神戸大学理学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

神戸大学理学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

神戸大学理学部の偏差値は、入試日程や学科によって異なり55.0~65.0程度となります。最も偏差値が高いのは、後期日程の数学科・化学科・生物学科です。大学入学共通テストにおいては、7.5~8.5割程度得点することが合格の目安となります。神戸大学の中では、標準的な難易度の学部と言えます。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

神戸大学理学部の入試は、一般選抜・総合型選抜・私費外国人(留)学生特別選抜の3種類があります。一般選抜において、志願者数の募集人員に対する倍率が前期日程で約4.5倍、後期日程で約10倍を超える場合は、2段階選抜を実施することがあります。大学入学共通テストは、前期・後期日程とも5教科7科目の受験が必要です。後期日程の物理学科のみ小論文試験も課されるため、過去問や参考書を活用し別途対策をしておきましょう。

 

神戸大学理学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

例年、大問5題構成で、試験時間は120分です。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)からの出題で、難易度は標準レベルとなりますが、時間配分には注意が必要です。基礎知識の定着を問う問題が出題されるため、確実に得点することが重要となります。特に、数Ⅲからの出題が頻出となるため、重点的に学習すると良いでしょう。

〈環境共生学科(理科系受験)・医学部(医学科・保健学科 検査技術科学専攻)・工学部・農学部・海洋政策科学部(理系科目重視型)と同様〉

英語の試験傾向と対策

例年、大問4題構成で、試験時間は80分です。大問1~3が長文読解問題、大問4が和文英訳もしくは自由英作文となっています。難易度は標準~難レベルとなり、特に時間配分に注意が必要です。設問は選択や組み合わせ、日本語訳、説明記述など多岐にわたります。基礎知識をしっかりと身につけた上で、時間を計りながら複数年分の過去問に取り組み、出題傾向と解答のペース配分を把握しておくと良いでしょう。

〈文学部・国際人間科学部・法学部・経済学部・経営学部・医学部・工学部・農学部・海洋政策科学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

・物理

例年、大問3題構成で、力学・電磁気学・熱力学・波動などから出題されます。解答形式はすべて記述式で、難易度は標準~難レベルとなります。公式などをただ暗記するのではなく、本質から理解することが重要となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向を把握しておくと良いでしょう。

 

・化学

例年、大問4題構成で、理論化学・無機化学・有機化学・高分子などから出題されます。難易度は標準~難レベルとなり、時間配分には注意が必要です。解答はすべて記述式となっているため、計算過程を書く問題では、論理的に分かりやすく記述することが重要となります。出題傾向と解答のペース配分を把握するために、過去問は時間を計りながら取り組むと良いでしょう。

 

・生物

例年、大問4題構成で、さまざまな単元からまんべんなく出題されますが、特に遺伝やDNAが頻出分野となります。実験に関する問題や、各大問ごとに数問ずつ論述問題が出題されるため、それぞれの単元の深い知識が必要となります。複数年分の過去問演習で出題傾向を把握し、解答のペース配分なども確認しておきましょう。

 

・地学

例年、大問3題構成で、天体や地質などを中心に出題されます。解答形式はすべて記述式で、計算や作図、説明記述など多岐にわたります。計算問題では、計算過程を記述する必要があるため、日頃から分かりやすく簡潔にまとめて記述する練習を行いましょう。基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

 

〈国際人間科学部・農学部・海洋政策科学部(理系科目重視型)と同様〉

小論文の試験傾向と対策

《物理学科》

例年、試験時間100分で、配点400点の小論文が課せられます。物理学科の学修に必要となる理解力や思考力、表現力を問うため、高等学校における理科(主に物理)の問題を論述または他の形式で解答する内容となっています。大問3題構成で、計算や図示、説明記述問題が出題され、それぞれの配点が大きくなっているため、丁寧な解答が必要です。出題傾向と解答のペース配分を確認するため、過去問演習は時間を計りながら行うと良いでしょう。

 

神戸大学理学部基本情報

公式サイト

神戸大学理学部:http://www.sci.kobe-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1954年

生徒数

716人(2022年5月1日現在)

教育理念

自然科学の基礎である理学諸分野を探求することによって自然の理解を深め、社会の進歩に貢献することを教育研究上の目的としています。

引用元:国立大学法人神戸大学|学部における人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的

神戸大学理学部の特徴

神戸大学理学部は、自然科学の基礎である理学諸分野における教育を行う学部で、【数学科】【物理学科】【化学科】【生物学科】【惑星学科】の5学科で構成されています。それぞれの学科で最先端の研究への導入となる体系的なカリキュラムを編成しており、2学期・クォーター制のもと徹底した少人数専門教育を実践しています。また、グローバル化の急速な進展に対応することを目的とした「理学グローバルチャレンジプログラム(学部1・2年生対象)」を展開しており、海外協定校への短期留学を積極的に推進しています。

 

神戸大学理学部キャンパス情報

六甲台第2キャンパス

住所:〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1の1

 

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