香川大学教育学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

香川大学教育学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

香川大学教育学部の偏差値は50.0程度で、大学入学共通テストでは、6~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は、前期日程が1.75倍、後期日程が2.5倍となり、募集人員の少ない後期の倍率が高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

香川大学教育学部の入試は、一般選抜と特別選抜の大きく2つの区分に分かれています。さらに一般選抜は、前期と後期の2日程実施され、大学入学共通テストと個別学力検査を受験する必要があります。個別学力検査の試験科目は、受験するコースや区分によって異なり、前期日程では〈国語・英語・数学・理科・実技試験〉から1科目と〈面接〉が課され、後期日程では〈面接〉のみとなります。大学入学共通テストでは、5~6教科7~8科目の受験が必要です。必要科目や配点等の詳細は、必ず募集要項で確認しておきましょう。

 

 

香川大学教育学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

・幼児教育コース/小学校教育コース/中学校教育コース(A系)

試験時間90分の大問4題構成で、現代文2題、古文1題、漢文1題のそれぞれ読解問題が出題されます。現代文は評論と小説から1題ずつで、それぞれ漢字の書き取り問題や説明問題が中心となります。古文は古文知識や現代語訳、説明問題など、漢文は漢字の読み方や現代語訳、書き下し文、説明問題などが出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、基礎となる語彙力をしっかりと身につけ、問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。

〈医学部と同様〉

 

数学の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

・幼児教育コース/小学校教育コース/中学校教育コース(B系)

試験時間90分の大問5題構成で、大問1~3が必須、大問4.5はいずれかを選択して解答します。選択問題によって出題範囲が異なり、数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bまたは数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bから出題されます。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲはすべての範囲、数学Aは場合の数と確率、図形の性質、数学Bは数列、ベクトルが出題範囲となります。全体的な難易度は標準レベルのため、基本的な記述問題の対策をしっかりと行いましょう。

〈医学部(臨床心理学科)・農学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

・幼児教育コース/小学校教育コース/中学校教育コース(A系)

試験時間90分の大問3題構成で、長文読解問題が2題、自由英作文が1題出題されます。大問1は英問英答の読解問題、大問2は日本語で答える読解問題となり、設問数はそれぞれ10問と少し多めとなっています。読解力はもちろんのこと、文法を正しく理解しておく必要があります。英作文は、与えられた問いについて自分の意見を120語程度で記述します。全体的な難易度は標準レベルとなるため、語彙や文法、構文など基本的な知識を身につけ、問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。

〈法学部・経済学部・医学部と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

・幼児教育コース/小学校教育コース/中学校教育コース(B系)

物理・化学・生物・地学から1科目を選択して受験します。試験時間は90分です。

 

〇物理

大問5題構成で、5題のうち4題を選択して解答します。5題すべて解答することはできません。各大問は、力学、電磁気、波動、熱力学、原子とほぼ固定されています。苦手分野がある場合は、あらかじめ分野を絞って学習を行うのも良いでしょう。全体的な難易度は標準レベルですが、一部やや難しい問題も含まれます。基本事項をしっかりと押さえ、問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。

〈医学部・創造工学部・農学部と同様〉

 

〇化学

大問5題構成で、化学基礎・化学の幅広い分野から満遍なく出題されますが、中でも高分子が頻出傾向にあります。設問形式は、知識を問う問題や計算問題、論述問題と多岐にわたります。全体的な難易度は標準レベルですが、一部応用問題や字数制限のある論述問題が含まれるため、対策が必要です。基礎から丁寧に学習し、標準レベルの問題集や複数年分の過去問などで演習を重ねましょう。

〈医学部・創造工学部・農学部と同様〉

 

〇生物

大問5題構成で、大問1~3は必須、大問4.5は選択問題でどちらか1つを選択して解答します。両方解答することはできません。全体的な難易度は標準レベルですが、知識を問う問題やグラフ・表から読み取る問題、論述問題、実験考察問題などが出題されており、記述が多く試験時間に余裕はありません。細胞・代謝や反応・行動、生態、進化が頻出傾向にあるため、重点的な対策と他分野との関連を意識した学習を行いましょう。

〈医学部・農学部と同様〉

 

〇地学

大問5題構成で、地学基礎・地学の範囲から2023年度は天体、地球エネルギー、香川県の地質、地球の重力、岩石に関する問題が出題されています。基礎的な知識をしっかりと身につけ、問題集や複数年分の過去問で演習を重ねることが大切です。

〈創造工学部と同様〉

 

面接の試験傾向と対策

《一般選抜》

前期・後期日程ともに全入試区分で面接が課されます。コミュニケーション能力を中心に教員としての適性や教職志望の強さが問われます。先生や家族の協力を得て何度も模擬面接に取り組み、面接の雰囲気や緊張感に慣れておきましょう。

 

小論文の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 後期日程》

試験時間120分で、与えられた文書を読み設問に答える形式です。設問数は計2問となり、筆者の考えを述べる問題(100~150字)と自分の考えを述べる問題(700~800字)が出題されます。素材は特定の教科に偏らず人文・社会・自然・芸術などの分野から選ばれ、理解力や着想力、思考力、文章表現上の諸能力が問われます。小論文の基本の書き方をマスターし、様々なテーマの小論文に取り組みましょう。書いた文章は先生から添削指導を受けて、正しい言葉遣いや表現力などを養うことが大切です。

 

 

香川大学教育学部基本情報

公式サイト

香川大学教育学部:https://www.ed.kagawa-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1949年

生徒数

698人(2022年5月1日現在)

教育理念

香川大学教育学部は、学校教員をはじめ教育者を養成し、広く教育界に貢献することを理念とします。今日の学校教育の現場には、急激な社会の変化の中で、教科に関する新しい学力をどのようにつけるか、子どもたち一人一人の自己実現をどのように支援できるかなど、人間形成に関するきわめて重要な課題があります。また急速な少子・高齢化、情報化社会の進展、切実さを増す環境問題、多文化社会における共生の在り方などの問題は、生涯にわたる教育の必要性と新たな教育的課題を生み出しています。このような教育に関する課題に柔軟かつ積極的に対処できるように、人間の発達・形成に関する教育研究を基礎に、教育に関する総合的な教育研究を行い、教育実践力を有する学校教育教員及び広く教育界で活躍できる人材の養成を目指します。

 

引用元:香川大学;;学校教育教員養成課程(令和5年度以降入学者用)

 

香川大学教育学部の特徴

香川大学教育学は、人間を深く理解し、実践的指導力を持つ人材を育成しています。【幼児教育コース】【小学校教育コース】【中学校教育コース】の3コース制で、コース内に複数の領域が設置されています。1年次には全学共通科目、教職基礎科目を中心に履修し、2年次より領域に所属して、より実践的・専門的な科目を履修します。どのコースにおいても、4年間を見通した実地教育のコア・カリキュラムを編成しています。

 

 

香川大学教育学部キャンパス情報

幸町キャンパス

学部:教育学部・法学部・経済学部・創造工学部

住所:〒760-0016 香川県高松市幸町1番1号

 

 

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