国際医療福祉大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

国際医療福祉大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

国際医療福祉大学医学部の偏差値は65.0程度で、大学入学共通テストにおいては8.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は9.77倍で、国際医療福祉大学の中では最も合格のハードルが高い学部と言えます。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

国際医療福祉大学医学部の入試は、一般選抜・大学入学共通テスト利用選抜・特別選抜の大きく3種類となります。一般選抜は1日程のみで、一次選考と二次選考に分かれています。一次選考は理科・数学・英語の3教科と小論文(二次選考の合否判定に使用)が課され、二次選考は一次選考合格者に対して実施され、個人面接が課されます。個人面接は、約30分の面接を2回次実施します。また、二次選考後に三次選考を行う場合もあります。科目やその他の入試方式の詳細は入試ガイドで確認し、自分に合った入試方式を選択しましょう。

 

国際医療福祉大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《一般選抜》

例年、試験時間80分の150点満点で、大問4題構成となります。解答形式はすべてマークシート方式となるため、計算ミスやマークミス、マーク漏れなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)からの出題で、場合の数や確率、数列、ベクトル、複素数平面、微積分などが頻出分野となります。大問内の前半は基本問題で、後半になるにつれて難度が高くなり、計算量も多くなっています。複数年分の過去問や難関大、国公立大レベルの問題集で演習を重ね、基礎力~応用力を身につけましょう。

英語の試験傾向と対策

《一般選抜》

例年、試験時間80分の200点満点で、大問5題構成となります。大問1.2は語彙・文法問題で、基礎知識の定着が問われます。大問3は正誤問題で標準レベルとなりますが、時間をかけすぎずスピーディに解答する必要があります。大問4.5は読解問題で、医療・科学系の論説文が頻出となります。語彙や内容が難しく、正確に内容を読み解く力が求められるため、難度は高めとなっています。複数年分の過去問演習で出題傾向や形式を把握した上で、東邦大学や順天堂大学など他大学の過去問も活用し、応用力を養いましょう。

理科の試験傾向と対策

《一般選抜》

物理・化学・生物の3科目から2科目を試験当日に選択して受験します。試験時間は2科目合わせて120分で、解答形式はすべてマークシート方式となります。

 

・物理

例年、大問5題構成で、物理基礎・物理から出題されます。力学・熱力学・波動・電磁気の各分野から出題され、各大問は後半になるにつれて難度が上がります。また、約60分で解答するには設問量が多く、計算に手間がかかる問題もみられるため、易~標準レベルの問題から素早く正確に解答していく必要があります。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

 

・化学

例年、大問4題構成で、化学基礎・化学から出題されます。全体的な難易度は、高めとなります。分野を絞らずに、各分野の基本問題~難問までバランスよく解き込むことが重要となります。また、計算力とスピードが求められるため、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握するとともに、時間配分を確認しておきましょう。

 

・生物

例年、大問4題構成で、生物基礎・生物から出題されます。幅広い分野から出題されるため、分野を絞らずバランスよく学習することが大切です。年度によって難易度や、計算問題の量、考察問題の量が大きく異なります。どのような問題が出題されても対応できるよう準備しておく必要があります。時間配分などを確認するためにも、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

小論文の試験傾向と対策

《一般選抜》

例年、試験時間60分以内で、段階評価となります。テーマ型で、「日本における自由貿易と保護貿易について」「少子化の問題とその対策について」「日本の原子力発電所の稼働について」などのテーマが与えられ、600字以内で論述する必要があります。与えられた文章の内容を正確に理解した上で、自分の意見を論理的に筋道立てて説明する力が問われます。また、社会全体で取り上げられるような時事問題がテーマとなるため、国際的な時事問題にも目を通しておくことが大切です。小論文の書き方をマスターし、さまざまなテーマで実際に書く練習を行い、書いた文章は先生に添削してもらうことで、正しい言葉遣いや表現力を養っておきましょう。

面接の試験傾向と対策

《一般選抜》

例年、30分程度の個人面接が2回実施されます。どちらも受験生1人に対して、面接官3人となります。1回目の面接では、国際医療福祉大学を知ったきっかけや大学の志望理由、医師志望理由、高校時代に頑張ったこと、自己PRなど受験生個人に関する質問となるため、出願時に提出する志望理由書の内容を確認した上で、齟齬がないように答えることを心がけましょう。2回目の面接では、人工透析やヤングケアラー、子ども食堂、オンライン診療について、など時事問題を中心に、医療や社会に関する内容について質問されます。各用語の意味を答えるだけでなく、用語の定義と目的や問題点、それに対する対策などについて言及する必要があります。発言に矛盾があった場合、鋭く指摘されることもあるため、入念に準備を行いましょう。

 

国際医療福祉大学医学部基本情報

公式サイト

国際医療福祉大学医学部:https://narita.iuhw.ac.jp/gakubu/igakubu/index.html

基本情報

創立年

2017年

生徒数

830人(2023年5月1日現在)

教育理念

医学の分野について、理論及び応用の研究を行うとともに、それぞれ十分な知識と技能を有し、国際的な素養を身につけ医学の実践を担うことのできる応用能力及び豊かな人間性を備えた医師を育成する。

引用元:教育研究上の目的|大学案内|国際医療福祉大学

国際医療福祉大学医学部の特徴

国際医療福祉大学医学部は、国内外で活躍できる医師の養成を目指しており、7人に1人が留学生という国際的な学修環境のもと、世界水準の医学教育を展開しています。1・2年次の医学科目のほとんどが英語で行われているほか、アジアや欧州の病院を中心に必修で4週間の海外臨床実習を実施しています。医療福祉の総合大学としての強みを生かした「関連職種連携教育」を実施しており、様々な医療福祉専門職の専門性を理解するとともに、連携の在り方やコミュニケーションの方法を修得することができます。

 

国際医療福祉大学医学部キャンパス情報

成田キャンパス

住所:〒286-8686 千葉県成田市公津の杜4-3

 

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