大学入試情報・受験対策
長崎大学薬学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
長崎大学薬学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
長崎大学薬学部の偏差値は学科によって異なり、52.5~57.5程度となります。最も偏差値が高いのは、薬学科です。大学入学共通テストにおいては、7~8割得点することが合格の目安となります。長崎大学の中では、やや合格のハードルが高い学部と言えます。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
長崎大学薬学部の一般選抜は、前期日程が大学入学共通テストで5教科7科目と個別学力検査等で外国語・数学・理科・ペーパーインタビューが課されます。後期日程では、大学入学共通テストで3教科5科目と個別学力検査等で総合問題と薬学科は面接、薬科学科はペーパーインタビューを受験する必要があります。後期日程の薬学科では2段階選抜を行っており、入学志願者が募集人員の約20倍を超えた場合は、大学入学共通テストの成績により第1段階の選抜を行います。全体的な難易度は標準~やや難レベルとなるため、基礎をしっかりと固め、HPに掲載されている過去問などを活用し、応用力を磨きましょう。
長崎大学薬学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《一般選抜》
◎中学校教育コース(理系)
例年、大問10~11題構成ですが、指定された4題のみ解答します。小問集合が1題と、ベクトルや微分、二次関数などの応用問題が3題出題されます。基礎知識の定着を問う問題が多い傾向にあるため、公式や定理などをしっかりと身につけて、確実に得点することが重要となります。計算量の多い問題も出題されるため、時間配分には注意しましょう。
〈教育学部(中学校教育コース<理系>)・歯学部・工学部と同様〉
英語の試験傾向と対策
《一般選抜》
例年、大問5題構成で、指定された4題を解答します。長文読解、語彙、自由英作文問題が出題され、解答形式は選択のほか英文和訳や日本語での説明記述などがあります。長文読解は文章量が多いため、速読力・精読力が必要となります。自由英作文では150~200語程度で、自分の意見を述べなければなりません。制限時間を考慮して、素早く解答することが重要となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向を把握しておきましょう。
〈多文化社会学部・教育学部・経済学部・医学部・歯学部・情報データ科学部・工学部・環境科学部と同様〉
理科の試験傾向と対策
《一般選抜》
・物理
例年、大問4題構成で、力学・電磁気学・波動・熱力学・原子などの各分野からまんべんなく出題されます。難易度は標準~やや難レベルですが、計算問題や計算の過程を記述する問題、論述や図表を書く問題などが頻出傾向にあります。複数年分の過去問演習で、出題傾向に慣れておくと良いでしょう。
・化学
例年、大問5題構成で、解答形式は記述式となります。難易度は標準レベルで、無機分野・有機分野・有論の各分野からまんべんなく出題されます。知識問題が頻出傾向にあるため、教科書学習を中心に基礎を固めましょう。また、語句を解答するだけでなく、計算式や論述が必要な問題も含まれるため、過去問や類似問題で、記述問題に慣れておくことが大切です。
・生物
例年、大問4題構成で、難易度は基礎~やや難まで幅広く出題されます。光合成や免疫、植物の成長と運動、生態系の多様性・平衡と保全など様々な分野から出題されるため、苦手分野を作らないことが重要です。解答形式は、選択式と記述式です。課題文が長く、説明記述問題も多数出題されるため、時間配分には注意が必要です。
〈教育学部・医学部・歯学部・情報データ科学部・工学部・環境科学部・水産学部と同様〉
ペーパーインタビューの試験傾向と対策
《一般選抜》
面接に代わる筆記試験としてペーパーインタビューが課されます。「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」について、筆記で問われ、それに対して具体的に記述します。採点はアドミッションポリシーに基づいて作成されたルーブリックに従い行われます。面接とは異なり、内容を要約し、表現する「記述力」が必要となります。HPにサンプル問題が掲載されているため、確認しておくと良いでしょう。
〈経済学部・情報データ科学部・工学部・環境科学部・水産学部と同様〉
面接の試験傾向と対策
《一般選抜》
面接時間7~8分程度で、面接官3人の個人面接です。志望理由や卒業後の進路、大学で学びたいことなどについて問われ、自己PRが課される場合もあります。事前にある程度の内容をまとめておき、質問内容に対して落ち着いて冷静に受け答えができるよう準備しておきましょう。
長崎大学薬学部基本情報
公式サイト
長崎大学薬学部:https://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/indexj.html
基本情報
創立年
1949年
生徒数
416人(2023年05月時点)
教育理念
「ヒトの健康を目指して」の標語のもと,医薬品の創製,医療,健康・環境に関する基礎及び応用の科学を教育,研究すること,並びに「くすり」の専門家として社会的使命を遂行し得る人材の養成を以て社会に貢献する。
引用元:学部概要|基本理念・学部の目的
長崎大学薬学部の特徴
長崎大学薬学部は、【薬学科(6年制・臨床薬剤師養成コース)】と【薬科学科(4年制・創薬研究者養成コース)】で構成されています。両学科における専門基礎知識は共通のため、1年次は共通性の高いカリキュラムとなります。2年次からは、薬学の基幹となる専門基礎教育が本格的に始まり、3年次以降は各学科ならではの専門科目が開講されます。薬学科の5・6年次は、卒業研究と病院・薬局での実務実習がメインとなり、薬剤師に必要な知識・技能・態度を身につけることを目指します。
長崎大学薬学部キャンパス情報
文教キャンパス
学部:多文化社会学部・教育学部・薬学部・情報データ科学部・工学部・環境科学部・水産学部
住所:〒852-8521 長崎県長崎市文教町1-14
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