実践女子大学生活科学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年11月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

実践女子大学生活科学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

実践女子大学生活科学部の偏差値は、学科や専攻、入試方式によって異なり37.5~47.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、6~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.1~8.5倍で、Ⅱ期2科目型の食生活科学科管理栄養士専攻が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

実践女子大学生活科学部の入試は、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜・特別選抜・3年次編入学の大きく分けて5種類となります。一般選抜には、Ⅰ・Ⅱ期と、<大学入学共通テスト利用>のⅠ~Ⅳ期(Ⅳ期は現代生活学科のみ)があります。一般選抜Ⅰ期は、A日程とB日程の2日程で、それぞれ2科目型・3科目型・3科目型(外部試験利用方式)に分かれています。一般選抜Ⅱ期は、2科目型と2科目型<高校時代活動評価方式>に分かれています。一般選抜は全学部統一方式となるため、1回の受験で複数学科・専攻への出願が可能となっています。試験内容は、学科や入試方式によって異なるため注意が必要です。募集要項で詳細を確認し、自分に合った入試方式を選択しましょう。

 

 

実践女子大学生活科学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜Ⅰ期A日程(全学部統一入試》

解答形式はマークシート方式となります。長文読解問題が3題で、すべて現代文から出題されます。設問数は各大問につき8~12問程度となります。傍線部に関する正しい説明や理由説明などの内容把握に関する問題のほか、漢字や接続詞、慣用句、文学史などの知識問題も含まれます。さまざまなテーマの文章を読み、速読力や精読力を養いましょう。また、知識問題を得点源とするため、毎日コツコツ学習を続けるようにしましょう。

〈文学部・人間社会学部と同様〉

 

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜Ⅰ期A日程(全学部統一入試》

解答形式は記述式となります。大問4題構成で、数学Ⅰ・Aの範囲から出題されます。どの分野から出題されても解答できるよう、まんべんなく学習することが大切です。2023年度は、方程式や自然数、2次関数、場合の数、三角比などに関する問題が出題されました。出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

〈文学部・人間社会学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜Ⅰ期A日程(全学部統一入試》

解答形式はすべてマークシート方式となります。大問5題構成で、読解問題、会話文問題、適語補充問題、同意文適語補充問題、語句整序問題がそれぞれ1題ずつ出題されます。読解問題は比較的短めの文章を読んで、5つの設問に解答します。会話文問題は、適語補充形式となっています。知識問題が大半を占めているため、単語や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけておく必要があります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

〈文学部・人間社会学部と同様〉

 

地歴公民の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜Ⅰ期A日程(全学部統一入試》

※2科目型 生活環境学科・現代生活学科/3科目型 食生活科学科以外

 

・日本史B

大問3題構成で、各大問につき14~17問程度の設問が用意されています。各大問ごとに2~3題のリード文があり、各リード文を読んでそれぞれの設問に解答する形式となります。解答の大半は選択式となりますが、国名や人物名、法律名、下線部に関する出来事の名称、空欄に当てはまる語句などの記述解答が必要な問題も含まれます。教科書に漢字で記載されているものは、正しく読み書きできるようになっておきましょう。また、幅広い時代の出来事から出題されるため、各時代の出来事をまんべんなく学習しておくことが大切です。

 

・世界史B

大問4題構成で、各大問につき9~13問程度の設問が用意されています。各大問ごとにリード文や略年表があり、それらをもとに設問に解答する形式となります。解答の半数は選択式で、残りの半数は人物名や政策名、理念、都市名、作戦名などを記述する問題となります。特に、人物名を解答する問題が複数出題されるため、漢字やカタカナで正しく記述できるようになっておくことが大切です。出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

 

〈文学部(2科目型 美学美術史学科/3科目型)・人間社会学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜Ⅰ期A日程(全学部統一入試)》

※2科目型 生活文化学科以外除く 生物基礎もしくは化学基礎のいずれかを選択することができます。

 

・生物基礎

大問4題構成で、各大問につき設問が10問用意されています。解答の大半は選択式となりますが、30~70字程度の記述式問題も複数出題されます。また、計算問題も含まれるため、計算ミスなどのケアレスミスには注意しましょう。生物基礎の幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組みましょう。

 

・化学基礎

大問5題構成で、化学基礎のすべての範囲から出題されます。設問数はそれほど多くないため、ひとつひとつの問題を丁寧に解答することを心がけましょう。解答の大半は選択式ですが、化学反応式や物質量、計算過程を含むモル濃度を記述する問題も出題されます。各分野の基礎知識をしっかりと身につけたうえで、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

 

〈文学部(3科目型 国文学科)・人間社会学部(3科目型)と同様〉

 

実践女子大学生活科学部基本情報

公式サイト

実践女子大学生活科学部:https://www.jissen.ac.jp/learning/hles/index.html

 

基本情報

創立年

1965年

生徒数

904人(2023年5月1日時点)

教育理念

生活科学部

生活科学部では、食物、栄養、健康、衣服、もの、住まい、ライフスタイル、幼児・保育に関する広い学識を授け、各々の専門に係る職業に必要な知識と能力の養成を目的とする。

 

食生活科学科

食生活科学科では、社会で必要とされる健康と栄養、食と暮らしのスペシャリストを育成する。さらに、食関連の職業に就いたときに活躍できる能力と、取得した資格に相応しい実力の養成を目的とする。

 

管理栄養士専攻 食物、栄養、健康に関する広い学識を授け、管理栄養士として、また、食品衛生監視員・管理者として実務に適用できる人材の育成を目的とする。

 

食物科学専攻

食物、栄養、健康に関する広い学識を授け、フードスペシャリスト、家庭科教員、食品衛生監視員・管理者として実務に適用できる人材の育成を目的とする。

 

健康栄養専攻

食物、栄養、健康に関する広い学識を授け、栄養士、栄養教諭、食品衛生監視員・管理者として実務に適用できる人材の育成を目的とする。

 

生活環境学科

生活環境学科では、衣服、もの、住まいに関する広い学識を授け、専門性を要する職業に就いたときに活躍できる能力の養成を目的とする。

 

生活文化学科

生活文化学科では、人の生涯発達、家族・家庭、保育・教育に関する広い学識を授け、生活を探究し、専門性を要する職業に就いた時に活躍できる人材の育成を目的とする。

 

生活心理専攻

生活の営みと人間の生涯発達を総合的にとらえ、社会の変化に伴う家庭経済や家族関係、ならびに心身の健康に関する生活課題について、心理学的方法を基礎として理解、考察し、生活の向上を図る能力の養成を目的とする。

 

幼児保育専攻

家族とともにある子どもの発達を理解し、子どもと家族を総合的に支援する観点から、必要な基本的知識・技能・態度を身につけた保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の育成を目的とする。

 

現代生活学科

現代生活学科では、現代生活の問題を構造的に捉えクリエイティブに解決できる人材の育成を目的とする。

 

引用元:実践女子大学 教育研究上の目的

 

実践女子大学生活科学部の特徴

実践女子大学生活科学部は、【食生活科学科】【生活環境学科】【生活文化学科】【現代生活学科】の4学科で構成されています。

 

【食生活科学科】

健康と栄養、食と暮らしのスペシャリストを育成しています。管理栄養士あるいは食品衛生監視員・管理者の育成を目的とする〈管理栄養士専攻〉、フードスペシャリスト、家庭科教員、食品衛生監視員・管理者の育成を目的とする〈食物科学専攻〉、栄養士、栄養教諭、食品衛生監視員・管理者を目的とする〈健康栄養専攻〉が設置されています。

 

【生活環境学科】

〈CREATIVITY〉〈SOCIETY〉〈SCIENCE〉の3つの軸から「デザイン」を学び、社会を変える力、自分の人生をつくる力を身に付けることを目指します。必修科目は、各学年に1つずつの4科目のみで、自分の興味や修得したい専門性に応じて、自分に合ったカリキュラムを自由に組み立てることができます。

 

【生活文化学科】

日常生活のなかで起こるさまざまな問題や課題を、心理学の視点から探究し、解決に導く力を育てる〈生活心理専攻〉、保育や教育分野に加えて、心理や福祉、健康などの領域も幅広く学ぶ〈幼児保育専攻〉が設置されています。〈幼児保育専攻〉では、保育士、幼稚園教論、小学校教諭の資格(免許)の取得が可能となっています。

 

【現代生活学科】

現代の暮らしと社会の諸課題とその解決法を、「環境」「メディア」「⾃⽴」の3つの領域から横断的に学修します。1年次から、企業や行政、地域などと連携したプロジェクト型演習を多く取り入れており、探究力や企画力、プレゼンテーション力を実践的に身につけることができます。

 

 

実践女子大学生活科学部キャンパス情報

日野キャンパス

住所:〒191-8510 東京都日野市大坂上4-1-1

 

 

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