武蔵野美術大学造形構想学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

武蔵野美術大学造形構想学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

武蔵野美術大学造形構想学部の偏差値は、学科や入試方式によって異なり47.5~50.0となります。大学入学共通テストでは、6.5~8.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の倍率も学科や入試方式によって異なりますが、一般方式が2.1~3.8倍、共通テスト2教科+専⾨試験⽅式が9.3倍、共通テスト3教科⽅式が2.3~10.3倍、共通テスト5教科⽅式が4.6倍、学部統⼀⽅式が3.3~9.7倍となり、全体的に倍率は高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

武蔵野美術大学造形構想学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、外国人留学生特別選抜、帰国生特別選抜、編入学選抜、転部・転科試験と多彩な選抜方式があります。一般選抜はさらに、「一般方式」、「大学入学共通テスト利用方式」、「学部統一方式」に分かれています。「一般方式」は大学独自試験のみで実施され、募集人員が一番多い方式となります。クリエイティブイノベーション学科は、文系型3教科〈英語・国語・地理歴史〉・理系型3教科〈英語・数学・理科〉で実施され、映像学科では〈英語・国語〉の学力試験と感覚テスト、学科別専門試験が課されます。「大学入学共通テスト利用方式」について、「共通テスト2教科+専門試験方式」は大学入学共通テストと学科別専門試験の得点で判定され、「共通テスト3教科方式」と「共通テスト5教科方式」は大学入学共通テストの得点のみで判定されます。受験する学科によって実施の有無が異なるため、注意が必要です。「学部統一方式」は、〈国語・英語・数学〉のうち2科目以上を選択して受験します。試験科目や配点などの詳細、その他の選抜方式などについては、必ず募集要項を確認し、自分に合った方式を選択して、受験対策に取り組みましょう。

 

 

武蔵野美術大学造形構想学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

試験時間80分の大問3題構成で、大問1.2が現代文の読解問題、大問3が古文となります。解答形式は全てマークシート方式です。映像学科の受験者は大問1.2のみを解答し、クリエイティブイノベーション学科(文系型)の受験者は大問1~3を解答します。現代文の読解問題では、文章理解や漢字、慣用句、四字熟語などの言葉の知識を問う問題が出題されます。古文では、平安時代後期頃~鎌倉時代にかけての主要な作品を基に、基本的な古文の文法や慣用句の知識、内容理解などが問われます。

 

《2023年度 一般選抜 学部統一方式》

試験時間60分の大問2題構成で、解答形式は全てマークシート方式となります。国語総合(近代以降の文章のみ)から出題され、古文・漢文は含まれません。どちらも長文読解問題となり、文章理解や漢字、慣用句、四字熟語などの言葉の知識を問う問題が出題されます。 どちらの方式を受験する場合でも、ほとんどが基礎的な学力を問う問題となるため、高校での授業をしっかりと聞き、一般的な参考書や過去問演習に取り組みましょう。

 

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

試験時間80分の大問5題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bの範囲から出題されます。解答形式は全てマークシート方式となるため、計算ミスやマークミス、マーク漏れなどケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がける必要があります。大問1は小問集合で、大問2以降は標準的な総合問題となります。2023年度は、2次方程式や因数分解、確率、集合、関数、図形問題などが出題されました。

 

《2023年度 一般選抜 学部統一方式》

試験時間60分の大問4題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bの範囲から出題されます。解答形式は全てマークシート方式となるため、計算ミスやマークミス、マーク漏れなどケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。大問1は小問集合で、大問2以降は標準的な総合問題となります。2023年度は、三角関数や数列、確率、図形問題などが出題されました。

 

どちらの方式を受験する場合でも、基礎から丁寧に学習して数学への理解を深め、易しい問題から標準レベルの問題など数多くの問題をこなしておくことが大切です。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

試験時間80分の大問5題構成で、大問1が長文読解問題、大問2が会話文問題、大問3が文法の穴埋め問題、大問4が整序問題、大問5が長文読解問題となります。映像学科の受験者は大問1~4を解答し、クリエイティブイノベーション学科の受験者は大問1~5を解答します。解答形式は全てマークシート方式となるため、マークミスやマーク漏れなどケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がける必要があります。出題される単語は高等学校の教科書レベルとなり、単語や熟語、文意などの理解など、ほとんどが基礎的な学力を問う問題となります。

 

《2023年度 一般選抜 学部統一方式》

試験時間60分の大問大問4題構成で、長文読解問題と会話文問題、文法の穴埋め問題、整序問題がそれぞれ1題ずつ出題されます。解答形式は全てマークシート方式となるため、マークミスやマーク漏れなどケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。出題される単語は高等学校の教科書レベルとなり、単語や熟語、文意などの理解など、ほとんどが基礎的な学力を問う問題となります。

 

どちらの方式を受験する場合でも、高校での授業をしっかりと聞き、英単語やイディオム、文法、会話表現など基本的な知識を確実に押さえておきましょう。出題傾向や形式を確認するために、過去問に取り組むことも大切です。

 

地歴公民の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

・世界史B

試験時間60分の大問5題構成で、各大問ごとに設問が8問ずつ、総解答数は40問となります。解答形式は全てマークシート方式となるため、マークミスやマーク漏れなどケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。地域に偏りなく、古代~現代までまんべんなく出題されます。設問内容は、人名や地名などの用語を問う問題や出来事を年代順に並べ替える問題、文中の語句・文についての説明文を選ぶ問題などとなります。苦手分野を作らないようにまんべんなく学習しておくことが大切です。

 

・日本史B

試験時間60分の大問4題構成で、各大問ごとに設問が10問ずつ、総解答数は40問となります。古代~近現代までの幅広い時代から出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておく必要があります。設問内容は、人名や地名などの用語を問う問題や出来事を年代順に並べ替える問題、文中の語句・文についての説明文を選ぶ問題のほか、写真や地図を用いた問題も見られます。

 

どちらもほとんどが基礎的な学力を問う問題となるため、高校での授業をしっかりと聞き、一般的な参考書や過去問演習に取り組みましょう。

〈造形学部と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 一般方式》

・物理

試験時間60分の大問5題構成で、出題範囲は物理基礎・物理の全範囲となります。運動、波、電気と磁気、原子などの各領域からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておく必要があります。設問内容は、穴埋め問題や組み合わせを問う問題、計算問題など多岐にわたり、解答形式は全てマークシート方式となります。

 

・化学

試験時間60分の大問5題構成で、出題範囲は化学基礎・化学の全範囲となります。物質の構成や化学結合、物質の変化などの各領域からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておくことが大切です。解答形式は全てマークシート方式で、設問内容は穴埋め問題や組み合わせを問う問題、計算問題など多岐にわたります。

 

どちらもほとんどが基礎的な学力を問う問題となるため、高校での授業をしっかりと聞き、一般的な参考書や過去問演習に取り組みましょう。

 

 

武蔵野美術大学造形構想学部基本情報

公式サイト

武蔵野美術大学造形構想学部

クリエイティブイノベーション学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate-ctsi/ci/

映像学科:https://www.musabi.ac.jp/course/undergraduate-ctsi/ias/

 

基本情報

創立年

2019年

生徒数

681人(2023年5月現在)

教育理念

教育目標

美術を総合的な人間形成をもって成るものと考える教育理念に基づく造形教育は、これからの社会に強く求められている自主性、人間性、思考力、表現力を育むものである。 本学部では、そのような総合的な人間形成としての造形教育と社会に対する広範な知識の教授を通じて、美術・デザイン領域のみならず、広く社会問題の解決や新たな人類価値の創出を行いうる柔軟な発想や構想力を有する人材、すなわち創造的思考をもって社会的イノベーションに寄与する人材を養成することを目的とする。

 

引用元:造形構想学部の教育理念・目標と3つのポリシー|武蔵野美術大学

 

武蔵野美術大学造形構想学部の特徴

武蔵野美術大学造形構想学部は、【クリエイティブイノベーション学科】と【映像学科】で構成されており、「創造的思考力」を駆使して、新たな価値を創出できる人材を養成しています。

 

【クリエイティブイノベーション学科】

社会の様々な問題、状況に対して主体的に課題を発見する力、課題を解決するためのプロセスを導く力などの習得を目指します。「実社会における学び」を重視しており、専門課程には、提携する企業、自治体と共創する「社会課題解決型プロジェクト」が設置されています。

 

【映像学科】

映像の価値を知るよき理解者や制作者の育成に取り組んでいます。映像、音、言語、造形という4つの側面から映像表現を学ぶとこで、映像分野の総合知識と表現技術の習得を目指します。写真、映画、アニメーション、CGなどの専攻分野があり、3年次からより専門的で高度な制作に取り組みます。

 

 

武蔵野美術大学造形構想学部キャンパス情報

鷹の台キャンパス

学部:造形学部・造形構想学部

住所:〒187-8505 東京都小平市小川町1-736

市ヶ谷キャンパス

クリエイティブイノベーション学科専門課程 3・4年次

住所:〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1-4

 

 

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