年出題されていますが、大問3は年度によって熱力学や分子、波動のいずれかとなります。そのため、物理の全範囲を満遍なく学習しておく必要があります。全体的な難易度は易しめとなるため、基礎をしっかりと身につけ、標準レベルの問題集で演習を重ねましょう。

※保健学科放射線技術科学専攻のみ

面接等の試験傾向と対策

・前期日程

医学科、保健学科(看護学専攻/放射線技術科学専攻)では、複数の面接担当者による集団面接、医科栄養学科では、複数の面接担当者による個人面接が実施されます。面接の結果によっては、大学入学共通テスト、個別学力検査等の成績に関わらず不合格となる場合があるため、面接対策はしっかりと行いましょう。

 

・後期日程

保健学科(看護学専攻)では、複数の評価担当者による集団討論、保健学科(看護学専攻/放射線技術科学専攻)では、複数の面接担当者による個人面接が実施されます。集団討論では、試験室で提示されたテーマをもとに討論が行われます。

 

先生や家族、友人の協力を得て何度も練習に取り組み、面接や討論の雰囲気や緊張感に慣れておくことが大切です。

小論文の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 後期日程》

試験時間60分の大問1題構成で、設問数は2問です。保健・医療に関する文章や図表等から、問題点について400字以内、自分の考えを500字以内で記述します。基礎学力に基づき、与えられた文章や資料などを正しく読み取り、内容を総合的に分析して、適切に表現する力や、保健学に対する興味・関心、論理的思考力や創造力などを持っているかが問われます。小論文の書き方をマスターした上で実際に書く練習を行い、先生から添削指導を受けることで精度を上げておきましょう。

※保健学科 看護学専攻/放射線技術科学専攻のみ

 

徳島大学医学部基本情報

公式サイト

徳島大学医学部:https://www.tokushima-u.ac.jp/med/

基本情報

創立年

1949年

生徒数

1,438人(2023年5月1日現在)

教育理念

医学部の教育研究上の目的

医学部は、医療・栄養・福祉に係る教育・研究・診療を通じて社会に貢献できる人材育成を目的とする。

引用元:学部の教育研究上の目的-国立大学法人 徳島大学

徳島大学医学部の特徴

徳島大学医学部は、【医学科】【医科栄養学科】【保健学科】で構成されており、医学・栄養・福祉に関わる良質の医療人を育成しています。

【医学科】は、医師・研究者のプロフェッショナルの育成を目指しています。早期に研究活動を行いたい学生向けに4年次終了時に大学院に進学し学位を取得、その後5年生に復学する「MD-PhD コース」が設置されています。

【医科栄養学科】は、全国唯一の医学部栄養学科で、医学を基盤とする臨床系の栄養学に重点を置いた教育を行っています。臨床の場で医療チームの一員として活躍できる実践的な管理栄養士や、栄養学教育研究者の育成を目指しています。

【保健学科】は、〈看護学専攻〉〈放射線技師科学専攻〉〈検査技師科学専攻〉の3専攻からなり、幅広い教養と豊かな人間力を基盤として、保健学の高度な専門性と実践的な臨床能力を兼ね備えた人材の育成を目指しています。

 

徳島大学医学部キャンパス情報

蔵本キャンパス

学部:医学部

住所:〒770-8503 徳島県徳島市蔵本町3丁目18番地の15の1

 

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