愛知大学文学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

愛知大学文学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

愛知大学文学部の偏差値は、学科・コースや入試方式によって異なり42.5~52.5程度となります。大学入学共通テストでは、6~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の倍率は、歴史地理学科が1.3~3.8倍、日本語日本文学科が1.1~2.4倍、人文社会学科が1.1~4.1倍、心理学科が1.1~6.0倍となり、歴史地理学科以外は後期入試が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

愛知大学文学部の一般選抜は、前期日程と後期日程に大きく分かれており、合計7つの入試種別があります。前期日程では、M方式入試、前期入試、数学重視型入試(心理学科のみ)、共通テストプラス方式入試、共通テスト利用入試(前期)の5種類、後期日程では、後期入試と共通テスト利用入試(後期)の2種類となります。メインとなる入試は前期入試で、試験日は4日程から選択することができます。3教科型となり、外国語と国語が必須、地理歴史・公民・数学から1科目を出願時に選択します。数学重視型入試(試験科目:数学・外国語・国語)と共通テストプラス方式入試(試験科目:大学入学共通テスト2教科2科目と独自試験1科目)では、前期入試と同じ日程、同じ入試問題を使用しますが、配点が異なります。M方式入試は1回の受験で複数学部・学科・コース、後期入試では1回の受験で学部と短大の併願が可能となります。各入試種別の詳細は必ず募集要項で確認し、自分に合った種別を選択して受験しましょう。

〈法学部・経済学部・経営学部・地域政策学部と同様〉

 

 

愛知大学文学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《前期日程(M方式/前期入試)》

試験時間80分の100点満点で、解答形式はM方式入試が全問マークシート方式、前期入試はマークシート方式と記述式の併用となります。大問4題構成で、大問1.2の現代文が必須、大問3の古文と大問4の漢文はいずれか1題を試験当日に選択して受験します。現代文は、評論文からの出題が多く、標準的な知識や読解力などが問われます。文化論や文学論、社会論などの評論文の読解問題に取り組み、文章の展開や論旨を把握できるようにしておくことが大切です。古文・漢文は、比較的読みやすい題材が使用されており、難易度は基礎~標準レベルとなります。基本的な古文単語や句形など、基礎を確実にマスターしておきましょう。例年、出題傾向が安定しているため、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。

〈法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部・地域政策学部・短期大学部と同様〉

 

数学の試験傾向と対策

《前期日程(M方式/前期入試)》

試験時間60分の100点満点で、解答形式はM方式入試が全問マークシート方式、前期入試が全問記述式となります。大問3題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)の範囲から出題されます。場合の数と確率、数列、微積分、三角比、三角関数、指数対数などがよく出題されますが、日程によって問題が異なるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておく必要があります。全体的な難易度は標準レベルで、問題数もそれほど多くはありませんが、試験時間が60分のため、時間に余裕はありません。教科書の例題や練習問題、問題集などで演習を重ね、複数年分の過去問も活用して出題傾向や形式を確認しておきましょう。

〈法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部・地域政策学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《前期日程(M方式/前期入試)》

試験時間80分の150点満点で、解答形式はM方式入試が全問マークシート方式、前期入試はマークシート方式と記述式の併用となります。M方式入試は、発音・アクセントの問題、文法・語法問題、語句整序問題、長文読解問題、前期入試は、長文読解問題と和文英訳問題が出題されます。どちらも全体的な難易度は標準レベルとなり、高得点での勝負となります。英単語や熟語、文法・語法、構文など基本事項を確実に押さえ、ケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。例年、出題傾向が安定しているため、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。

〈法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部・地域政策学部・短期大学部と同様〉

 

地歴公民の試験傾向と対策

《前期日程(M方式/前期入試)》

試験時間60分の100点満点で、「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治 経済」から1科目を選択します。前期入試の「地理B」「倫理、政治 経済」は、受験日によって選択できない場合があるため注意が必要です。解答形式について、M方式入試は全問マークシート方式、前期入試の「世界史B」「日本史B」はマークシート方式と記述式の併用、「地理B」「倫理、政治 経済」は全問記述式となります。

 

・世界史B

M方式入試が大問3題構成、前期入試は大問3~4題構成で、古代~現代までの幅広い時代、全地域の基本的な知識を身につけておく必要があります。全体的な難易度は、基礎~標準レベルとなるため、教科書や用語集などを活用して重要語句を押さえましょう。語句を覚える際は、時代の流れや背景などと関連付けた学習を行うことが大切です。複数年分の過去問にも取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

・日本史B

M方式・前期入試ともに大問3題構成で、全体的な難易度は基礎~標準レベルです。全時代から満遍なく出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておくことが大切です。史料を用いたやや細かな知識を問う問題も出題されるため、教科書だけでなく史料集も活用して、知識の理解を深めましょう。例年、出題傾向が安定しているため、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことも重要となります。

 

〈法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部・地域政策学部と同様〉

 

 

愛知大学文学部基本情報

公式サイト

愛知大学文学部:https://taweb.aichi-u.ac.jp/letters/

 

基本情報

創立年

1949年

生徒数

1,640人(2023年5月1日現在)

教育理念

【教育研究上の目的】

人文社会学科

文学・哲学・歴史・社会・芸術などの分野の幅広い基礎知識を総合的かつ領域横断的に習得し、多面的かつ広範な視野を獲得するとともに、各専攻の専門的な学習と卒業論文作成や卒業制作を通じて、テクストを読解し分析する力、ものごとを自ら考え新たなものを創造し表現する力を培い、批判力や他者と対話する力を育てる。これらを通じて、文化や社会に対する造詣をもち、学校教育、社会教育の場で指導的立場に立ちうる、また自治体、企業等の社会的活動の企画・立案・実施に従事できる人材を養成する。

 

心理学科

心と行動の科学を定義とする心理学の基礎的な方法を学び、人間や社会における問題点を自ら発見し、実験や調査、そして臨床研究によってその解決に導くことができる能力を習得させる。これらを通じて、客観的な視点から人間や社会を眺め、深く理解して、その成果を自らの日常生活や社会生活において応用できる人材を養成する。

 

歴史地理学科

過去の長い歴史的時間の中における人間や社会のありようやその変遷、人々が生活する地理的空間の存在形態や特質について深く学び、これを基点として、自身でテーマを決め、テクストの読解や現地調査を行って卒業論文を作成し、ものごとを自ら考えて新たなものを創造し表現する力を培う。これらを通して、客観的な視点から人間や社会、風土や環境を眺め、深く理解して、その成果を自らの日常生活や社会生活において応用できる人材を養成する。

 

日本語日本文学科

日本語の歴史的成り立ちや特色について学び、それを基点として日本文学や日本語表現学について深く思考することを通じて、日本文化を世界的視野の中で相対化しつつ捉え返すスキルを涵養する。その成果の上に立ち、これから様々な形で直面することとなる日本文化の問題点を敏感に察知し、時に批判的に、時に柔軟に受容していく知性を備えた人材を養成する。

 

引用元:大学全体の方針-教育研究上の目的

 

愛知大学文学部の特徴

愛知大学文学部では、人文・社会科学分野の学問研究を通し、教養と人間存在への洞察力を養い、混迷する現代を生き抜くための力を養います。「人文社会学科」「歴史地理学科」「日本語日本文学科」「心理学科」の4学科で構成され、それぞれの学科の中にコース・専攻が設定されています。1年次は、専攻選択の準備期間となっており、興味のある専攻の入門講義・入門演習などを履修するとともに、様々な学問分野について幅広く学び、2年次以降専攻に所属し、より深く学びます。学科・コースを決めてから入学した場合(一般選抜試験)は、2年次進級時に、学科・コース内の専攻に優先的に配属されます。

 

 

愛知大学文学部キャンパス情報

豊橋キャンパス

学部:文学部・地域政策学部・短期大学部

住所:〒441-8522 愛知県豊橋市町畑町1-1

 

 

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