神奈川大学理学部に受かるには？入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

神奈川大学理学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

神奈川大学理学部の偏差値は、学科および入試方式によって異なり42.5～50.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、5.5～7割程度得点することが合格の目安となります。2023年度一般入試の競争倍率は1.4～7.0倍で、後期の理学科生物コースが最も高くなっています。神奈川大学の中では、比較的合格のハードルは低いと言えます。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

神奈川大学理学部の一般入試は、前後期日程の3科目型（A方式）、前期日程の得意科目型（B方式）、共通テスト併用型（C方式）となります。コースによって試験科目が異なるため、募集要項で科目を確認する必要があります。得意科目型（B方式）は、それぞれのコースの特徴を反映した2科目型の試験となるため、得意科目がある場合は挑戦してみると良いでしょう。全体的な難易度は標準レベルとなるため、基礎知識をしっかりと身につけ、複数年分の過去問演習で出題傾向を把握しておくことが大切です。

 

神奈川大学理学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《A方式》

例年、大問2題構成で、試験時間は70分です。大問1が現代文、大問2が古文で、解答形式はすべてマーク式となります。設問は漢字の書き取りや四字熟語、空所補充、内容説明など多岐にわたります。読解問題の文章が長めとなっているため、速読力・精読力が必要となります。難易度は標準レベルとなるため、基礎知識をしっかりと身につけて、基本問題は確実に得点できるようにしましょう。大学入学共通テストを含む、複数年分の過去問演習で、たくさんの長文に触れておくことが重要となります。

〈法学部・経済学部・経営学部・外国語学部・国際日本学部・人間科学部・建築学部・化学生命学部・情報学部と同様〉

数学の試験傾向と対策

《A方式》（理学部（生物コース））

例年、大問3題構成で、試験時間は70分です。大問1が小問集合で答えのみの記入、大問2.3が応用問題で記述式となります。数Ⅰ・Ⅱ・A・B（確率分布と統計的な推測を除く）からの出題で、場合の数や図形と計量、微分・積分、数列・ベクトルが頻出分野となります。小問集合では、基礎～標準レベルの問題が出題されるため、確実に得点できるようにしましょう。応用問題では完全記述式となるため、途中の式や計算過程などを丁寧に記述し、ケアレスミスをしないよう注意が必要です。

〈化学生命学部と同様〉

 

《A方式》（理学部（生物コース以外））

例年、大問3題構成で、試験時間は90分です。大問1が小問集合で答えのみの記入、大問2.3が応用問題で記述式となります。数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B（確率分布と統計的な推測を除く）からの出題で、場合の数や図形と計量、微分・積分、数列・ベクトル・三角関数が頻出分野となります。小問集合では、基礎～標準レベルの問題が出題されるため、確実に得点できるようにしましょう。応用問題では完全記述式となるため、途中の式や計算過程などを丁寧に記述し、ケアレスミスをしないよう注意が必要です。

〈工学部・建築学部（建築学科建築学系・都市生活学系<理系型>）・情報学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

《A方式》

例年、大問4題で構成されており、大問1～3までを試験時間70分で解答します。大問4については解答の必要はありません。大問1が読解問題、大問2が会話文の空所補充問題、大問3が語彙・文法などの知識問題となります。難易度は標準レベルとなりますが、全体的に問題の分量が多いため、時間配分には注意が必要です。知識問題は基礎的な内容を問われるため、単語や文法、イディオムをしっかりと身につけて完答を目指しましょう。複数年分の過去問演習で、出題傾向を把握しておくことも大切です。

〈法学部・経済学部・経営学部・人間科学部・工学部・建築学部・化学生命学部・情報学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《A方式》

・物理

例年、大問3題構成で試験時間は70分となります。大問1はマーク式の小問集合、大問2.3は記述式の応用問題です。難易度は易～標準レベルとなるため、特に小問集合では確実に得点できるようにしましょう。応用問題では、説明・途中式・計算過程などの記述が必要となるため、要点をまとめて簡潔に表現する力が問われます。力学や電磁気、熱、波動の各分野からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようにすることが大切です。

〈工学部・建築学部建築学科（建築学系・都市生活学系<理系型>）・化学生命学部・情報学部と同様〉

 

・化学

例年、大問3題構成で試験時間は70分となります。解答形式はマーク式と記述式の併用となっており、難易度は易～標準レベルです。有機分野・無機分野・理論の各分野からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習することが大切です。また、構造式や計算問題の記述練習を重点的に行うと良いでしょう。

〈工学部・建築学部建築学科（建築学系・都市生活学系<理系型>）・化学生命学部・情報学部と同様〉

 

・生物

例年、大問3題構成で試験時間は70分となります。解答形式は記述式で、知識問題の割合が多い傾向にあります。基礎知識をしっかりと身につけて、記述できるようにしておきましょう。また、数十字程度の論述問題も出題されるため、要点を簡潔にまとめて記述できる表現力を養う必要があります。

〈化学生命学部・情報学部計算機科学科と同様〉

 

神奈川大学理学部基本情報

公式サイト

神奈川大学理学部：http://www.sci.kanagawa-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1989年

生徒数

1,517人（2023年05月時点）

教育理念

教育研究上の目的

本学部は、理学の諸分野の基礎と専門分野の知見を総合し、科学的なものの見方と論理的な思考能力を身につけ、社会の中核として活躍できる人材の育成を目的とする。

引用元：教育研究上の目的

神奈川大学理学部の特徴

神奈川大学理学部は、自然界の「なぜ」に 理学の全分野から挑む学部です。2023年にそれまでの学科制から、【理学科】1学科制へリニューアルされました。学科内には、〈数学〉〈物理〉〈化学〉〈生物〉〈地球環境科学（地学）〉と、すべての分野を幅広く学ぶことができる〈総合理学〉の6コースが設置されています。どのコースに所属しても、自分の興味・関心に応じて科目を自由に幅広く履修することが可能となっています。

 

神奈川大学理学部キャンパス情報

横浜キャンパス

学部：法学部・経済学部・人間科学部・理学部・工学部・建築学部・化学生命学部・情報学部

住所：〒221-8686　神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1

 

オンライン家庭教師WAMの神奈川大学理学部受験対策

神奈川大学理学部の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。

専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、神奈川大学理学部の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。

また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。